2018年の高尾山ハイキングメモ.歩いた日は1月7日,1月21日,5月6日,9月23日,10月6日,10月21日,12月29日です.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:ほぼ晴
歩行距離:(推定21kmくらい...GPS操作ミス)
時間:総時間で8時間
痛くなったところ:右ひざ
一旦もみじ台に上り,富士山を眺めてみる.快晴で白い峰がくっきり浮かび上がっている.ただ途中で眺めたときより南斜面に貼り付くこれまた真っ白な雲は増えつつあるようだ.
これより奥高尾の標識に戻り,北ルートを歩く.期待の霜の花は比較的小振りながらポツンポツン黒い大地に真っ白な姿を見せている.咲いてて良かった~
何よりびっくりしたのは,2007年24日間カイラスの旅でご一緒したUさんに,声を掛けられたことだ.よくぞ覚えておいて下さいました,ありがとうございます.私は甚だ失礼なことに,Uさんのことが直ぐには思い出せず,徐々に一部記憶が蘇った.嬉しい,懐かしいです!蘇ること自体もまた旅の楽しみの一つですね.(最近,短時間記憶テストでヤバそうなカナジーの場合特に意義がありそうな.....)Uさんご自身は達者だが,諸事お忙しいそうで長い旅行は控えておられるという.機会がありましたらぜひまたご一緒に.
下はこの先下山するまでの間で見かけた霜の花
富士山の南斜面雲はやや増えていた.
年末のこの時期,中央高速は混み合っても不思議はないが,今のところ全然問題なさそうだ.結構なことだ.
景信山先,明王峠手前辺りでは間伐作業中だった.伐採した木をこのまま放置するのか,それとも斜面を横切るように並べ,杭で落下を防止するのか,あるいはヘリで運び出すのか.....この先注目したい.
これで結構さっぱりしたのは確かだ.
ここは明王峠手前.暫く前に,間伐ではなく一本残さず完全に伐採したエリア,冬はいいとして,他に季節は暑くなった.
トレイル脇のすすきは趣あるが,これは伐採で原っぱになったお陰かな.
信玄茶屋は他2つの茶屋と比べて比較的休業が多いのかと思っていたが,この日は営業していた.この日はさすが秋の頃と比べるとハイカーが少ないが,がんばって店を開けておられる.
殆どの部材が組み立てられ,透明ビニール波板の屋根も葺かれたように見える.たったお一人で奮闘された旦那さんご苦労さまです.
その後与瀬神社境内を通過して下った.与瀬神社は新年に向け新しいしめ縄が架けられていたが,最近テレビでよく出る,バカでかいサイズとかではなく,ごく控えめな大きさだ.どうぞ良いお年を.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:完璧な秋晴れで終日快晴
歩行距離:21.84km
歩行時間:7時間23分,全時間:8時間1分.
痛くなったところ:あちこち疲労.
京王高尾山口駅前は圧倒的な人の波だ.気温湿度ともに文句なしの秋晴れで,大繁盛だ.トレイルも混むであろう.
この日は6号路から入った.前の晩ところによっては大雨だったらしいがこの辺は降らなかったようで,路面はぐちゃぐちゃしていない.
6号路の沢を過ぎると,緩やかなスロープに引き続き階段に入る.高尾山の階段の長さでは一番かな....そしてやがて写真の終盤に差し掛かる.やれやれとホッとする.
6号路から高尾山頂に至ると,やはり大変繁盛している.そしてくっきり富士山を眺め,ほんの少し色付いた紅葉の下をくぐり,これより奥高尾南ルートを歩き,一丁平に着く.
一丁平辺りでもモヤは掛からず富士山がとてもクリアに見える.夏から急に晩秋に入ったみたいだ.
この日は遅くスタートしたため,それと歩くのがのろまになって陣馬山は遅く着いた.それでもまだ快晴は継続し,富士山も全容が望めた.ただ完全に逆光になるので見た目にはイマイチだ.
新大平小屋は屋根工事の途中で中断していた.遅い時間なのでこの日の工程は終わったのであろう.
そして以前は見なかった標識が立てられていた.とても見やすくわかり易い.やはり新大平小屋建設のボランティアの男性が立てて下さったのでしょうか.
色々あった中で特に目立ったもの.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:ほぼ晴
歩行距離:19.56km
歩行時間:6時間42分,全時間:8時間33分.
痛くなったところ:指先(爪)は継続.
この日は稲荷山コースから歩いた.するとトレイルには倒木が横たわり,歩くのに大きな妨げになりそうなところは多分当局の方が切断し,トレイルから外してくれていた.ありがとうございます.こうした倒木はいたる所に見られ,台風24号の傷跡の深さを思い知らされる.
ここは明王峠の先辺りだ.ブナであろうか,大きな木が根本から起こされ,倒れており,先端が他の木にもたれ掛かっている.大木と言えども根は意外に深くないことが見て取れる.これにはちょっと驚いた.
なお明王峠茶屋の敷地内でも2本も倒れていた.この日は休業していたが幸い家屋に被害はないようでまだ幸いだった.
陣場から明王峠茶屋に戻り,JR相模湖駅に下った.このルートも倒木が目立った.ただ建設中の大平小屋は無事なようでホッとする.
今年はこれで打ち止めであってくれればいいが.....10月が過ぎないと安心はできないかな.
☆アズマヤマアザミ(東山薊)はアザミなのに花の形態がナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)のようだ.初めて見た(気付いた)
ヤマボウシ(山法師)は殆ど葉が落ち,実のみが残っている.
美人薄命なる言葉あるも,このレイジンソウ(伶人草)は長く咲いている.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴れたり曇ったり
歩行距離:22.38km
歩行時間:7時間05分,全時間:8時間08分
痛くなったところ:結構疲れた
実に久しぶりの高尾山だ.ビショビショでも比較的滑りにくい路面の6号路から入った.幸いこの日は雨がない予報で幸いだが,気温は高い.大汗をかく,特に沢の先の長い階段では汗びっしょりになった.
6号路終盤でサイレンが聞こえる.はてどの辺りであろうか,お寺さんの方か?それとも山頂方面か?
6号路はやがて5号路に交わり,5号路を右に進む.そのうち一号路(写真のトイレの場所)に出ると,サイレンの音など何やら騒々しい.そして消防車や救急車が山頂方面から下って来て,5号路に折れ下へと向かっていった.
消防車,救急車,パトカー,それに消防バイク,狭い道幅を通るために小型タイプだ.こうした特殊車両も揃えてあるんだな~と感心した.
そしてそうした車両が下ってきた山頂に至ったが,ビジターセンターや茶屋にはボヤとか何ら異常の様子は見当たらない.幸い直ぐに消火し,大事には至らなかったのかも知れない.
ただ山頂の人出は好天で連休のためかものすごかった.海であれば芋洗いと形容しても過言ではないが,はて山で相当する言葉は.....
一丁平のヤマボウシは順繰りに熟して来たようだ.一匹のハチがヤマボウシの実を抱き込み,一心不乱で食べている.傍に寄っても全然逃げる気配はない.余程気に入っている様子だ.そしてその実は外皮を残し,ほぼ完食の様相だ.あちこち食い散らさず,一つ食べ終えるというなかなかいいマナーだ.
城山先を歩いていると,ガマズミの赤い実の房を眺めていると,赤い実より大きく,産毛の生えた薄緑球体が絡まっていた.最初別の蔓性植物が絡まっているのかな~と些細に見てみたら,ガマズミの房の一部が薄緑球体に変化している様子だった.
不思議に思って帰宅後ググってみたら,どうやら『ガマズミミケフシ』と呼ばれ,ハエの一種『ガマズミミケフシタマバエ』がガマズミの実内部に卵を産み,それが成長していくうちに大きく膨れ上がりこぶになるらしい.ごく自然な植物の実に見えただけに驚くばかりだ.
また虫こぶはガマズミの実だけでなく,いろいろな植物の葉や茎など各種部位に,いろいろな生物が寄生して形成されるそうだ.
影信山脇を行くとクサボタン(草牡丹)が盛りだった.花びらの先がクリルと巻いている様子が可愛らしい.
ということで花はボタンとは似ても似つかないが,葉っぱが似ていることが名の由来ということだ.
有毒で,薬用植物でもあるそうだ.つまり毒にも薬にもなるということでしょうか.
この日は今年最多か,陣馬山もすごい人出だった.降る気配はなかったし,結構なことだ.
大平小屋の建て替えボランティアの男性が今日も頑張っておられた.今日は屋根の半分が完成しました,と言っておられ,みると確かに前側は出来上がっていた.これからも怪我のないよう頑張って下さい.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:ほぼ晴れ
歩行距離:21.22km
歩行時間:6時間45分,全時間:7時間41分
痛くなったところ:大丈夫そう
ゴールデンウィーク最後のこの日,混雑回避のため6号路は上り一方交通に設定されている.
上り口から歩き,沢を越えると階段の上りが待っている.写真は階段の終盤部分だ.丸太の土留めがあるに拘らず土が流されているが,路面はよく乾いており,歩きやすい.
6号路から高尾山頂に出ると,なかなかの人出だった.そして富士山が実にくっきり見えている.この季節にしては意外なことのように思える.
途中花など撮りながら陣馬山山頂に来た.普通の週末くらいの人出であろうか.陣馬山付近は気温が低いので快適だが,雲も出てきたようで,日照りも避けられそうだ.ただ富士山の辺りはほぼ雲の中に入ったようだ.
陣馬山から明王峠に戻る.そしてここから与瀬神社に下る前にうどんを食べて腹ごしらえした.
下る途中,建設中の大平小屋は既に柱と梁は組み上がり,屋根の工事に入りそうな段階だった.
そして与瀬神社を経て,JR相模湖駅に着いた.この日は平地で2,3日足慣らした新しい靴であったが,マメなどできることなく問題なく済んだ.
ギンラン(銀蘭)には初めて出合った.少なくとも葉っぱは隣のキンランによく似ている.まだ半開のようであるが,あと2,3日すると開くのかな.....調べてみると,キンランと違ってあまり開かないのが特徴と説明されていた.元来地味な質のようだ.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:朝方曇り,後に晴
歩行距離:20.33km
歩行時間:6時間36分,全時間:7時間20分.
痛くなったところ:まあまあか
高尾山口駅にはこの日もかなりのハイカーが降り立った.でも前回7日と比べると結構疎らであるようだ.前回はまだ正月の範囲内であったが,今日は既にそれらが過ぎ,花も見えないし....と云うことであろう.
城山近くのトレイルを進んだ.この辺りの隈笹は刈り取られず両側に生えている.名のごとく葉っぱの縁だけが隈取りのように白く枯れる様が妙だ.
雪の着いた隈笹もいいもんだが,天気予報によれば明日は雪になるというから,そんな隈笹になるであろう.いや,それどころではない大雪かな.....
一旦陣馬山に上り,再びここ明王峠に戻った.まだ午後2時を少し廻ったくらいだが,誰もいない.こんなことは滅多にないことだ.
なおトレイルでは大手旅行社のツアーグループなど,それなりにハイカーに出会ったのはもちろんである.
与瀬神社に下ると,手水場脇に鮮やかな赤い実の植物が見えた.凸状にカールし,赤みがかった葉っぱはとても特徴的に見えるが,はて何の木であろう.Google画像検索してみたが見つからなかった.ナンテン(南天)の一種であろうか?
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日ほぼ快晴
歩行距離:21.32km
歩行時間:6時間18分,全時間:7時間06分.
痛くなったところ:まあまあか
昨年10月来久しぶりで京王線に乗ったら,シート構造が新しくなっていた.従来ドアとドア間は7人分,色分け若しくは凹みで区分されていた.朝乗ったこの車両は二人分づつ肘掛けで区分され,合わせて6シートとなっており,従来より一人分少なくなっている.多分これで実質定数以下で専有されるケースが減るのではないでしょうか.
ただこのシートはこれに留まらず,さらに大きな仕掛けがあるようだ.ニュース記事を参照すると,このシートは写真のロングシートからクロスシート(走行方向に直交)に回転できるようだ.そして今年春くらいから予定されるらしい有料特急車両として運行するようだ.面白い.
今年も正月から盛況だ.稲荷山コースにはどんどんハイカーが上っていく.まだ小学校は冬休みなのでお子さん連れの家族もしばしば見かける.
今シーズンは12中旬から寒い日が多かったので,多分その頃から盛大にシモバシラの茎に咲いたのであろうと思われ(私はそのころ訪れてない),従ってシモバシラの茎も壊れたのではなかろうか.加えてこの日は気温もあまり低くなく,霜の花はあまり期待できまいと思っていた.
そして実際あまり見かけることは多くなかった.それでも小振りながら幾らかできたての花を見ることができた.少しでも見えて良かった.
一丁平先北斜面の林が丸ごと伐採され,きれいになっていた.トレイル脇には作業用ロープを張るためとみられるくびれを入れた切り株が残されている.
ところでこうした間伐ではなく全面的伐採は如何なる目的でなされるのでしょうか?花粉症対策でしょうか....
やはり冬だ,小仏峠から望む富士山と相模湖はくっきりしている.ただ今年の富士山は積雪量が少ないようで,8合目や9合目でも白くないところが結構多い.
中央高速も日曜日に拘らず上り線が然程混んでいない.多分明日が成人の日の祝日のためであろうか.
一旦陣馬山に行った後,明王峠に戻り,相模湖トレイルを下った.以前大平小屋の建て替えボランティアの男性に聞いたとき,柱の根元が腐りやすいので,コンクリートで固めたいと話されていたが,一部柱根本はコンクリート基礎ができあがっていた.たった一人で大変な作業だと思いますが頑張ってください.