トルコへ行くfly to Turkey

このトルコへ行く編では,成田へ行くとき,カイロへ飛び,続いてイスタンブールへ飛んだときの写真を載せました.


イスタンブール付近のGoogleマップ

私たちは先ずマーカー1のエジプトの首都カイロを経由し,マーカー18で示すトルコの首都イスタンブールへと向かった.

イスタンブールは黒海の南西端,こことマルマラ海とを繋ぐボスポラス海峡を跨いで位置している.

成田空港へgo to Narita airport by JR Narita express

渋谷からの成田エクスプレス(NEX)

渋谷から成田エクスプレス(NEX)で成田へ

この日は先ず小沢一郎氏が,検事役の指定弁護士によって一審の無罪判決が不服として上告されたことに驚く日だった.

それはそれとして,こちらは夕方から遊山に出掛ける段取りで,うきうきだ.一昨日のように竜巻を伴う大荒れの天気になるかもとの予報が出ていたが,僅かに小雨がぱらつく程度で幸いだった.幾らでも時間はあったのだが丁度帰宅ラッシュの頃なので渋谷駅からNEX47号で成田空港に行くことにした.長い連絡通路をたどり同駅NEXホームに着くと少し時間が早かった.待っていると湘南スカイライナーやりんかい線直通列車などいろいろ通っていることを知り,改めてJRの運行技術に感心する.渋谷を出ると品川,東京と通過するのだが,品川で乗り東京で降りていくお客さんがいた.無検札なので山手線代わりかも....?

成田第一ターミナルで降り,ツアー会社のカウンタでEチケットを受け取り,急遽代理添乗担当になったというOさんに説明を聞く.ネムルート山麓のキャフタで予定されていたホテルがオーバーブッキングで,アディヤマン(Adiyaman)のホテルに変更になった旨知らされた.アディヤマンはキャフタの西20分くらいにあって,もっと大きい街のようだ.このホテル変更は,旅行業約款に従い後日払い戻してくれるそうで,端から嬉しいことだ.

カイロへfly from Narita to Cairo

カイロ行きエジプトエアー離陸前のコーラン(多分)

エジプトエアー離陸前のコーラン(多分)

エジプトエアーにチェックインに向かう.先ずはあまりの待ち列の長さにビビる.結構余裕を持って来たと思っていたが殆ど列の最後尾で,渡されたB777-300ERのシートはこれまた殆ど最後尾53Gだった.

出国審査を過ぎ,搭乗ゲートをくぐったところで再びボデイと荷物チェックがあった.成田では珍しいことのように思える.

乗り込み,安全ガイダンスに続いてLCD画面には,写真のようなモスクを背景にアラビア文字テロップが右向きに流れる,同時にアラビア語の朗唱が流れる.多分コーランの一節か,或いは,アラーは唯一の神なり....とか,きっとイスラムにゆかりの文言であろう.PIA(パキスタン航空)もやはり流れるが,それより長いような気がした.

乗ってしばらくするとビーフの夕食(他もあり)を出してくれた.また深夜におにぎりとどら焼き(珍しい!)の間食,到着2時間前に鯖の朝食(他も選択可)を出してくれた.どこのエアラインも魚の種類や調理法に触れることなく,『サカナ』としか言わないし,煮た白身魚が多いが,今回は焼き鯖(好まない人も多いが)で,美味しかった.

シートにはタッチパネル付きLCD画面を備え,オンデマンド映画が一応あるのだが,画面は綺麗ながらも音声がひどく,何をしゃべっているのか皆目解らない.自分の席だけだったのかも知れないが残念だった.でも音楽チャンネルは割りとちゃんと聞こえたから,さてどうなんだろう?

イヤホーン端子の下にUSBとLANの差込口が備えられていた.少なくともiPodはUSB端子で充電できた.機内誌でもガイドが見当たらなかったがLANでネット接続できるのではと思われる.


カイロまで14時間くらいのフライト

カイロまで14時間くらいのフライト

地球の自転方向の関係で,カイロ往きは14時間強のフライトとなる予定だ.B777-300ERのシートが殆ど最後尾53Gだったためか,中国上空辺りでは長時間ひどい揺れで,かなり応えた.

写真はアナトリア上空辺りで,この2時間くらい後,カイロに定刻より少し早く朝4峙前に到着した.今は夏時間で日本との時差は6時間かと思っていたが機内の案内放送で通常の時差7時間のままだそうだ.昨年まであった夏時間制が今年は廃止されたのだそうだ.私は個人的に夏時間制を毛嫌いしているので,他国のことながら喜ばしい.それに緯度も高くないし,晴天率も高そうなエジプトで夏時間制は元よりそぐわないのではないか?なおこれから向かうトルコはエジプトと同じタイムゾーンにあるが,今は夏時間で,日本とは6時間の時差になる.

カイロ空港到着時,写真のナビゲーション画面の通過距離は10,476kmを表示していた.いや~遠いものだ.なおエジプトエアはスターアライアンスメンバーで,これは全日空とのコードシェア便でマイレージが付くのだが,画面はkm表示だけでマイル表示はない.潔いですね.


カイロ空港で長時間待つ

カイロ空港で長時間待つ

揺れたが順調なフライトで,定刻より早く到着,それでなくとも長いカイロでの待ち時間は一層長くなった.空港内に留まるが外は21℃くらいというから成田と同じくらいであろうか?エジプトエアカウンタで乗り継ぎ便のチェックインを済ませ,X線検査を抜けた.お茶のボトルも何も言われずに済んだ.次の搭乗ゲートではさすがダメであったが.

荷物検査後乗り継ぎカウンタで手続き,時間はたっぷりあり過ぎる.あまり広くないカイロ空港の通路兼待合室辺りで通る人を眺めて時間を過ごす.黒いチャドルで,中には目だけ出した女性も多いのがカイロらしいと思う.


カイロでカラフルな装いはアフリカの香り

カラフルな装いはアフリカの香り

とってもカラフルな装いの女性もしばしば通り過ぎるが,はてどこの国の女性かな~?心持ちエジプトの女性より肌が黒いように見えるから,例えばスーダンとかエジプトより南にある国の人たちであろう.

何れにしても中年,いや4,5歳くらいの子を連れた母親でも恰幅良い女性が目立つ.これは中東の女性全般に見られる傾向で,宗教的観点から仕立てられていると云う寸胴ルックのチャドルに合わせ,むしろ過剰に適合させているように見える(皮肉です).


ヒエログリフはカイロの香り

ヒエログリフはカイロの香り

カイロ空港の売店はヒエログリフが壁に描かれていた.まさしくカイロの香りだ.

ところでカイロ空港の欠点は狭いことだ.長い乗り継ぎ時間がある場合,ゲート内に入れないので,通路に並ぶベンチで待機するのだが,その数は少ない.座ると蚊が刺しに来る.何とか2匹手で叩いてやっつけたら,手が血だらけになった.藪や沼が無さそうな乾いた土地なのに,蚊がこんなにいるのはちょっと謎だ.

カイロからイスタンブールへfly to Istanbul from Cairo

イスタンブールへ向けMS737便に乗る

MS737便に乗る

陽も高くなり始めたエジプト時間朝9時前,エジプトエアMS737便に搭乗.機体はA340-300で,これまた満席だった.エジプトエアは繁盛している.肘掛けに灰皿が付いていることやシート毎に画面が付いていないところを見ると年季の入った機体かもしれない.

離陸前にモスクとアラビア語テロップ,それとお祈りの朗唱は,安全ガイダンスと同様規格化されているようで,成田-カイロ間フライトと同じものだった.信心が無くもイスラム圏に行く期待感を高めてくれるに十分だ.

飛び立つと眼下には茶色の砂埃っぽい景色が展開され,いかにもエジプトだ.やがて地中海を抜け,2時間少しのフライトでイスタンブールに着く筈だ.


エジプトエアのアテンダントのユニフォームはごく普通

アテンダントのユニフォームはごく普通

一方エジプトエアのアテンダントは被りものなど無く,イスラム色は殆ど感じられない.

離陸後出してくれた朝食は,卵にポテト,ソーセージと一般的なものであるが,イスラムなのでソーセージは一般的なポークではないと思うが,加工され,いろいろ添加されているのであろうか,ビーフと言い切るほどにははっきりした味でもない.まあ,そんなところであろう.有り体に言えばソーセージはやはり豚肉が美味しいと思う.

なおトルコはエジプトと同じタイムゾーンにあるが,夏時間制を採っているので1時間進んでおり,私達にはちょうど昼食に相当する時間帯に出してもらったことになる.


イスタンブール空港出口は出迎えの人でいっぱい

イスタンブール空港は出迎えの人でいっぱい

2時間少しのフライトでイスタンブールに到着した.現地時間で午後1時くらいだった.入国手続きを済ませ,荷物を引いて空港出口に向かった.先方は名前を記した紙を胸や頭上に翳した出迎えの人達でごった返していた.しかし他の中東国と比べてイスラム色はあまり濃厚には感じられない.

この中にまだ見ぬ私達のツアーガイドの方が待ってくれている筈だ.


下は,カイロ(初めの2枚)からイスタンブール(終わりの2枚)へ飛ぶときの写真

カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真
カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真 カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真 カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真 カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真 カイロからイスタンブールへ飛ぶときの写真

さてこれからバスでトルコ観光の始まりだ!



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