セバン湖Lake Sevan

エレバンを後に北方,海のないアルメニアでは貴重なセバン湖に向かった.

アラガット山

アラガット山(?)

アララト山はとにかく麓しか見えなかった.その右側(北側)のこの山は同行者がアラガット山(4,120m)じゃないかと言われていたが,確認はとれていない.ガイドのハジミクさんは登山が好きで,写真とは別の場所ではあったが,アラガット山はよく登り,コーカサス山系にあってヨーロッパ最高峰エルブルス(5,642m)にもお金と時間ができたらぜひ挑戦したいと言っていた.

高原を行く

高原を行く

アルメニアは元々山がちな地形であるがセバン湖に向け標高が少し上がり,雪が残る風景に変わってくる.道路脇はポプラなど比較的樹木は豊富であるが,全般に岩が多く痩せた土地の印象を受ける.

エレバンの人びとは別荘が好みだそうだ.夏比較的涼しいこの街道沿いには建てかけの住宅がたくさん見られる.建てかけが多いのは完成するだけの資金が揃っていないためだという.

セバン湖と聖アラケロツ教会(右)と聖マリアム教会(左)

セバン湖と教会

セバン湖は2,000mくらいに位置している.湖の西側に半島があり,9世紀建立という聖アラケロツ教会(写真右)と聖マリアム教会(左)の2つの教会がある.素朴にして長年風雪に耐えた重厚な風格を漂わせている.聖マリアム教会の礼拝堂にはキリストを抱くマリア図が掲げられていた.

ところで,この地は現在半島であるが,昔は島だったそうだ.ここ60年間で水位が20m低下し,特に1980年代後半から90年代前半にかけて急激に低下したようだ.現在,幸か不幸か工業生産と農業生産が低下,暫く停止されていた原子力発電所の再稼動などの理由で水位の低下はなんとか収まっているようだ.ただ経済が回復すると水使用が増え,さらなる水位低下が懸念されるようである.

セバン湖と山

セバン湖と山

アルメニアは海がないので,琵琶湖のおよそ2倍というこのセバン湖はとても貴重で,特に避暑地として夏には多くの観光客が訪れるそうだ.水深88mであるそうだが,深みのある青に対岸の山が連なり美しい.到着したときは4月であるが,少し粉雪が舞い,所々に雪が積もっていた.エレバンでは東京くらいの気温であったが,さすがここはそれより低かった.


下は,セバン湖辺りの風景あれこれ

セバン湖辺りの風景
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セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景 セバン湖辺りの風景


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