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アルメニアの首都エレバンには，アエロフロートロシア航空，モスクワ経由で向かった．
シベリア北部，このような白い線と黒い線が見える．白い線は凍った川に雪が堆積しているのだと思うが，黒い線が判らないのだ．もう少し南であれば，道路であるかも知れないが，ここいらはとても人の住んでいるところには見えないほどの北部であるから，何であろう？シベリア上空を通過するときはいつも疑問に思いながら今回も判らなかった．
日本海から大陸上空に差し掛かり，ハバロフスクをちょっと北上した辺りで最も高い山群が見え，やがて比較的起伏の少ない左写真のような光景が延々と続く．やがて東京から２／３くらいの位置に進むと割れた氷が漂う北極海が見えてきて，程なく南下し，白い世界が徐々に森林や地面の見える光景に変わってきた．
湖や川が多く，しかも森に囲まれたモスクワ空港に着陸した．ランディングでは拍手が聞こえる．別に気象は普通であったし，特段困難な条件があった訳ではない．帰りの便や，エレバン着陸でもやはり拍手が聞こえたので，多分ウォッカをしこたま飲んだロシア人が酔狂で拍手しているのであろう．
写真のモスクワ空港では６時間も待つのであるが，大国の首都空港にしては規模が小さく，随分古めかしい印象だ．古めかしいと言えば，10時間余のフライトであるアエロフロートロシア航空機は，映画どころか音楽さえない．いや，それよりもお手洗いのドアの取っ手が外れたままになっており，開けるのに苦労するのだ．こんなエアライン今どきあまりないのでは．．．．．ビールも有料で350ml缶で２ユーロ若しくは３USドルで，ヨーロッパ，アジアの会社では珍しいだろう．
下は，成田～モスクワ～エレバンの写真
