このバンコクへ編では,2017年5月16日京成電鉄で成田へ行き,成田からバンコクへ飛び,バンコク都心のホテルへ入り,タイダンスの夕食を楽しんだ時の写真を載せました.
今回トレッキングエリアのムスタンにたどり着くまではバカに長く,一先ず成田1からバンコク2へ行き,ここで一泊する.
半蔵門線から京成押上駅(スカイツリー駅)に移り,7:20発アクセス特急を待つ.ディスプレイ下段には東武鉄道人身事故の影響を伝えている.最近人身事故が目立ち,また相互乗り入れで影響を受けることが多くなった気がする.
ただ今回は東武線の影響は受けず,程なく来た車輌は満席近いがいくらか空きがあり座れた.アクセス特急とは言いながら,湯川かどこかででは随分と長く停車する.でも特急料金はないので文句は言えないか,いや魅力的だ.
成田空港第一ターミナル南ウィングに着くと,JALABCカウンタに回り,前日預けたバッグを受け取る.そして指定場所に行き,添乗Iさんより予め確保して頂いた通路側NRT~BKK,窓側BKK~KTMの各搭乗券や,ツアー参加者名簿などもらい,説明を聞く.今回は成田から5人,関空から2人,福岡から1人,合わせて8人(f:4,m:4)ということだ.
次いでタイ航空カウンタに並び,荷物を預ける.またスターアライアンスグループ(でコードシェア便)なのでANAカードにマイレージを加えて貰う.バッテリが入っているかどうか訊かれたが,いやありませんと応えた.実際は少し入っていたかも知れない.路線によっては預け入れ荷物は不可,ハンドキャリーはOKの場合と,その逆のケースがあり,事前に調べておくのが良かろう.
ということで46番ゲートにやってきて,TG641便搭乗を待った.
TG641便の機材は総二階造りのA380-800機で,46番ゲートからボーディングブリッジが繋がれていた.私はエコノミークラスなので一階部分に繋がる普通のブリッジだが,ファーストクラスやビジネスクラスのある2階席は高い位置のドアに繋がるブリッジなのだと思うが.....ちゃんと確認しなかった.
後で機内誌を見ると,この機は1st:12人,B:60人,E:435人,合わせて507シートだそうだ.
若干遅れて搭乗が始まった.下階エコノミークラスのシートマップは3-4-3でB747(ジャンボ)と同じだ.幸いシートは空いており結構なことだ.再び機内誌を広げるとタイ航空は375シートのB747-400と,それにシート数が近いB777-300も運行しているようだが,やはりA380-800機の507シートは圧倒的に多いようだ.
もちろん映画はオンデマンド方式で,Live by Nightというタイトルのギャング映画など観たのだが.....殆ど思い出せない.
離陸すると程なくランチを出してくれた.小さい器ながらソバが添えてあり,気が利いている.メインは辛くなく,万人向けで,また普通にワインも注いでくれた.
午後2時半頃,機はベトナムはダナン上空辺りになった.そしてベトナムを横断し,ラオスを横断し,タイ領に入り,やがてバンコクに到着するのは間もないであろう.
TG641便は20分ほどの遅れでスワンナプーム空港に到着した.航空内には写真のようなパゴダ風ブースや大蛇の両端を神々が引っ張るオブジェなどタイランドらしいものが随所に見られる.
イミグレーションの後,18番コンベアで荷物を待ち,受け取る.税関はあったか?殆どフリーパスだったか?そして出口に出た.
出たところでは既に関空,あるいは福岡から到着していた3人の皆さんと落ち合う.皆さんどうぞよろしく願います.
一同揃いスワンナプーム空港を出た.さすがバンコク,7月東京並みの暑さだが,形容できないほどの異常な湿氣ではないのでほっとする,いやhot程度で済みそうなのでhotする.
タイは一般的には仏教国として知られるが,イスラムとの争いのあることも事実だ.そして一層少数派の東京でもモスクがあるようにバンコクにもちゃんとモスクがあり,様式はパキスタン辺りのそれに少し似ているように感じられる.
確か空港にも連なる筈の鉄道駅が途中で見える.昔から排気ガスで芳しくない名を付されたバンコクが気合を入れて建設した(多分さらに継続中)地下鉄や地上鉄道駅の一つであろう.でもその混み様は東京圏と比べればまだましなのではないかと想像する....あくまで想像だが,同じようであれば殺しとか起こりかねないのでは....
鉄道は鉄道として置いておいて,普通の高層ビル建設工事もあちこちで見える.景気がいいのであろうか.
小型バスは暫くしてシローム通りのナライ(Narai)ホテルに到着した.添乗Iさんがチェックイン手続きをして下さっている,ありがとうさん.
さてここのレセプション前のホールでは大きな男性像が恰も仏像の祭壇のように祀られている.多分最近王位を継承された王様であろうと思われるが,チベット仏教の(高位)ラマ僧,或いはそれ以上の存在なのかな~と認識された一時だった.
さて,ナライ(Narai)ホテルの部屋のキーをもらい,部屋に入った,いい部屋だ.もちろんまだ明るい.ただ私に出歩く根性は無く,部屋でそっとしていた.
一応当地ガイドTさんにも少し教えてもらったことを総合すると,『シーロム通り』はラーマ4世通りから南西に伸び,チャオプラヤー川の手前にあるチャルンクルン通りまで続く全長約2.5kmの大通り,とのことだ.バンコクの最盛り場は10~15分先ということかな.
部屋にはリンゴやみかんのウェルカムフルーツが備えてあった.流石にリンゴは日本のそれには敵わない.でもタイランドにも比較的冷涼地があるのか,いやそれとも輸入品か.見上げたサービスだ.
電源ソケットはA,B,C...何れのプラグも差し込める万能型で,最近WiFi普及で使用頻度が下がったが,横にはLAN差し込み口も備えている.何れも客には便利だ.なお部屋でもWiFiが繋がったと思う.
窓を覗くとこんな光景が広がっていた.古い壊れかけた低層の建物の合間に高層近代建築がにょきにょき生えている.
中央のガラスの塔は単純な直方体ではなく,所々表面を剥がし取ったような凝った構造だ.私には食べている途中のトウモロコシが連想される.
こうした高層建築が多くなったのはバンコクの人口が多くなったためであろう.車の混みようもやはり続いているように見える.ガイドTさんによると,車(中古車含む)そのものは日本の3倍くらいの価格だが,車検がなく,ガソリン代が60円/lと安いので需要が大きいということだ.
夕方ナライホテル近くを覗いてみた.その昔50mも歩けば,汗びっしょりになったことを思い出すが,今回は然程ではなく,一安心だ.路地には青果露店が多数軒を並べている.バンコクらしく美味しそうな果物に満ちている.手前のマンゴーなどよだれが出そうだ.
バンコクの通りやホテル,一般民家の庭にはこうしたミニパゴダが据えてある.デザインは普通の仏教寺院をそのまま小さくリサイズしたような形式だ.そして大抵はお供えの花や供物が添えられている.
上座部仏教なので祀ってあるのは基本的にブッダのみでシンプルだと思われる.この点日本ではxx仏,xx菩薩,xx神....色々あって,複雑だ.明日からのネパールのヒンドゥー(と仏教のミックス)もそうだが.
少し雨がありそうなのでホテルの傘を借りて,ホテルからいくらも離れてないシーロムビレッジ(Silom Village)に出かけた.ビレッジにはバーやカフェ,レストラン,お土産店,ホテル...いろいろ揃えてある.私たちはレストランでタイダンスのディナーショー目当てだ.
男女の衣装とも金箔などふんだんに使われ,とてもきらびやかだ.金ピカパゴダを彷彿させる.踊りの意義は事前に解説されたのだが.....とても思い出せない.写真は最終的に悪魔を倒す王の宗教的ストーリーだったか...?
何れにしてもタイダンスは手や指が極めて動的でしなやかだ,というのが印象的.
弦楽器やシロホンの演奏者は写真右側,演台縁に座って演奏している.
ダンサーは一度舞台を離れ,客席を廻ってくれる.客席は日本の居酒屋のように座卓だが,その下は掘りごたつのように脚が伸ばせる.廻ってきたダンサーと一緒に写真を撮っているお客さんも多い.
撮るのを忘れていて,ようやく思い出しシャッターを押した(こうしたことがよく起こるようになった).ほぼ空になった状態ではタイ料理も何もないのだが....
ダンスが終えて引き上げることにした.ビレッジのオープンカフェ店は涼しくなるこれからが勝負のようで,ウェイトレスは食材準備に余念がない.3段蒸籠は何かな~?
ホテルへの帰路僅かに降ったが,短距離なので傘は開けずに済んだ.さて明日はカトマンドゥだ.フライト支障なきよう天気になってくれ.