このシンチェン編では,2018年9月12日バックハーの朝コンフーホテルで目覚め,朝食を頂き,車でシンチェンへ行き,そこの水曜市を見物し,その後行きと同じDT153街道を戻ったときの写真を載せました.
12日朝バックハー9のコンフーホテルを出て,DT153街道北上そして西進し,シンチェン10へ行き,そこの水曜市を見物し,その後行きと同じDT153街道を戻った.
バックハー9直後の赤い線(トラック)欠落はアプリ起動忘れで未動作のため.
別窓でシンチェン辺りの大きなGoogleマップを開くこの日は珍しくフォーではなく,コンフーホテルで簡素なコンチネンタルブレックファーストを頂いた.まあこちらの方が一般的とも言えようが,すっかりフォー舌になってしまったものだから.....
これが私たちのフォードバンのうちの1台.ナンバーは24B-008.69だ.普通の前後プレートには24Bで改行され2行に渡って記される.変わっているのは小数点入り数値だ.日本を含め他国ではあまり見ない.もう一点,普通のプレート以外に車体左右,背後にも写真のように大きな文字で記載される.バンとかトラックだけだったかな....でもこれは日本のトラックでもデカデカと記載されているし,同じ理由であろう.
さてこれの後部に,荷物を積んで出発だ.
バックハーの街を抜けDT153街道を北に向かった.山の方向だ(尤もどこもかしこも山だらけなのだが)
それと天気もイマイチだな~ちょっと降っているようだ.
かなり上った気がするが,棚田はしっかり拓かれ,一部は既に実り色を見せている.刈り入れまで大降りがなければいいですね.
そのうちシンチェンの村に到着した.シンチェンは余程小さな村なのか,Googleマップをいくら拡大しても地名は現れない.
シンチェンの村の水曜市入り口には既に大量のバイクが並んでいる.大きな水牛市もあるためかトラックも結構駐車している.
シンチェン水曜市には花モン族(Flower Hmong)が特に多く,他にヌン族(Nung),タイー族(Tay)などなど色々な民族が集まるそうだ.
水曜市は単にショッピングの場と言うに留まらず,知人など色々な人と交流する場でもあり,この写真のような光景が間々見られる.
ところでこの八百屋さんの赤いツブツブ果実は何でしょう?
ここは野菜の種等販売する店先.左からうんと若い人,中央はおばさん,右は若い奥さんだ(推定)皆花モン族と思われるが,伝統衣装と言っても若い方の明るい色合いから,歳とともに濃くなっていくようですな.
比較的小型のニワトリだが,地鶏育成されたように見える.美味しそうだ.お客さんは何匹か足を吊り下げて慎重に見定めている.さて今夜は何の料理に変わるでしょうか.
ニワトリはケージに詰め込まれているが,鴨はそうすると耐えられないのか地べたに座らせて販売されている.売り子は皆花モン族のようである.
鴨鍋用にネギ,特に深谷ネギタイプも一緒に買えればいいと思うが,八百屋さんでも売ってない.細いタイプは見かけるのだが....
こちらは成鳥ではなく雛だ.庭で飼って育てるためのものであろう.若しくはペットでもいいかも知れない.
ところで日本ではお祭りでよくニワトリの雄雛を売っていた(昔だけか?)ものだが,ここでは鴨雛はあってもニワトリの雛はあまり見ない.どうしてだろう?ニワトリは一般の農家でも孵化するのが容易なのだろうか.それとも単に見逃しただけか.
この辺りは豚は黒い.その黒い子豚がこれから育てるために買われていく.買った子豚はバイクに載せるため袋に入れるのだが,子豚と言えどもギャーギャー大暴れするのでなかなか大変だ.見ている分には面白い.すみません.
この辺りは豚は黒いと決めこんでいたが,ちゃんと白豚もいるのですね.黒豚より小さいとき丈夫ではないのか,黒子豚より少し大きなサイズで売られている.
さて白いのはどういったメリットがあるのでしょうか.大きく育つとかか....
水牛は大きいし,その市場も広い.水牛の好きな泥の池も備えており,常時数頭が泥浴びしている.
水牛はほんの春の一時期に農耕で働くだけで,毎日唯食べて暮らしている(言い過ぎか)だけだが,やはり食肉としての価値が高いのであろう.個人的にはあまり美味しいとは感じないが.....すみません.
若い多分花モン族(少なくともタイ語系のヌン族(Nung),タイー族(Tay)には見えないので)の女性が,アンプで鳴らしながらCDを販売している.金色のハイヒールなどとてもおしゃれですね.
可愛い子犬が売られていた.番犬用か,単なるペット用か....まさか食用ではないと思う(食用は普通茶色だそうだ).
今はとても可愛いが,番犬に成長すると怖いんだろうな~勝手ながらこのままでいて欲しい.
鳥かごに各種小鳥が入れられ販売されている.水牛など一部を除き,一般にお客さんは女性が多いが小鳥売り場だけは殆ど男性客だ.小鳥を楽しむのはこの辺りでは男性が圧倒的に多いようだ.
後日私たちのバンの一台で,小鳥の鳴き声がするので,スピーカーで鳴らしているのかな~と思っていたら,実は黒モン族ドライバーYさんが,別の市場で仕入れてトランクルームに積み込んでいたのだった.特に鳴き声が好きなので自宅では他にも飼育しているとのことだった.
花モン衣装専門店だと思う.でもモン族は山に上るので幅広,短めスカートとLさんに聞いていたが,ここのはロングタイプもある.モン族店とは違うのかな...
これまで見てきた衣装と比べて模様,特にダイヤ模様の形が大きいと思う.花モンとは違うようだが....判らない,バンザイ.
肉屋さんがテーブルを連ねている.豚肉が一番多いようだ.
このマーケットもやはりフードコートがあり,多くのお客さんが食事している.水曜日と,週末ではないのでダオサン日曜市場のように早々と飲んだくれている人は多くないようだ.ただこの後時間が経つとどうなるのか....
各種タイプの調理用ナイフや農作業用が揃っている.ベトナム料理は中華料理に近い気がするが,中華包丁一本ですべてやっつける技はないのかも知れないですね.
車のタイヤをひっくり返し,ちょうど中間部から円周方向に半分に切断(一部取っ手用に残してある)し,お椀状にし,その底に別のゴムシートを貼り合わせて大きなボウルにしたものだ.貼り合わせ部分は糸で接合されているが,液漏れを防ぐため接着剤でシール(赤い部分)されている.
福岡のHさんと,『はてこれは何でしょうね?』と話した.2,3日後Hさんが,これが農家で豚の餌入れとして使われている場面を目撃したそうで,ようやく用途が判明した.
思うに山ではイノシシが地面をほじくり返した跡を見かけることがあるが,あの穴の跡を見ると親戚の豚の口も強力で,ちょっとやそっとの容器では直ちに壊れてしまうのであろう.そうだ『羊たちの沈黙』の続編『ハンニバル』に出てくる豚の凶暴さは思い浮かべるだけでも恐ろしい.この容器なら多分あの豚たちでも大丈夫ではなかろうか.
さらに判らない商品があった.竹筒に笛のように複数の孔が開き,先端に布紐の房が埋め込んである.やはり楽器の一種かな~それともはたきか....
ということで一応水曜市場編はここまでとしよう.
シンチェン水曜市からは往きで走ったDT153街道をそのまま戻った.同じ風景を眺めている筈だが,受ける印象はそれなりに違うようだ.高々数時間前のことを忘れているということであろうか.
この辺りは棚田が難しいようで,どうやら段々畑に活用されているようだ.トウモロコシであろうか.
途中広場があり水牛専用取引市場が開催されていた.前記シンチェン水曜市でも広い水牛市場があったし,水牛は相当大きなマーケットがあるのですね.
まだお昼前であるが,このページはここで終わりにして次はビンクァンのページに進む.