ホデイダHodeida

「緑のアラビア」と呼ばれるサナア,ハジャラなどの山岳地帯から次は紅海に面したホデイダに向かった.

ホデイダへto Hodeida

ホデイダへ向かう途中の涸れ川

涸れ川

紅海に面するホデイダへ向かう途中までの山岳地帯では,一月の今は乾季でこのような大きな川もまだ涸れた状態である.涸れてはいるが,この幅と深さからすると,きっと雨季には相当迫力ある濁流になるに違いない,と思う.


水のある川

水のある川

平野部に近くなると同じ川に水の流れが見られるようになる.川では水汲みの女性の姿や,岩の上でお祈りする男性の姿があった.ここを通りかかった時間帯からすると,これは日に5回のお祈りの中の第2回目,即ち真昼のお祈りであろう.またこの辺りから,水辺にはバナナやパパイヤの木をしばしば見かけるようになる.

ここら辺を含め,紅海沿岸に沿う南北に伸びる地域はティハマ地方と呼ばれ,イエメン最大の農業地帯で,全国農産物のたしか1/3を占めると説明を受けたような....はっきりとは思い出せないが.

ホデイダ市街City of Hodeida

ホデイダはイエメンにあっては主要農業地帯ティハマ地方の主要都市,またイエメン第4の都市だそうだ.

ホデイダ市街主要交通手段

主要交通手段

このような小型トラック,この場合一緒に牛も乗っているようであるが,やワゴン車などがよく用いられている.街と街を結ぶ幹線は結構立派であるし,市街地も他国に比べて決して道が狭いようには見えないが路線バスはどの街でも見かけない.観光バスも非常に少ない.どうしてだろう?

車はよく使い込まれている.フロントガラスがないトラックとか,あちこち破損し,殆ど廃車のようなのも堂々と多く走っている.日本から輸入された中古車であろう,xx商店とかxx運輸株式会社とか書かれたのもよく見かける.

ホデイダ市街の民族

民族

この辺りは紅海を挟んで対岸はすぐアフリカだ.アラブの最貧国と言われるイエメンに比べてもアフリカは一層貧しく,兵士や諸労働者として対岸からの出稼ぎ者が多いそうだ.長い歴史の間では定住した者も多いようで,この少年たちの顔を眺めると純アラブでなく若干アフリカンの血を引く子もいるようだ.


イエメン大統領の顔写真

大統領の顔写真

ここはタージアサンホテルのフロント.現大統領アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)氏の顔写真が掲げてある.この写真は大きな通りや建物内のあちこちに掲げられている.現サレハ政権は1978年以来続いており,右端のホテルマネジャー氏は,ここ数年来イエメンでは新しい油田が発見されているが,そのご利益に国民はあり付けず......と,サダムフセインと対比してこぼしていた.


下は,ホデイダ市街の写真あれこれ

ホデイダ市街の写真
ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真 ホデイダ市街の写真

魚市場Fishmarket in Hodeida

漁師がホデイダ港に戻る

漁師が港に戻る

漁師が収穫した魚を載せた船は市場脇の船着場に着々と横付けされ,待機している運び屋が魚を市場に持ち込むようだ.小型ボートが多く,近海魚が多いのではなかろうか.港では釣り人が糸を垂れ, また非番の人たち,それとも失業者?が浜辺に座って談笑していた.

港から少し行くとホームレスの人々か?紅海を望む浜辺に小さな小屋を並べていた.こんなに海間近に住まうのはきっと魚を捕ることで生計をたてているのであろう,と思った.

ホデイダ魚市場サメ専門の魚屋さん

サメ専門の魚屋さん

この魚屋さんはとても親切な人で,我々観光客が興味深そうに眺めていたら,このようにサメの口をわざわざ開いて鋭い歯を覗かせてくれた.アラブ人が親切というのは本当だ.
ところでこの魚市場は比較的小規模で,一つひとつのお店は魚の種類毎に専門に分化されていた.例えばアジ屋さん,イワシ屋さん.....という具合である.


下は,魚市場の写真あれこれ

ホデイダ魚市場
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