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ガンガー上りgo up the Ganges river

このガンガー上り編では,2019年11月14日小村のグラミン銀行を見せてもらった後,車でファリドプルへと移動し,ランチ.その後ガンガー(パドマ川)の渡し場へ至り車ごとフェリーに載り,ガンガーを遡り,対岸に着くと,車でダッカへと辿り,ホテルに到着したときの写真を載せました.

ファリドプルへmove to Faridpur

北へと向かう

北へと向かう

さて十分実態を含めて見せてもらったグラミン銀行を後に,北へと向かった.街道はいくらか内側に傾く並木が爽やかだ.


池や沼の混じる畑作地帯

池や沼の混じる畑作地帯

ここに限らずバングラデシュは三大河川のデルタなので,池や沼の混じる稲.畑作地帯が多い.その向こうには森も見えて美しい光景だ.池や沼の範囲は雨季やサイクロンの後では拡張し,乾季の終わり頃にはかなり狭くなるのでしょうか.

中程のコーン型藁積みは,発酵中の家畜飼料でしょうか.今回初めてか遭遇機会は多くないし,量的にも少ないように見える.


ファリドプルの町に入ってきた

ファリドプルの町に入ってきた

幾つもの村を通過し,ファリドプル(Faridpur)の町に入ってきた.リキシャやオートリキシャが多いのは言うまでもないが,ここはちょっと目を上げて見よう.

一本の電柱に絡んだ電線が放射状に配電されてますね.ショートの可能性高まるし,復旧工事も大変そうだ.でもハノイやカトマンドゥよりはまだましかな.


レストラン前の通り

レストラン前の通り

ランチのレストラン前に到着した.通りを眺めていたら二人の若いイスラム女性が通りかかった.テキストを抱えているので近くの大学の学生でしょう.特に右側女性は完全な黒いブルカ姿で,私達からするとちょっと大変....のように見える.イランなどでは全女性がこの装束だから,それに比べれば自由度が高そうなのは確かだが.


雨林(Rainforest)カフェに入る

雨林カフェに入る

お昼時間も相当回り,雨林(Rainforest)カフェというお店に入った.乾季の今でこそよく解らないが,雨季になればそこかしこにRainforestを実感することができよう.

面白いのは店員さんのユニフォームが楽天イーグルスのロゴ付きウエアで,さらに胸にはFCバルセロナのエンブレムも付いている.多分楽天イーグルスとFCバルセロナの関係はないのでは? 現在バングラデシュは世界あちこちのアパレル業界から受注しているので,きっと国内向けには著作権とか登録意匠権とか無視して販売している,とやはり思ってしまう(ちゃんと契約交わしてたらごめんなさい)

でもカトマンドゥはタメルのブランドの99%がイカサマであるのに比すればささやかなものだ.


雨林カフェのランチ

雨林カフェのランチ

またしても食べる前に写すのを忘れ,食べ終えた後になってしまった.認知症ステージ3くらいになったかな.

残り皿を見るとバングラ風中華料理かな~大量に残されているカレーは,やはり「もーいいや」といったところであろうか.


渡し場へgo to the ferry

定番レンガ工場現る

定番レンガ工場現る

食後また走った.これまで同様幾つも村を通るし,レンガ工場もまた定番だ.レンガが極めて重要なのは,これまで建築の現場,道路舗装工事,橋脚....等々で学んできた.この写真は野天日干し工程であるが,皆さん頑張ってください.


ガンガーの渡し場に来た

ガンガーの渡し場に来た

小型バスはガンガー(ガンジス川,パドマ川とも)の渡し場に来た.幾艘ものフェリーが行ったり来たりしており,岸には数台の車が待ち行列を作っている.

そして少しして私達は車のシートに座ったままフェリーのデッキに入った.私達の前後のトラックや乗用車もフェリーに入り,整理担当者の指示に従いきれいに配置する.


ガンガー渡りcross Ganga

ガンガーの流れを眺める

ガンガーの流れを眺める

各車両の配置が済むと,私達はバスを降り,ガンガー流れを眺める.先ず毎度のことながら「広いな~」と思う.そしてそこには大小各種のフェリーや,カワウソ漁で見せてもらった小舟,矢切の渡しクラスの渡し船など,種々浮かんでいる.


フェリーの右側塔

フェリーの右側塔

フェリーの右側には3階建ての塔があり,一番上に操舵室,その横や下の階は客室や展望デッキになっている.


フェリーの操舵室

フェリーの操舵室

最上階の操舵室のコンソールは,大変驚いたことに前向きではなく,左向きなのです.ただ前方(左)はもちろん,船の前後方向はガラス窓で視界は開けている.ただベガ号やディンギー号で見てきたステアリングホイールが見当たらない.

こうしたコンソール配置はやはりフェリーの形態や,積み荷の監視,こことは反対側右塔にいる船員との交信などの仕事で有利なためなのでしょうか.まだ疑問は解けず.


フェリーの積み荷のいろいろ

フェリーの積み荷のいろいろ

大都会に向かうフェリーなので,地方では殆ど見ない乗用車(物品税率200%)が結構載っている.

先頭の過積載風トラックは空のドラム缶に見えるが固定ロープのテンションで潰れている.ドラム缶ではないかも.

その後ろはタンカー.ガソリン系か,CNGか.それと隙間にバイク多し.


左側乗務員塔

左側乗務員塔

フェリー左側には乗務員塔が建っている.小さな売店もあったように思う.フェリーは朝早くから長時間運行し続けるので,クルーの皆さんは船室で休憩を取りながら交代し動かすのであろう.また陸に上がらない人もいると見えて洗濯物が架かっている.


皆対岸を目指す

皆対岸を目指す

私達のフェリーの方向と同じ方向に他の船も向かう.まあ並んで見ると随分サイズが違うのですね.

大分上ったと思うのでもう直ぐかな.


向こう岸の港が見えてきて,間もなく到着

向こう岸の港が見えてきて,間もなく到着

そのうち向こう岸の港が見えてきた.停泊している船舶や,クレーンがある.あの辺りであろう.

そこで私達はバスに入り,座った.そして暫く進むと到着し,接岸し,バスは陸に向け動き上陸した.


ダッカへget to Dhaka

ダッカに向け移動

ダッカに向け移動

バスは首都ダッカに向け進んだ.途中夕食で停車したら,写真のようなマリーゴールドの首飾りの露店が並んでいた.マリーゴールドはヒンドゥーの祝や感謝の印しだから近くにヒンドゥー寺院でもあるのであろうか.


KFCのある家具屋さん

KFCのある家具屋さん

KFCやBay(何のお店か不明)をテナントに持つ家具屋さんのビル.看板(だけ)が明るいし,アルファベット表記が多くなったので首都が近くなってきたものと思われる.


ライトアップされたミナレット

ライトアップされたミナレット

ライトアップされたミナレットのあるモスク脇を通過した.下方にはベンガル語のネオンが輝いている.

この近くに煌々と明かりが灯る大きな建物があった.24時間操業の縫製工場だそうで,若い女性が大勢い(低賃金で)働いているそうだ.バングラデシュの工賃が安いのでユニクロなど日本企業も含めて海外からの委託生産がとても多いそうだ.


ダッカ市内に入る

ダッカ市内に入る

ダッカ市内,ホテルのある中心部に入ってきた.他都市と違って圧倒的に乗用車が多い.バスもまだ走ってる.またクラクションが激しい.よくケンカにならないものだ.これが今夜ホテルで深夜でも,夜通し聞こえてきて閉口した.

街灯は少なく,随分暗い.まだそちらに電力を回す余裕がないのでしょう.


ダッカのホテルにチェックイン

ホテルにチェックイン

午後10時過ぎという遅い時間ホテルに到着した.ホテルは初日にも泊まったRegency hotel & resortだった.

ドライバーさんご苦労さまでした.彼と話す機会はあまりなかったが,少し話してみると,イスラム教徒でダッカ外れのアパートに住み,8歳の男の子がいるそうだ.


ホテルの部屋

ホテルの部屋

今回ツアーでは一番いいホテルだそうで,広くていい部屋だ.


バスタブもあり

バスタブもあり

バスタブもあり,ゆったりお湯に浸かれた.

ただ前述のようにダッカの騒音は並ではない.それが深夜を過ぎても続くのだ.タクシーやトラックが深夜も営業し続けるのでしょうか.私はスマホのイヤホン音声を大きくして寝入った.