チルワへgo to Chirwa

このチルワ編ではプルンバを発ち,リンキムを経て,チルワまでの行程,この日見た花の写真と記事を掲載した.

プルンバを出るleave Phumbu(1,430m)

10月30日(金):プルンバの朝は以下で迎えた.

晴れた朝プルンバを出る

晴れた朝プルンバを出る

プルンバでは晴れた朝を迎えた.進む方向に聳える写真のパシパラ(3,775m)にも雲はなく,くっきり見えている.テントの脇を水汲みの子らが通り過ぎていく.水は比較的豊富なエリアだと思われるが水道が引かれている訳ではないので水汲みが要る家庭もあるようだ.

朝食を済ませ北へと出発した.かなり急峻なトレイル,民家の疎らなプルンバの集落を一軒一軒眺めながら進む.家の前ではお年寄りや子供が暇に任せて,多分もっと暇を持て余してこんな所を歩いているに違いないと思われている私たちトレッカーを眺めていた.


プルンバ辺りの段々畑

段々畑

ネパールの段々畑は尋常ではない.ほんとに狭く,また高い所まで必死で耕して畑にしている.ここは稲作のようで,間もなく刈り入れを迎えようとしているところか.

また稲ができないところ,つまり痩せた土地にはあわ(粟:millet)やジャガイモなどが植えられていることが多いようだ.

一方,そんな大変な所で頑張っているのに報われない多くの国民が住まうネパールは理不尽.....と思わずにはいられない面もある.民主的,非暴力的に改善されていけばいいが.....


下は,プルンバとそこを発って暫くの間の写真

プルンバとそこを発って暫くの間の眺め
プルンバとそこを発って暫くの間の眺め プルンバとそこを発って暫くの間の眺め プルンバとそこを発って暫くの間の眺め プルンバとそこを発って暫くの間の眺め プルンバとそこを発って暫くの間の眺め プルンバとそこを発って暫くの間の眺め
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リンキムで昼食lunch at Lingkhim

荷を運ぶ少年

荷を運ぶ少年

出発して一時間後の休憩の後さらに進んだころ荷を運ぶ少年に出会った.この日は金曜日であるから学校は休みではないので,この子はまだ就学前かも知れない.ネパールで小学校に入るのは4歳から7歳までくらい幅を持たせてあるそうだが,カースト制度や経済的理由で学校に行けない子も少なくないと聞いた.

この辺りはまだトレイルに近いが,とんでもない山奥に住んでいる人たちもいる.そのような家庭の子はきっと往復で1時間以上の通学時間を要することもざらであろう.また寄宿舎に入れる子は,平日は宿舎で過ごし通学し,週末に自宅に帰るようである.


リンキムでの炊事風景

リンキムで昼食

さらに進むとリンキム(Lingkhim)の集落に至った.キッチンスタッフの皆さんが道端で炊事用具を広げて調理に取り掛かった.水は近くの農家で調達し運んでいた.青いバンダナがシェフのKさん(グルン族)で,モモ(チベット餃子),和風カレー,うどん....と,いつも美味しい食べ物を作ってくれる.


下は,リンキム辺りまでの写真

リンキム辺りまでの眺め
リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め
リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め リンキム辺りまでの眺め

チルワに着くarrived at Chirwa(1,270m)

チルワの手前吊り橋を渡り谷を越える

幾つも吊り橋を渡り谷を越える

リンキムまでもそうであったがその先もまた幾つもの橋を渡り谷を越え,また尾根に至り,再び谷に降り.....と云う繰り返しだ.つまり今回は特にチルワまではそうしたアップダウンがとても多く,スタートのタプレジュンは1,790mで,今日の終点チルワは1,270mと低く,結構な運動量なのにちっとも高くならない....と思う.まあ,歩くこと自体がトレッキングなのでいいことにしよう.

このような多くの谷は,この少し先で見えてくるタムールコーラ(Tamor Khola)と呼ばれる川に注いでいる.タムールコーラはさらに先のセカトム(=明日のキャンプ地)でグンサコーラ(Ghunsa Khola)と交わっている.なので明日以降はタムールコーラ,続いてグンサコーラを遡り最終地のパンペマまで辿ることになる.終わりごろは氷河となるが.


チルワ手前のカンチェンジュンガ保護区入り口歓迎ゲート

カンチェンジュンガ保護区入り口

チルワの少し手前でこのような歓迎ゲートがあった.ここは国立公園ではなく,保護区(conservation area)となっているようだ.クーンブ地方とかと比べて住んでいる人も家畜も疎らで,また客も少ないので保護区扱いで環境が保てるのであろう.なおこのゲート以外保護区を表す標識等には一切お目にかからなかったので,随分あっさりしたものだ.


チルワのキャンプサイト

チルワのキャンプサイトに到着

上記歓迎ゲートをくぐり少し行くとチルワの集落があった.かなりの個数の民家が集まり,ちょっとした商店や宿も見られる.道沿いに大きな岩のある風景が印象的だ.

私たちはそのチルワの集落を越えて,いよいよタムールコーラの流れの脇までやって来た.炊事用の水が確保できて,写真のようにテントを張るに十分な原っぱのあるところだ.到着は4:00PM少し前で,谷あいなので陽は翳っていたが,寒くはなく,上半身裸になって水で洗い,さっぱりした.ついでに洗濯もしたが,こちらはなかなか乾かず,夜通しテント内に吊るすも,湿度も高めなためかじっとりしたままだった.


下は,チルワ辺りまでの行程風景

チルワ辺りまでの行程風景
チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景
チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景 チルワ辺りまでの行程風景

上段右から3枚目,途中道端で見かけた土饅頭は亡くなった人を送る風習だそうだ.日本のお盆でも野菜とかで作る少し似たような光景が見られると思う.

この日見かけた花や実flowers, grain and Veges

最初の一枚はあわ(粟:millet)の実で,痩せた土地でも育つそうだ.かなり栽培されている.

この日見かけた花
チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花 チルワ辺りまでに見かけた花

今日も一日いい天気で良かった.さて明日はタムールコーラ(Tamor Khola)沿いを歩き,セカトムまで行く予定だ.



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