D14:テリジェへtrek to Tilje

このテリジェへ編では2010年11月12日朝ビムタンを発ち,サングレカルカを経てソーキコーラまで下ってお昼ごはん,さらに午後テリジェまで歩いたときの写真と記事を掲載した.

ビムタンを出発leave Bimtang(3,630m)

ビムタンから下る

ビムタンから下る

11月12日ビムタンは予想とおり曇空で明けた.母屋のキッチンでは,ディディに皆一斉に朝食の支度をしてもらう.ディディはサマゴーンで教職の仕事に就いているそうで,ティハールの休暇が終わったので,これからサマゴーンの学校に戻ると言う.今日はラルキャラを越え,サンドゥに泊まり,明日サマゴーンに到着予定だそうだ.なので,食べ終えた皆のお勘定を済ますと慌ただしく出て行った.それにしても職場に通うのにラルキャラ越えとは大変なことだ,お気を付けてね!

私たちは食事を済ますと下山を始めた.雲が低く立ち込めているが,さほど暗くはないのでまだ雨にはならないようだ.

暫く行くと,前方を歩く仏Dqさんの姿があった.いや~お久しぶり,と挨拶を交わす.無事BCへのトレックとラルキャラ越えを果たし,昨夜は私たちと同じビムタンでテントを張っていたそうだ.ということで,ではまた~と,先に行かせてもらった.


下は,ビムタンとそこを出て暫くの写真

ビムタンとそこを出て暫くの写真
ビムタンとそこを出て暫くの写真 ビムタンとそこを出て暫くの写真 ビムタンとそこを出て暫くの写真 ビムタンとそこを出て暫くの写真 ビムタンとそこを出て暫くの写真 ビムタンとそこを出て暫くの写真

サングレカルカでお茶tea at Sangure Kharka

サングレカルカ手前の樹林帯

樹林帯に入る

暫く歩くと樹林帯に入った.相当大きな木が茂り,ホッとする眺めだ.トレイルの左手には川も見えるようになった.ドゥードコーラ(Dudh Khola)のようである.地図で見るとこの川はず~っと先のダラパニでマルシャンディコーラに交わるようだ.今歩いているトレイルもまたそこまでず~っと並行して走っている筈だ.

少し雲の切れ間が覗くようになった.振り向くとかっこいい白い山が見えていた.さて何という山かな~?


サングレカルカのお茶

サングレカルカのお茶

やがてサングレカルカに到着した.サングレ(Sangure)はヤク(Yak)と同義だそうで,サングレカルカはヤクカルカということだそうだ.ネパール語とチベット語の違いかな?

サングレカルカには一軒だけバッティがあり,ここでお茶を入れてもらった.ティーバッグでなく,お茶っ葉とミルクを鍋で煮立てたもので,この方が美味しい.


下は,サングレカルカまでの写真

サングレカルカまでの眺め
サングレカルカまでの眺め サングレカルカまでの眺め サングレカルカまでの眺め サングレカルカまでの眺め サングレカルカまでの眺め

ソーキコーラでランチlunch at Surki Khola

ソーキコーラのバッティ

ソーキコーラのバッティ

ドゥードコーラ沿いのトレイルをどんどん下るとソーキコーラ( Surki Khola)に架かる橋に出合った.これを越えると一軒のバッティがあり,ここで昼食を食べることにした.いつものように慎ましやかなダルバートだ.

ベンチに腰掛けていると,Dsさんも追いついて来て,同行のコックが昼食の準備に入ったようだった.また同行ポーターの一人が,その辺で採ったという黄色い果実を見せてくれた.ジュースを作るのだそうだが,薬にもなるという.摘まんで口に含んでみたら,渋くて酸っぱい味がした.

スペイン隊の皆さんもばらばらで到着する.ある者はお腹が空いたと,食事を注文し,あるものは通過していった.結構自由に振舞っているが,「今夕にダラパニ着」の合言葉でまとまっている様子だった.


下は,ソーキコーラ付近の眺め

ソーキコーラ付近の眺め
ソーキコーラ付近の眺め ソーキコーラ付近の眺め ソーキコーラ付近の眺め ソーキコーラ付近の眺め ソーキコーラ付近の眺め ソーキコーラ付近の眺め

テリジェに到着get to Tilje(2,785m)

ソーキコーラ先からは畑や農家が出てくる

畑や農家が出てくる

ソーキコーラで昼食後また歩き出した.この辺りからは所々に畑が現れ,農家が見られるようになる.大分高度を下げたのであろう.作物は,丁度黄色になった米が目立ち,色々な野菜も植えられている.また高度が下がったので家畜はヤクから牛に変わったようである.


大麻草の香り

大麻草の香り

この辺りにも大麻草がたくさん自生している.指で揉み鼻にかざすと少しいい香りが漂う.人によっては大変好まれるかも知れない.


テリジェでペンキ塗りのロッジ

テリジェでペンキ塗りのロッジに泊まる

2:45PM,結構大きな村テリジェに到着した.村の中程に,久しく見なかったので目立つペンキ塗りの建物があった.Hotel Choyouの看板を掲げたロッジで,ここに泊まることになった.またここからケータイも使えるようになったそうで,Pさん,Rさんがしきりに操作していた.さらに,ロッジの前にはクリニックの看板を掲げた建物や,ゴンパも目に入った.

ロッジの2階から通りを眺めていたPさんが,通りかかった英のDsさんに声を掛け,呼び入れた.Dsさんと一緒になるとつい話が長くなる(別に暇なので好都合の筈だ).アルゼンチン内閣の汚職隠蔽策に端を発するフォークランド戦争はマーガレットサッチャー氏だったからこそ英はちゃんと対応できた,ダイアナ紀を国葬にすることに当初難色を示したエリザベス女王に対し,トニーブレア氏が国葬を進言した,さもなくば王制そのものの存続も危うく成り得ると言ったとも,ダイアナ紀は一セレブとして人気があったが,現在国民の大多数は女王以外の王族にあまり尊厳を感じていない,最近女王陛下がロンドンの一画,普通のパブに姿を見せるなど大きな変化がある,ハリアー後継機開発の目処は立っていない......等々,時間があるだけに尽きないのだった.

部屋に戻ると暖かい.外壁隙間はちゃんと塞がれ,久しぶりに風の吹かない部屋で寝ることができた気がする.それより高度が2,785mまで下げたからかな?

写真を見ると一目瞭然だが,今日一日は天気が悪かった.でも降らなかっただけましかな?


下は,テリジェの写真あれこれ

テリジェの眺め
テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め
テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め テリジェの眺め

まだ予定より1日早いペースでここまで下って来ているので,翌日から一日に下る距離を短くすることにした.とりあえず明日はタルまで行くこととした.お休みなさい.



Cannergy'sホームへ