カトマンドゥへto Kathmandu

このカトマンドゥへ編では2010年10月27日カトマンドゥへ飛び,翌28日カトマンドゥ滞在しトレッキングの準備をしたときの写真と記事を掲載した.

カトマンドゥへ飛ぶfly to Kathmandu

今回のマナスルトレッキングは,この春先アンナプルナBCトレッキングを終え,タメルをほっつき歩いていたときに客引きに声を掛けられたのが発端だ.つまりこのとき,小さな旅行社PN社を訪れ,ディレクターBさんと打ち合わせた案がベースとなって実現した.

8月半ばになり,Bさんから“さてあの計画はどうなりましたか?”てなメールを頂戴したとき,実はまだ航空券を手配していなかった.春先使ったダッカ経由キャセイパシフィック便が気に入っていたので先ずは急ぎこれを探した.だが同じ香港行き便は既に売り切れてないというので,一本早い便を手配した.朝早くなるし,香港では無駄な待ち時間が多くなるが已むを得まい.往復のフライトが確定したのでBさんに返信し,これに合わせたトレッキング計画や費用見積もりを依頼した.数度メールを交換し,計画が固まり,10月27日夜トリブバン国際空港でピックアップしてくれるようお願いした.

その後何の連絡もしなかったが,漸く出発の4日前になってBさんにメールする.しかし返事がない.Bさんのオフィスが停電だったり,自分のメールサーバーがなぜかスパムメール扱いの設定にしていたようで,2日前になって別アドレスのメールで何とか連絡できた.焦った.もっと余裕を持って連絡しておくべきだった.

早朝の成田エクスプレス

早朝成田エクスプレスで空港へ

そんな訳で成田9:45発という早い便になったため,渋谷からJR成田エクスプレス(NEX)に乗ることにした.渋谷駅のNEXホームはちょっと離れた場所にあるが,まあ大した距離ではない.NEXは早朝のせいか,あるいは競合の京成も最近高速のスカイライナーを走らせるようになったためか空いていた.

成田に着き,大きなダッフルバッグは予め前日スカイポーター便で送っておいたのでこれを受け取りに行った.キャセイはJALと同じワンワールドグループで,JALABCという宅配会社があるのだが,わざわざANA系のスカイポーターにしたのはリピーター割引があるからで,なかなか細かいかも.ABCもひょっとしたらあるのかもしれないが....?

荷物を受け取りキャセイのカウンタでCX509便のチェックインをする.荷物は20kgを僅かに上回っていたが,まあ許容範囲だ.香港で別便に乗り換えるが荷物は成田で預ければカトマンドゥまで放っておけるのは助かる.これがチャイナ航空の成都経由なんかだと一旦成都で受け取らなくてはならず厄介だ.

CX509便はB777-300という大きな機体であるが満席のようで,混み合っていた.機は順調に飛び,午後1時過ぎ香港に到着した.

香港国際空港

香港で長く待つ

前述のように早い便しか取れなかったため香港国際空港では長い時間待つ.食事をしたりショップを覗いたり,多くはベンチに座り何とか長い時間をやり過ごす.ベンチには写真のようにCharging Point(充電挿(のような日本にない文字)座)が所々に設置されている.実際ケータイやパソコンを繋いでいる人を見かけるし,なかなか気の利いたサービスだ.実際,調査会社の調べでは顧客満足度の高い空港として評価されているそうである.


香港国際空港搭乗ゲート前

広いのでゲートが変更になるとたくさん歩く

香港からはドラゴン航空運行のキャセイコードシェア便CX-6732便に乗る.表示版でゲートを確認し,そこで待った.行き先がカトマンドゥなのでリュックを背負っている人も多い.日本の旅行会社のお客さんの姿も見える.搭乗ゲートは間際になって何故か変更になった.この空港はとても広く,たまたま離れた場所に変更になったため結構な距離を歩いた.丁度運動になって良かったかも.


ダッカ国際空港

ダッカを経由しカトマンドゥ着

CX-6732便は予定通り離陸した.ドラゴン航空便はイスラム圏を経由するがビールやワインを出してくれる.ただし食事はバングラデシュもしくはネパール風カレー味で,必ずしも飲み物とはマッチしない.この便は日本を通過しないが,日本語でも放送され,英語,中国語,ベンガル語,ネパール語...となかなか忙しい.

ほぼ定刻にダッカ国際空港に着くと,半分位の乗客はここで降りたようであった.

ダッカで給油を済ますと機はカトマンドゥに向け再び飛び立った.今回は機内でネパールビザ申請用紙を配ってくれなかったが,以前手に入れておいた用紙があったのでこれに記入し,準備した.定刻にカトマンドゥはトリブバン国際空港に到着し,イミグレーションへ向かった.30日ビザはUS$40であるので,50ドル紙幣を出したら“釣りがないように”と言われ,何とか細かい紙幣を探すことができたが,ちょっともめた.

イミグレーションを過ぎ,荷物受け取りコンベアに行った.遅い時間なのに人でいっぱいだった.こんなに混んでいたのは初めてだ.コンベアは3本あるが,CX-6732便の荷がどこに出るのかなど表示がないので,周りの人の気配を察知してそこに向かう.ほんとにここでいいのかな~?と待つこと暫し,漸く出てきた.

荷物を引いて出口に出ると,PN社のBさんが私の名前を書いた紙を掲げ待っていてくれた.ほっとして一緒にタクシー乗り場に向かうと,脇から手が出てきて荷物が奪われ,車のトランクに積まれ,チップを要求された.トランクに放り込むくらい,正直言ってありがた迷惑だが,まあこれがこの辺りの慣わしだし....

Bさんにタメルのホテルネーチャーに送ってもらうと,既にこの日はかなり遅い時刻になっており,翌朝オフィスに出向いて擦り合わせすることにした.おやすみなさい.

カトマンドゥ滞在stay at KTM

滞在したホテルネーチャー辺りの光景

一夜明けたタメルのホテルネーチャー前

明けて10月28日,カトマンドゥはタメルはよく晴れた朝で明けた.気温は20℃くらいで東京より温かい.ホテルの先は半ば道が終わっているような,いや狭いながら続いているか...?そんな場所だ.周囲は小さな雑貨店,小さなレストラン,旅行会社,土産物屋,ネットカフェ....典型的タメルの街の一画だ.

9:00AMになるとPN社のBさんが通勤途上だからと言いながらホテルに立ち寄り,歩いて5分ほどに位置するオフィスまで連れていってくれた.


カトマンドゥタメルの中心部

タメル中心部の旅行社オフィスで擦り合わせ

PN社はタメルの中心部,タメルチョーク近く,雑居ビルの2階にある.経営者はBさんともう一人Sさんの二人で,壁には二人のライセンスと数人のガイドのライセンスが掲げてあった.先ずトレッキングパーミットを申請するためにパスポートと写真を渡す.写真は5枚用意していたが,「これで間に合うかな~?」とか言っているが何とか大丈夫そうだ.

マナスルは規制地域でManaslu Conservation Area Project (MCAP)の料金,最低二人以上で歩くという規制から二人分の料金,また一周時はアンナプルナエリアを通過するのでAnnapurna Conservation Area Project (ACAP)の料金も必要となる.なおPN社とはすべてひっくるめての契約としていたのであまり面倒はない.なお,二人分の申請はPN社でうまくやってくれるので心配なさそうだ.申請が通れば実際歩いているとき一人であってもあまり咎められることはないようである.(実際あまり問題なかった)

次にメールで摺り合わせたことであるが日程や食事,ロッジの制限(問題)などについて話し合い,予め決めてあった費用を支払った.申請書にサインし,Bさんはそれを持ってすぐにパーミット申請に行くことになり,夕方また私がここに伺うことにした.

夕方もう一度オフィスに出向き申請結果を聞いた.残念ながら今日中にパーミットは下りず,明日(10月29日)の昼過ぎになるという.明日朝からゴルカに向け出発予定だったのでちょっと残念だ.結果から判断すると,申請までちょっとまごまごしたかも知れない.

そのうちにガイドPさんがオフィスに現れ,顔を合わせた.PN社にはマナスル経験豊かな専属ガイドが居なかった(或いは出払っていた)ので,普段他社の専属ガイドをやっているPさんに依頼したようだ.よろしく願いますね.

ということで,翌日(10月29日)パーミットが下り次第(昼ごろの予定),それを携えたガイドPさんとポーターがホテルまで迎えに来て,グルカに向かうことになった.



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