このベシサハールへ編では2010年11月16日朝ブルブレからベシサハールまで歩き,トレッキングを完了したときの写真と記事を掲載した.
ブレブレで朝食後Pさんと私はベシサハールに向けて歩き始めた.Rさんは途中でダッフルバッグを開けることもなく,近いのでバスでベシサハールに向かった.天気はどんよりしてイマイチだが,まあ,歩くにはいいかも知れない.
以前とは一部ルートが変わったトレイル(バス道)を暫く下り,クディ(Khudi)の集落に来た.2年前バスはここまでで,しかも便数は僅か,チェックポストがあり,その手前は馬やロバの待機所だった.それがチェックポストや家畜溜りが無くなり,立派な橋が架かり,建物がかなり増え....様変わりしていた.
途中の茶屋でお茶を飲み,裏側の畑で稲の脱穀風景を眺めさせてもらった.センターポールに繋がれた4頭の牛が下に敷かれた稲わらを踏みつけて脱穀する方式だ.他に人が藁束を力任せに地面に叩きつける方式もあるが,かなりの重労働なので,まあ牛のいる所では牛方式が好まれるであろう(多分).
ところで籾摺りはどうするのか?Pさんに訊いてみた.すると,一般には,サマゴーンとかで見物させてもらった水力ミルで殻を剥くそうだ.それなので普通村毎にミルを所有する家があり,村人はそこに持ち込み依頼するという.ミルは穀物を粉にするだけと思っていたが,籾摺りや,多分精米にも使えるのであろう.
下は,ブルブレ先辺りの写真
9:40AMベシサハールの街に着いた.チュックポスト斜向かいのロッジ(名前は...失念)に泊まることにした.これで無事マナスルサーキットの旅は終った.Pさん,Rさんありがとうさん.
このロッジはご夫婦とディディの3人で営業しており,一階が道に面してキッチン兼雑貨店舗となっている.キッチンの前は一応オープンカフェ形式のテーブルが置いてあり,ここで茶を飲み,道行く人を眺めるに好都合だ.(写真中央下部)それにここの3人の皆さんはとても温かな雰囲気で,リラックスできる.
という訳でここでお茶を飲んでいたらDsさんが現れた.5年前にも泊まったことがあるという別のロッジに入ったそうだが,散歩がてら訪ねてきてくれた.トレックが完了したことだし,と久々にビールを飲み,美味しかった.Dsさんは明日時間調整を兼ねてポカラに向かい,2,3日してカトマンドゥに行き,奥さんと落ち合うそうだ.
お隣りのロッジ前で日本人らしき人を見かけたので「今日は~」と声を掛けてみたら,「今日は~」と返してくれた.日本のA社のツアー9人(だったか?)の一行で,オーストリアンキャンプからこちらにやって来たそうだ.これまでマチャプチャレが一瞬チラッと見えた程度で,これから行く予定のアンナプルナビューポイントでは果たして晴れてくれるかな~?と心配されていた.確かにここ数日,山には雲が架かり眺めが良くない.そのうち小型車に分乗し,出掛けて行った.天気良くなるといいですね.
次に,Rさんがこの後同行予定の,英蘭からという2人の女性トレッカーがガイドと共に小型バスで到着した.今朝出掛けてきたブルブレまで行って泊まるそうで,早速バスを乗り換えて旅立っていった.グッドラック!
下は,ベシサハール手前とベシサハールの写真
夕方,Pさんが「夕食にはモモがいいんじゃないの?」と気を遣ってくれた.で,出来上がったモモを見ると,バラバラに砕けている.裏話を聞くと,ここの奥さんはモモを作った経験がなく,Pさんが傍で手順を指示して作らせたものであることが判明.結果はイマイチであったが,気持ちは大変ありがたかった.
ということで,急きょチキンカレーを追って出してくれた.こちらは定番の得意料理なので間違いなかった.さてお腹はくちくなったし,そろそろ休むか....