> マナスル一周トレック2010 > D17:ブルブレへ →次へ
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このブルブレへ編では2010年11月15日朝ゲルムを出て，バウンダラを越え，ナディに至りランチ，午後再び歩きブルブレまで下ったときの写真と記事を掲載した．
11月15日の朝が明けた．ロッジのテーブルは昨夜来の大勢の客の朝食で大賑わいだ．私たちはチャパティの朝食の後，皆さんと逆方向に出発した．マルシャンディ対岸には結構往来の見える車道が目に入るが，こちらは昔ながらの山道が続いている．
下は，ゲルムとその先辺りの写真
ゆっくり下りながらバウンダラの手前辺りまで来た．この辺りは稲の畑が随分と広がっている．多くは刈り入れが済んで，乾燥のため畑に横たえられている．
バウンダラには長い登りがあった．久々に長い距離の登りだ．汗を流し登り切るとバウンダラで，その一画に広場があった．広場のベンチでは女の子が遊んでいた．まだ学校はティハール休み続いているのかな？
地名にダラ（danda）が付くので，ここは丘というか，稜線の上というか，まあそんな地形だ．なので今度ここからは下りに入る．
下は，バウンダラ辺りまでの写真
バウンダラを下り暫く歩くと，先方から登ってくるバイクに出合った．ここマルシャンディ左岸側の道路拡張もスタートし，一部開通したのだそうだ．地図で見ると確かにこの辺りでは右岸側より人口密度が高そうだし，自然の成り行きであろう．ただ金網で包んだ石を主な擁壁とする工法は，素人目にはあまり強固には見えない．
そのうちナディコーラを渡り，ナディの村に入った．この村は規模が大きく，中心部を越えて広々した畑の中のバッティで休むことにした．メニューを眺め，チキンモモ（チキン餃子）をオーダーした．チキンを仕入れに出掛けたのか，まあ随分な時間を経て出来上がってきた．でも大変美味しかったのは確かだ．
庭で２人の男の子が壊れた自転車遊びやサッカーに興じていた．キックやヘッディングプレーがとても上手で，或いは将来マナンマルシャンディも夢ではないかも，と思えた．
下は，ナディ辺りでの写真
ランチの後また歩き続けた．マルシャンディコーラの脇に来るとカヤックで下る人たちがいた．随分ラフなスポーツでいつ岩に激突しても不思議でないように見える．でも滝のようになっている場所では，ちゃんと川縁に寄せて陸に上がり，川を観察し，無理そうであれば陸上でカヤックを運んでいるようだった．
1:40PMブルブレ（Bhulbhle）に到着し，新しくここまで来たバスターミナル直ぐ脇のトロンラゲストハウス（Thorang-La Guest House）に泊まることになった．明日ベシサハールまで歩く分を少し残してあるのだが，ここに停車しているようなバスが通るのと同じ道を歩くことになるのだろう．
ロッジは地の利で客がどんどんやってくる．食事だけで上に向かう人もいるし，泊まりになる人もいる．３時過ぎ，庭のテーブルでお茶を啜っていると英Dsさんがやって来て，ここに泊まるということだ．彼も時間が余っているのだ．ところで今朝は，ジャガットからシャンギ（Syanagi）まで１時間半歩き，そこでジープを待つこと２時間，ジープでここまで１時間半だったそうだ．やはり相当揺れて強烈なマッサージを施されたようだ．
ポーターRさんは18日間ヒゲを剃らなかったそうで，随分長く立派になった．「アフマディネジャド大統領みたいになったね」と言ったら，傍らのDsさんが「チャベス君はどうしているかね？」と訊く．チャベスとはベネズエラ大統領で，二人は大の仲良しなのだそうだ．
Rさんには明日からの新しい仕事ができたと電話が入ったそうだ．明日私たちとベシサハールに行き，午後になると新たな二人のトレッカーがガイドと一緒にバスでカトマンドゥから到着し，直ちにアンナプルナサーキットに向けて出掛けることになるそうだ．
下は，ブルブレ付近の写真
さて明日はトレック最終日，どんな日になるかな～？
