ゴルムド(格爾木)Golmud(2,800m)

チャカを出て,ゴビ砂漠,ゴビ灘の長い道のり経てゴルムドにやって来た.

シャンリド(香日徳)Xiangride

シャンリド(香日徳)のイスラムレストラン

イスラムレストラン

チャカとゴルムドの中間地点で,シャンリド(中国名:香日徳)という小さな町でお昼になった.この町はイスラム教徒の回族が多く住んでいるようで,ガイドのホウさん推薦のこのイスラムレストランで昼食となった.たかがラーメンとは言っても,いきなり20人もの客で手間取っている.キッチンを覗くと,家族総出で麺打ちから始めていて,大変そうだった.我々は勝手にラーメンと呼んだが,どちらかと言うと麺はうどんに近い味と思った.

ここで頂戴したお茶は一風変わっていた.お茶に干し果実と氷砂糖が入っているのだ.お茶に砂糖を入れるのはアラブなどイスラム圏で多い作法であるが,筆者には甘くてちょっと.....なので,予め氷砂糖は取り除くのが正解だ.なおこのお茶+干し果実はシャンリド地方の特産だそうである.

青蔵公路と植林

青蔵公路と植林

チャカ/ゴルムド間はゴビ灘ゴビ砂漠などの荒地であるが,ここを西寧とラサを結ぶ青蔵公路が貫く.総延長1956kmに達し,建設には莫大な人数の政治犯,何千ものチベット人労働者,人民解放軍があたったそうで,多くの犠牲者を伴ったそうである.

ゴルムド近くでは多分大規模な灌漑で拡張したと見られる大オアシスがあった.この辺りの単位面積当たりの小麦生産量は非常に多く,アジアでも最高クラスだという.写真のように砂漠に一本いっぽん丁寧に植林している様子が窺えた.これには感動を覚えた.


下は,シャンリドやチャカ/ゴルムド間の写真あれこれ

ゴルムド手前の写真
ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真
ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真 ゴルムド手前の写真

ゴルムド(格爾木)Golmud(2,800m)

ゴルムド市街地

ゴルムドに入る

長いドライブの末ゴルムドに到着した.市街地の道はだだっ広いが歴史を感じさせないといった印象だ.標高2,780mとチャカより大分低くなっている.ゴルムドとはモンゴル語で「河川が集まる土地」に由来するという.かつてこの辺りはカザフ人遊牧民が支配していたそうである.1950年代から漢族が移住して鉱山都市として発展し,さらに青蔵公路や青蔵鉄道建設基地として発展してきたようだ.

ゴルムドの超市=スーパーマーケット

スーパーマーケット

超市はスーパーマーケットの中国語であるが,このように小さなコンビニくらいの規模であることが多い.商品が絵と漢字で記されているのは,漢族のほかに市内にはチベット族やモンゴル族も多いためだろうか?人口は27万人で漢族が90%を占め,圧倒的であるようだが.....市民の平均年齢は32歳と若く,多くは中国東部から移り住んだことを窺わせる.チベット高原では西寧,ラサに次ぐ3番目の大きさであるそうだ.


下は,ゴルムドと近郷の写真あれこれ

ゴルムド近郷の写真
ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真 ゴルムド近郷の写真


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