ロンボクから山道を辿り,ティンリーに到着した.
夕刻ティンリー(標高:4,390m)に到着し,定日雪豹客桟に入った.完全に山小屋風で,シャワーも手洗いも 共同の部屋だった.年々良くなっているそうなので,普通の部屋もあるのかもしれない.
家路を辿るのか大量の羊が,どどどどっと中尼公路を横断する.いつものことであるが,よくまとまって一斉に行動するものだと感心する.
ティンリーの宿からはチョオユーがよく見える.この位置からだと,ネパールのゴーキョリから眺めるのと反対側になるのか,ちょうどミラーリングしたプロファイルとなっていて判りやすい.
陽が低く,影が長~くなったが,羊飼いは一人でたくさんの羊に暗くなるまで草を食ませている.きっと,夏場で草の豊富な今が勝負時なのであろう.
チョオユーの左(東)にはチョモランマも頂きを覗かせていた.右側にはシシャパンマも聳えている筈だが,雲がかかりあまりよく見えなかった.
下は,夕方のティンリーの写真
ティンリーでは多くが酪農を営んでいるようだ.日干しレンガを作っているところや,街道脇には商いをする店も並んでいる.写真のような露店も出ており,日用品や衣料を揃えていた.牛はヤクに比べて少ないが,このように遊んで(?)いる.ヤクと比べて高所に弱いとされるが高度順応し,改良された品種なのかも知れない.
この日は中尼公路の交通規制の都合で,午前中ティンリーに留まることになった.ちょうどティンリーには展望台があり,ここを訪れることにした.一時間もかからない場所で,周囲がよく見渡せる.写真はそこにある塔であるが,普通のチョルテンとは形も構造も色も違うが,仏塔であろうか....?
残念ながらこの日は雲が厚く,ここからシシャパンマを見ることは適わなかった.また,昨夕よく見えたチョオユー,チョモランマもこの日はだめだった.しかし昨日よく見えたので,まあいいだろう.
下は,朝方のティンリーの風景
ティンリーで昼食を済ませ,午後はラローラ,トンラを経て一気にネパール国境まで進む予定だ.