ヒマラヤHimalaya

朝7時ホテルを出発し,ヒマラヤを眺めにロンボクに向かった.

パンラ(パン峠,パンラ峠)Pangla Pass(5,150m )

山道をパンラに向かう

山道をパンラに向かう

ホテルを出て少し走ったところで,第1の,また少し進んで第2のチェックポイントがあった.ここではパスポートの提示が求められる.それなりに時間を要するが,無事通過する.

シェカールからパンラ~ロンボク~チョモランマBC~ティンリーへの道は全て未舗装で,起伏が大きく,橋のない川など障害が多く,4WDでないととても通れそうもない個所が多い.大層揺れて,先行車の埃を諸に被るが,それでも眺めは上々である.

パンラ(Pangla Pass)に到着

パンラ(Pangla Pass)に到着

パンラは標高5,150m,坂をどんどん登り,この峠に出ると,いきなり目の前にヒマラヤの峰々が広がっていた.ヒマラヤそのものが先ずすばらしく,それを見て小躍りする我々がいるシーンもまた感動的な一コマのように筆者自身の目に映った.全部が一斉に見えるわけではないが,流れる雲の間,左(南)からマカルー,ローツェ,チョモランマ(エベレスト),チョオユーが見える.多分チョオユーの左端に見えるのはギャチュンカン,それとチョモランマの間に見えているのはプモリではないかと思うが.....確信はない.

以下の写真はパンラおよびそこから少し先に行った位置から撮ったものである.

チョモランマ/エベレスト(Qomolangma/Everest)とローツェ(Lhotse )

チョモランマ/エベレスト(Qomolangma/Everest)とローツェ(Lhotse )

右のピークがチョモランマ.標高8,848m,1953/5/29,英登山隊のヒラリー(ニュージーランド)とテンジン(ネパールシェルパ族)が初登頂.このときのルートは東南稜なので,写真ではピーク左側の稜辺りになろうか.

左側はローツェだ.チベット語で,ローは南,ツェは峰なので,「南峰」となり,チョモランマの属峰的な名だ.でも標高8,516mと,世界4番目の高峰で,1956年ようやくスイス隊が初登頂に成功したという難度の高い山だ.東から西にかけて,鋸状にピークが連なる様相はネパール側から眺めた印象とよく似ている.

マカルー(Makalu)

マカルー(Makalu)

標高8,462mと,ローツェに続き世界5番目の高峰.1955年仏隊が初登頂.日本人では1970年に初登頂しているそうだ.


チョオユー(Cho Oyu)

チョオユー(Cho Oyu)

標高8,201m,世界6番目の高峰.初登頂は1954年オーストリア隊.日本人としては1983年富山県山岳連盟登山隊が初登頂しているそうだ.最も登り易い8000m峰と言われるそうだ.


下は,パンラに至るまで,パンラ,その少し先の写真

パンラ辺りの写真
パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真
パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真 パンラ辺りの写真

ロンボクRongbuk(5,000m )

標高5,150mのパンラから標高5,000mのロンボクまで進む

ロンボクへの道のり

標高5,150mのパンラから標高5,000mのロンボクまでは,それらよりは低いものの依然として高いところが続く.それでも川が流れ,村があって,きれいな麦畑があることに感心してしまう.

空はますます澄み渡り,乾いた風が心地よい.


ロンボク(Rongbuk)に到着

ロンボク(Rongbuk)に到着

こうして11:35AM,標高5,000mのロンボクに到着した.酪農を営むチベット族の家が集落を形成し,ロンボク寺がある.丘の斜面の白いチョルテンにはタルチョーやカタが空を泳いでいる.

こここそがチョモランマ見物の名所なのだ.幸いなことにそれが実によく見える!皆口々に,「すごい!」を連発する.


ロンボクから眺めたチョモランマ(エベレスト)

ロンボクから眺めたチョモランマ

そうか,こんな風に見えるのだ!という印象だ.ネパール側のゴーキョリやカラパタールからは,手前にヌプツェが立ちふさがり,頂上付近しか見えないが,ここロンボクからは下まで見える.頂点から降りる2つの沢,それで3角形の山を3つの3角形に区分しており,特に中央の3角形が印象的だ.


日本人でエベレストを登った人は130人程いるそうで,目立った記録に以下のようなものがあるようだ.


下は,ロンボクまでの風景,ロンボクからの眺め

ロンボク辺りの眺め
ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め
ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め ロンボク辺りの眺め

チョモランマBCのゲートChomolangma base camp gate(5,100m )

当初ロンボクまでの計画であったが,添乗員の特段の計らいでチョモランマベースキャンプ入り口まで車でやって来た.ここには地元民が管理するゲートがあり,さらにここからチョモランマに近づいた分いくらか迫って見える.4km先のベースキャンプまで4WDで入る交渉してくれたが,それは適わなかった.

このゲートは概ね標高5,100mに位置し,ロンボクよりここをベースとしたトレッキング客などを対象とした大きなテントや露店が並んでいる.またこのゲートと4km先のベースキャンプまで往復する2人乗り馬車を運行している.

チョモランマBCのゲートでの眺めチョモランマBCのゲートでの眺め
チョモランマBCのゲートでの眺めチョモランマBCのゲートでの眺め

チョモランマベースキャンプChomolangma base camp(5,200m )

チョモランマベースキャンプでの眺め

チョモランマベースキャンプ

上述のベースキャンプ入り口ゲートで2時間弱のフリータイムがあった.BCまで4km,高度を考えると,往復2時間弱は楽ではない.しかし前月に予定していたガンジス源流トレッキングがキャンセルされたため,ここは何とか歩きたい.....歩いてみることにした.

12:05PMスタート,通りは馬車が通る緩い登り勾配で,5,100m⇒5,200mと登る.途中巻いた道を直登したりして,12:55PM,写真のBCを望む流れの前に到着.あいにく雲が架かってきたが,麓には建物数棟と右の丘にタルチョーが見える.持参した弁当の中を物色し,そのまま手で持って食べられるチキンを探してかじり,水を飲む.なお,途中までご一緒したMさんは,直登できついガレ場に行き当たり,一旦戻り,再登する時間が足らなくなり諦められた.

さてチキンを大急ぎで食べたが約束の2:00PMまでに戻らねばならない.下りで,楽なので大丈夫とは思いながらも,思わぬアクシデントに備え,シンデレラの如く一目散に駆け下りる.途中Mさんと会い,BCゲートには1:45PM頃に到着した.ハアハアしながらもBCまで行けて良かった!


下はチョモランマベースキャンプでの眺め.

チョモランマベースキャンプでの眺めチョモランマベースキャンプでの眺め
チョモランマベースキャンプでの眺めチョモランマベースキャンプでの眺め

ティンリーへ行くdrive to Tingri(4,390m )

チョモランマBCゲートでは再び4WDに分乗し,一旦来た道をそのまま戻り,途中で西に折れ,ティンリーに進んだ.

先ずは,ティンリーへ向かう道前半の眺め.崖もあって怖い個所もあったが,のどかで美しい風景が楽しめた.

ティンリーへ向かう道前半の眺め
ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め
ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め ティンリーへ向かう道前半の眺め

さらに,ティンリーへ向かう道後半の眺め

ティンリーへ向かう道後半の眺め
ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め
ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め ティンリーへ向かう道後半の眺め


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