タシケントTashkent

サマルカンドから再びタシケントに向かった.


タシケント付近のGoogleマップ

ウズベキスタンの首都タシケント(Tashkent)はマーカー18の場所に位置している.

タシケントへgo back to Tashkent

綿花畑

綿花畑

サマルカンド/タシケントの間も綿花の畑が広がっていた.今は,つぼみ,花が咲いているもの,実を付けているもの,いろいろ混在している.しかしまだ実が弾けて収穫できるものはない.あと2ヶ月くらいかかるようだ.ところで花は白いのとピンクのと2種類咲いているが,木自体2種類なのか,それとも咲き始めはピンクで,開ききると白くなるのか.....間近で見たに拘わらず判らず仕舞いであった.


下は,サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺めあれこれ

サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め
サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め サマルカンドからタシケントへ向かうときの眺め

日本人墓地Japanese cemetery in Tashkent

日本人墓地

第2次世界大戦後,多数の日本兵捕虜がソ連各地で強制労働キャンプに収容された.ウズベキスタンにおいても約2万4千人が抑留され,各地で建設工事など携わったそうである.粗悪な労働環境,過酷な労働で命を落とした人も多く,ウズベキスタンだけでも812人が収容中に亡くなったそうだ.この中の79名がタシケントのこの墓地に埋葬されていた.墓銘を見ると亡くなられた人の出身地は日本各地に広がっている.他に,無念にも身元不明のまま落命した人は多数に上るようである.

タシケントの日本人墓地タシケントの日本人墓地

タシケントの共同墓地

共同墓地

上記日本人墓地はタシケント市の大きな共同墓地の一画にある.墓地にはイスラム教徒の墓も,ロシア正教徒の墓もあって,とても広い.日本兵同様に捕虜として亡くなったドイツ兵の墓地もあるそうだ.

常駐の係員もいて,墓は大事に手入れされている.

ところで,訪れる前に捧げる花を入手するために花屋に寄ったのであるが,あいにく閉まっていた.同行者の一人が,それでは可哀想と,途中の庭先で花を摘んだ.すると周囲から笑いが漏れた.ガイドのガイラットさんが,日本人は墓地で笑うんですね?と,不思議がられた.ウズベク人は墓地で笑うことはなく,特に婦人は泣く人が多いと話していた.

工芸博物館Museum of Applied Arts

閑静な住宅街にあるこの博物館は,1907年に建てられたロシア公使の私邸を博物館に改装したそうである.この博物館の建物自体がとても美しい.内部はウズベク各地から招かれた職人によってイスラムの宮殿のような装飾が施されている.ただし公使はイスラム教徒ではなかったのでミフラブはメッカとは逆の方向に設置されたそうだ.そうであればミフラブを省けば良かったのに....と思わなくもない.陶器や浮き彫り,それとウズベクの有名な刺繍,スザニがたくさん展示されていた.

工芸博物館工芸博物館
工芸博物館工芸博物館
ナヴォイ劇場前景

ナヴォイ劇場前景

この劇場は1947年に完成した1500人収容の劇場で,タシケントの中心地,6日目に宿泊したタシケントパレスホテルの真向かいにある.ナヴォイはアミルティムール時代末期の詩人で,また宰相としても働きがあった人だそうだ.

日本人にとって,上述の抑留日本兵捕虜450人などの強制労働によって作られた建物であることが感慨深い.市内のほぼすべての建物が倒壊した1966年のタシケント大地震でも大丈夫だったそうで,地元の人から「日本人が建てたこの劇場は,地震のときもビクともしなかった」と,称えられているそうだ.亡くなられた方には僅かながらも慰めの言葉になっているのではなかろうか.

ナヴォイ劇場回廊

ナヴォイ劇場回廊

入り口前の回廊であるが重厚なデザインだ.内部を見ることはできなかったが,6つの休憩ロビーはタシケント,サマルカンド,ブハラ,ホレズム,フェルガナ,テルメズの各地方のスタイルでレリーフが施されているのだそうだ.

この劇場にはバレエの学校も併設され,卒業生を世界中のバレエ団に輩出しているそうだ

アミルティムール広場Amur Timur Square

緑豊かな公園の一画にアミルティムールの像が建っていた.ここでは馬に跨った姿だ.なおシャフリサブスでは立った姿,サマルカンドでは座った姿であった.ここでもゆっくり散歩する市民が多くみられる.やはり大きな樹の林は魅力的だ.

アミルティムール広場のティムール像アミルティムール広場のティムール像

タシケントの街City of Tashkent

タシケントの百貨店

mirという百貨店の玄関と内部.キルギスのビシケクでもツムデパートという百貨店を覗いたことがあったが,そことは圧倒的に違って,モダンな感じだ.中央アジアで唯一地下鉄が走っている街らしいかも.

タシケントの百貨店タシケントの百貨店

街頭アーティスト

似顔絵書きの青年とバイオリン弾きの少女.家の近くの駅前では,ポップスを演奏している子らが多いが,この少女はクラシック音楽を演奏していたので,少し驚く.傍らではサックス演奏のおじさんもいた.何の芸もなく,単にお金をいれる容器を突き出す人々もいた.

似顔絵書きの青年街頭バイオリン弾きの少女

下は,タシケントの街の様子

タシケントの街の様子
タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子
タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子 タシケントの街の様子

タシケント空港

タシケント空港

こうして中央アジアの観光は終わった.後はタシケント空港からウズベキスタン航空で成田に飛び,入国して,おしまい.



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