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サラマンカからさらに南下しアビラに向かった．
マーカー11で示したのがスペインのアビラ（Avila）．マドリードの北西87kmに位置している．
家畜が草を食む高原が広がる道を走ると，やがて向こうにアビラの街が見えてきた．アビラは，人口は5万人余りで，標高1,117mに位置し，スペインの県都では最も標高が高いそうだ．街は岩山の平らな頂きに建てられているようで，冬は厳しく長く，夏は短いそうだ．
アビラに近づくと，巨大な城壁（市壁）に驚かされる．城壁は赤茶色で花崗岩で作られているそうだ．城壁には合計88の塔と9つの門があり，よく保存されているそうだ．見たわけではないが，アビラ城壁の内側および外側には多様な教会建築が残るそうで，ゴシック建築のカテドラルは1107年に遡り，他の多く，（城壁の外が多いらしいが，）も13世紀～14世紀に建立されたようである．
なお，アビラは，1985年，『アビラの旧市街と城壁外の教会群』（Old Town of Avila, with its Extra-Muros churches）として，ユネスコ世界遺産
（文化遺産）に登録されている．
人口が増えたのであろう，アビラの周囲にはごく一般的な新しい集合住宅のエリアもある．
