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マーカー18で示したのがポルトガルのオビドス（Obidos）．リスボンの北に位置する小さな街．
オビドスは，リスボンから１時間あまり走ったところにあった．オビドスは城壁に囲まれた人口1000人以下だという小さな街で，「谷間の真珠」という名誉ある称号があるようだ．1282年，ディニス王（在位1279～1325）という時の権力者が，この村にすっかり魅了された王妃イザベルに，村を丸ごとプレゼントしたのだそうだ．以来，1834年まで，代々の王妃の直轄地となっていたそうである．今も街の造りは中世のままの姿，『中世の箱庭』とも，童話風光景でなかなか人気が高いそうである．とは言っても，城壁の造りは堅固そのもので，王妃の居城があったであろうことが偲ばれる．
下は，オビドスの写真あれこれ．街の奥にあるのは，14世紀に建造されたというサンタマリア教会．ちょうどクリスマス前で，マリアに抱かれたキリストの場面が庭先で再現されていた．
さらにオビドスの写真．旧お城は，現在ホテルとして運用されているという．人気があり，なかなか予約をとるのは大変らしい．
もっとオビドスの写真．最後の一枚はこの街から見えるローマ水道橋．ここもやはりローマ帝国の支配下になっていたのだな～．これまで，エヴォラでも，リスボンでも見えたから，2000年前は全て支配下であったのであろう．
