ほんとに久しぶりに高尾山に登ってみることにした.
コース:京王高尾山口→1号路→高尾山→城山→JR相模湖駅.天気:晴れ.歩行時間:5時間くらい.
久しぶりの高尾山は舗装道路の1号路から登った.紅葉がちょうど見ごろだった.まあそれを狙って行った訳であるからそうでないと困ってしまうが.一般に平年の高尾山紅葉は,色づきはじめ…11月初旬,一番の見ごろ…11月20日前後,とされるので,この日はまあどんぴしゃりに近いであろう.また八王子観光協会の高尾山もみじまつりは,11/1~30と結構長く設定されているようだ.まあこの期間内であればいくらかはどこかで紅葉が見える筈,といったところか.
同寺院の公式サイトから転載すると,真言宗智山派大本山である高尾山薬王院有喜寺(やくおういんゆうきじ)は,成田山新勝寺,川崎大師平間寺と共に,関東の三大本山の一角を占める名刹(めいさつ).
1250年余前,奈良時代,)聖武天皇の勅願により薬師如来の尊像を安置して東国鎮護の霊場として開基された.また,弘法大師(空海)の巡錫も伝えられ,弘法大師御作と伝えられる不動明王像や,御大師様が一夜を宿られたという岩穴・岩屋(大師が現存.
南北朝時代,1375年ころ,京都・醍醐山より俊源大徳が入山し,高尾山中において勇猛精進し,不動明王の御宝前で真言密教の秘法・八千枚の護摩供を修して,飯縄大権現(いづなだいごんげん)を感得したと伝えられる.さらに縁起文には,飯縄大権現の御本誓を(一)には向背(こうはい)に火焔(かえん)を負い,左右の御子に剣と索(さく)とを持てるは不動明王の御本誓を現わし,悪魔を退治し,慈悲の智慧を以て種々の煩悩病苦を焼き尽くし,(二)には歓喜天の心を抱きて求る所の利益を施し,(三)には鴟啄(くちばし)と羽翼(つばさ)ある鳥の姿は迦桜羅天(かるらてん)の飛行自在の徳を表し,(四)には白狐に乗って荼枳尼天(だきにてん)の福を授く,(五)には白蛇を頂くは宇賀神(うがじん)の宝珠と,弁財天の愛嬌(あいぎょう)を与え給うなりと五相合体(ごそうがったい)を説き示している.
以後,高尾山は飯縄大権現を御本尊として奉祀し,俊源大徳をもって高尾山中輿の祖としている.(以下略)
と,長い歴史が記されている.
相模湖は相模川を相模ダムによってせき止めて作られた人造湖だそうだ.1964年に開催された東京オリンピックのカヌー競技会場だったそうだ.とても大きな湖であるが,主目的は飲料水などの水源確保であろうか?ちなみに神奈川県の現在の水がめは相模川水系の相模湖,津久井湖,宮ヶ瀬湖,酒匂川水系の丹沢湖が主だそうで,中でも宮ヶ瀬湖は他の3~4倍の貯水量があるようだ.
これまでのJR相模湖駅のある相模湖町は2006年3月,相模原市編入され,相模湖町自治区というのだそうだ.何かウイグル自治区のような半ば辺境の地の響きのような,或いは異民族若しくは異教徒のようなイメージも.....まあ日本離れした響きだ.
高尾山から陣馬山に向かって歩くと,右手(南側)はいつも相模湖が見えている.今回は城山から下ったのであるが山道はいいとして,その後の里の一般道の区間がちと長かったように記憶している.