2012年の高尾山ハイキングメモ.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴れ
歩行距離:20.6km
歩行時間:6時間,休止時間:1時間14分.
痛くなったところ:まずまずか.
体育の日でいい天気になった.老若男女たくさんのハイカーが陣馬山の方向へ,また逆の高尾山方向へと歩いて行く.
私は出だし以外前回と同じようなコースを歩き,JR相模湖駅へと下ったが,幸い脚も何とか大丈夫なようだし,快適だった.
ツルニンジン(蔓人参)の内側の色が普通のと比べて若干薄めだが,まあ個体差の範囲内なのだと思う.
コース:京王高尾山口→2号路→3号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→稲荷山コース→高尾山口
天気:曇り
歩行距離:28.3km
歩行時間:8時間15分,休止時間:1時間18分.
痛くなったところ:疲れたがまずまずか.
比較的通りが疎らな3号路を歩いた.概ね曇りの一日だったが,たまに陽が射した.そのときはトレイルに直射光部分に木陰部分の強いコントラスト,木漏れ日の柔らかな陽射しと変化があって気持ちがいい.
前回はまだ相当暑かったが,この日はようやく秋に入ってきた感じだ.土曜日であるし,ハイカーの数も多い.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:曇り(この日もまた下山後晴れ)
歩行距離:20.5km
歩行時間:6時間11分,休止時間:1時間41分.
痛くなったところ:転んで,左親指の爪1/4剥がす.痛い.
彼岸も過ぎてヒガンバナの多くは既に咲き終わっているであろうが,ここ陣馬山ではまだ残っていた.緑の背景にこの赤が映えて美しい.
ヒガンバナの花寿命は短い方であろうが,背後に覗くアザミは結構長く咲いているように思う.それとも個体毎に咲くタイミングがずれているためだろうか?
久しぶりの高尾山は花の盛りであった.
↑カシワバハグマ (柏葉白熊) | ↑オクモミジハグマ (奥紅葉白熊) | ↑ツリフネソウ (釣船草) |
---|
↑ノハラアザミ (野原薊) | ↑トネアザミ (利根薊) | ↑ヌスビトハギ (盗人萩) |
---|
↑シモバシラ (霜柱) | ↑サラシナショウマ (晒菜升麻) | ↑ツルニンジン (蔓人参) |
---|
↑アキノキリンソウ (秋の麒麟草) | ↑ヤクシソウ (薬師草) | ↑ダイコンソウ (大根草) |
---|
↑シシウド (猪独活) | ↑ノダケ (野竹) | ↑オトコエシ (男郎花) |
---|
カントウヨメナ (関東嫁菜) | ↑ヒメシオン (姫紫苑) | ↑ミツバフウロ (三つ葉風露) |
---|
↑ヤマハッカ (山薄荷) | ↑ヒキオコシ (引起こし) | ↑ツリガネニンジン (釣り鐘人参) |
---|
↑キバナアキギリ (黄花秋桐) | ↑ヤブタバコ (藪煙草) | ↑ナンテンハギ (南天萩) |
---|
↑フジレイジンソウ (富士伶人草) | ↑クサボタン (草牡丹) | ↑ヒガンバナ (彼岸花) |
---|
コース:京王高尾山口→2号路→3号→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴れ/曇り
歩行距離:21.8km
歩行時間:6時間30分,休止時間:50分.
痛くなったところ:一応OK.
この日もなかなかいい天気だ.低い樹木が瑞々しい枝を広げて盛夏も近い気配だ.
上に実を付けた何やら変わった葉っぱの木があった.実に妙だ.ネットで検索してみるとどうやらハナイカダ(花筏)ではないかと思われる.何でも雌花の実で,暫くすると黒くなるらしい.それと,この実のできる前にはちゃんと花も咲くようだ.写真で見る限り,花びらが殆ど葉っぱと同色系で地味な雰囲気ではあるが.
そう言えばナツトウダイ(夏灯台)とかと少し似ているかな?
コース:京王高尾山口→2号路→3号→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:曇り(この日もまた下山後晴れ)
歩行距離:21.8km
歩行時間:6時間9分,休止時間:53分.
痛くなったところ:一応OK.
病院脇の道(名称未だ知らず)を上がって,2号路,3号路を行くコースを歩いた.6号路や稲荷山コースと比べて人通りは少し少ない.
短い2号路を過ぎると,3号路に入るが,ここは鬱蒼と緑が茂っている.6月20日関東地方を襲った第4号台風はかなり強力だったようで,トレイルには叩き落された緑の小枝が散乱しているのが痛々しい.
6月上陸は比較的稀だというが,今回の第4号は思った以上に勢力が強かったようだ.『これより奥高尾』の三叉路入り口から,最も南のトレイルを歩いたが,ここだけで4本ぐらいコースに架かった倒木が見られ,驚いた.地形の作用で,局地的に風力が高まるのであろうか,特にここでは多かった.ただしかし,その先も何本かの倒木が見られたし,また写真のように与瀬神社手前辺りも結構倒れており,相当広範囲に被害が及んでいたようだ.
最初のイボタノキ(水蝋樹)と2番めのミヤマタニワタシ(深山谷渡)は初めて見た花(或いは見ていたが判らなかった)どちらも変わった名だ.
コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:曇り(下山後晴れ)
歩行距離:20.8km
歩行時間:5時間57分,休止時間:56分.
痛くなったところ:一応OK.
陣馬山頂上手前で初めて見た花.後で調べるとナワシロイチゴ(苗代苺)のようである.最初見たとき,ヘタがめくれており『花が散った後かな~?』と云った印象を受けた.でも間近でよく眺めると花びらは新しく,どうやら今咲いている最中,と判る.まあ,妙な花だと思う.
↑イナモリソウ(稲森草) | ↑オカタツナミソウ (丘立浪草) | ↑ドクダミ(どくだみ) |
---|
↑ヤマツツジ(山躑躅) | ↑ハルジオン(春紫苑) | ↑マルバウツギ(丸葉空木) |
---|
↑ニガナ(苦菜) | ↑コゴメウツギ(小米空木) | ↑フタリシズカ(二人静) |
---|
コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴
歩行距離:20.9km
歩行時間:6時間4分,休止時間:1時間3分.
痛くなったところ:一応OK.
この日も6号路から入り,途中稲荷山コースへと抜けた.稲荷山コースと交わる手前で『登り専用』一方通行の看板が掛かっていた.にも拘わらず,稲荷山コースから下りに入ってきたハイカーがいた.いろいろ異論はあろうが混み合うトレイルで身勝手はどうかと思う.
新しい芽も木の種類によって随分差がある.既に緑豊かになった樹木もあれば,写真のように淡い緑の葉が膨れつつあるものも多い.こうした木々の下を歩むのは誠に気持ちいいものだ.
今年は平地の桜が遅かった.高尾山は低いとは言いながらそれなりに標高があるため普段から桜は若干遅めなのだ.今年は単純に平地の桜前線を平行移動したか或いはそれ以上に遅くまで咲いているように見える.
ハナネコノメ以外にも色々咲き始めた.特にスミレの種類は多い.自信はないが一応名前はこうかな~?と振ってみた.違うかな?
↑タチツボスミレ(立坪菫) | ↑ミヤマキケマン (深山黄華鬘) | ↑セイヨウタンポポ (西洋蒲公英) |
---|
↑クサイチゴ(草苺) | ↑キジムシロ(雉筵) | ↑ヤマブキ(山吹) |
---|
↑エイザンスミレ (叡山菫) | ↑モミジイチゴ(紅葉苺) | ↑イカリソウ(碇草) |
---|
↑ヒトリシズカ(一人静) | ↑クサボケ(草木瓜) | ↑ツルカノコソウ (蔓鹿子草)? |
---|
↑センボンヤリ(千本槍) | ↑チゴユリ(稚児百合) | ↑シャガ(射干) |
---|
コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴
歩行距離:21km
歩行時間:5時間58分,休止時間:1時間1分.
痛くなったところ:この日も前回同様歩く前から痛かった右足は,一応変化なし.
前回小下沢,その前日陰沢共にネコノメソウ系の花を探すことができなかったので,今回は6号路を登った.暫く行くと,うまいことにトレイル脇の陽当りの悪い辺りにハナネコノメ(花猫の目)やヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)が咲いていてくれた.やっと見ることができた.
沢沿いから稲荷山コースに抜けた.トレイルは良く乾いている.この後も陣馬山までず~っと驚くほど良く乾いていて,これまでとは違って気持よく歩けた.
ハナネコノメ以外にも色々咲き始めた.特にスミレの種類は多い.自信はないが一応名前はこうかな~?と振ってみた.違うかな?
↑タチツボスミレ(立坪菫) | ↑ミミガタテンナンショウ (耳形天南星) | ↑ヒカゲスミレ(日陰菫) |
---|
↑ニリンソウ(二輪草) | ↑ユリワサビ(百合山葵) | ↑アオキ(青木)の実 |
---|
↑ハナネコノメ (花猫の目) | ↑ヤマルリソウ(山瑠璃草) | ↑ヨゴレネコノメ (汚れ猫の目) |
---|
↑エイザンスミレ(叡山菫) | ↑ニリンソウ(二輪草) | ↑オカスミレ(丘菫) |
---|
↑マルバスミレ(丸葉菫) | ↑タチツボスミレ(立坪菫) | ↑エイザンスミレ(叡山菫) |
---|
↑カンスゲ(寒菅) | ↑アカネスミレ(茜菫) | ↑ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛) |
---|
花名をendoさんに見てもらい修正しました(4/13夕).
コース:JR/京王高尾駅→小下沢→関場峠→堂所山→明王峠→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:快晴,後午後2時頃から曇り
歩行距離:22.1km
歩行時間:5時間53分,休止時間:1時間25分.
痛くなったところ:歩く前から痛かった右足は,一応変化なし.
この日もJR高尾駅出口から西へと歩いた.バス通りを暫く歩き,日陰を越え,JR中央線橋の下をくくる.小下沢に入るつもりだったが,見落として何ぼか行き過ぎてしまった.戻って,ようやく小下沢林道に入って行った.入った所に梅林があり,白や赤の梅が咲いていた.
梅林を過ぎると写真のように左側に沢が現れた.小下沢(こげさわ)だそうだ.これに沿うトレイルは林道で,車が通れるように幅も広く,とてもいい道だ.さて『ハナネコノメ』はどこに在るのだ?と周りを見ながら緩やかな傾斜を登っていった.
『ハナネコノメ』は全く見つけられないうちに北高尾山稜の関場峠に出てしまった.また今回も見つけられず敗北感が漂う(涙).でも初めてのトレイルも歩けたし,小下沢の流れも見えたし,まあ良かったとするか.
関場峠から北高尾山稜を歩くと,それまでの緩やかな林道と打って変わって北高尾山稜の急なトレイルとなる.ただそんな区間は幾らの距離でもなく,程なく堂所山に到着した.ちょうどお昼時でもあり,多くのハイカーが休憩し,食事中だった.青空の下,美味しそうだ.
私は堂所山から明王峠へと歩き,後はいつものように陣馬山,明王峠に戻り,途中出会った独り歩きの人と話を交えたりしながらJR相模湖駅へと下った.事故が原因とかで中央線が20分ほど遅れ,ラッシュアワー並に混んでいたのには少し驚いた.
『ハナネコノメ』は見つけられなかったが他の幾種類かは咲いていた.春の訪れを感じる.
コース:JR/京王高尾駅→日陰→日陰沢林道→城山→景信山→明王峠→陣馬山→一の尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:曇り後少し薄日
歩行距離:(22kmくらい)
歩行時間+休止時間:7時間45分.
痛くなったところ:右足くるぶし.
この日は初めてJR高尾駅出口からバス通りを西へと歩いた.帰路反対方向に歩いたことは何度かあるが,朝駅から歩くのは初めてだ.暫く行くと駒木野辺りでは梅まつりののぼりを立て,町内会の人たちが準備していた.この辺りには梅の木が多く,あちこちこうした催しの看板が見えた.ただ今年はそれまで気温の低い日が続いたためか,梅はまだ少し早いようで,あまり多くは咲いていないようだ.
1時間あまり歩いたか,日陰に着いた.ここから城山に向かって日陰沢に沿う日陰沢林道を歩いた.日陰沢はハナネコノメが在るところ.....と聞いていたように思ったので,このコースに来たのだった.しかし,目が節穴なのか,全く見つけることが叶わず城山下に来てしまった.
城山から先は前日までに降った雪が残っていた.所々に融けた雪と泥が混じり凄い場所もあった.
雪は完全に北から横殴りで降ったようで,檜の北側にのみ雪が付着している.陣馬山近くになると少しだけ雲の間から青い部分が覗くようになった.雪も青空に対比するときれいだ.
陣馬山からは久しぶりで落合経由でJR藤野駅へと下った.落合辺りの道脇の斜面にはオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)が咲き乱れていた.ハナネコノメは見えなかったがオオイヌノフグリで一応少し春の息吹が感じられた.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→明王峠→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:曇り
歩行距離:20.5km
歩行時間:6時間9分,休止時間:40分.
痛くなったところ:まずまずか.
曇日で風は冷たい.トレイルのあちこちには霜柱が厚く成長し,踏まれてグチャグチャになっている.明王峠手前辺りからは薄っすら雪が着いている,前夜降ったのであろう.殆ど北側から真横に降ったようで,樹木の陰だけが櫛歯のように雪が抜けている.
↓霜柱でグチャグチャの城山北 | ↓明王峠の先,北風の跡 |
---|
↑陣馬山手前 | ↑陣馬山北の斜面 |
---|
陣馬山頂上に立つと,小さな雪がぱらつくちょっとイマイチな天気ながら日曜日だけあってそれなりの数のハイカーが集っていた.
コース:高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→6号路→高尾山口
天気:快晴,後午後2時頃から曇り
歩行距離:28.2km
歩行時間:8時間8分,休止時間:1時間23分.
痛くなったところ:右足くるぶし.
関東地方は好天が続いている.この日も素晴らしい天気で今年初めての高尾山歩きだ.
最初の一枚は一丁平の少し先で見かける白い樹.このような白い樹がパラパラっと生えているのだが,青空の下ではとても綺麗に目立っている.はて何という樹かな?
真ん中は小仏峠(上)から相模湖先に見える富士山.雪のラインは平年より少し上にあるか?
右は景信山手前の中央高速方面側を望む光景.ここは峠のような地形であるが,写真の東京都側斜面の樹木は2年前くらいであったか全て伐採され,丸裸状態になった.城山背面も同じように丸裸になったが,どうした理由なんでしょうね?陽が当たってきれいではあるが.
全般に小振りで数も少ないが,高尾山から陣馬山の間の所々で霜の花(シモバシラ)が咲いていた.
今シーズンはまだ雪が降らないのこの先も少しづつ見えるのかも知れない.