高尾山2019年

2019年の高尾山ハイキングメモ.歩いた日は1月5日,2月17日,3月2日,3月9日,3月24日,4月19日,4月13日,4月20日,4月28日,9月28日,10月5日,10月20日,11月30日です.

2019年11月30日(土)  【2019#13】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:終日快晴
歩行距離:(推定22kmくらい,スマホログ失敗)
全時間:8時間くらい.
痛くなったところ:なんとか大丈夫そう.


稲荷山コースを上る

稲荷山コースを上る

この日は京王高尾山口駅に大勢の人たちが降りた.かなりの人達はケーブルカー駅に並び,歩く人の多くは稲荷山コース若しくは6号路に向かった.6号路は崩落部分が復旧したようである.ただこの時節混み合うので上り一方向としてある.

私は陽の当たる稲荷山コースを歩くことにした.この日は陽射しが強いが気温は低目だ.


もみじ台の富士山

もみじ台の富士山

雲ひとつない青空の下,雪を抱いた富士山が美しい.


色づく葉

色づく葉

もみじ台の紅葉は少し盛りを過ぎていたがそれなりにきれいな色を見せていた.

ここからの下りは木の階段が整備され,かつては高尾山~陣馬山間で最も滑りやすいトレイルであったが非常に楽になった.下る途中,木の種類は不明だが赤や黄に色付き,またすすきも白く色を添えている.


城山辺り,霜で覆われた葉っぱ

城山辺り,霜で覆われた葉っぱ

トレイル脇の草の葉っぱは霜で覆われなかなか風情がある.全面を覆うタイプと葉の縁に付くタイプがありますね.どうしてでしょう.

なお城山先の巻道は台風19号で崩落が起こり前回(10/20)通行止めであったが,今回も依然として通行止め表示が掛かり,ロープが張られていた.


明王峠下山道の注意標識

明王峠下山道の注意標識

明王小屋は開店しておらず,前回難儀した明王峠からの下山道には注意標識が掛けられていた.私の実力では絶対通らない方が良かろう.

ということで陣馬山からここに戻らず,和田か落合に降り,藤野駅に向かおう.


霜の花(シモバシラ)があり驚く

霜の花(シモバシラ)があり驚く

この日は寒い日だったが,まだ11月なのでまさか霜の花(シモバシラ)があるとは想像すらしてなかった.それが陣馬山近くに来たところたくさん見えたので大いに驚いた.


藤野方向に下る

藤野方向に下る

陣馬山山頂に至った.とても賑わっていた.山頂から清水茶屋方面を眺めると,種々色あいの植物の織りなすモザイクの趣がなかなかいい.

そして和田や落合方面のトレイル状況を訊いてみた.すると全然問題ないですよ~と教えてもらったのでホッとした.


一ノ尾尾根で色づく木立ち

一ノ尾尾根で色づく木立ち

一ノ尾尾根を下り始めた.途中降る人数組,それに正午を大分廻ったが上ってくる人にも数組出会う.トレイル状況に問題なさそうだと確信できた.

ところどころ落葉樹が色付き,逆光で透けて見えるのがきれいだ.

こうして久々に落合に降り,そのまま藤野駅に歩いた.


2019年10月20日(日)  【2019#12】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→大平小屋手前トレイル崩落→大平奈良本分岐点に戻る→奈良本手前トレイル崩落→栃屋坂沢林道交差点に戻る→栃屋坂沢林道底沢へ→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→大平小屋手前トレイル崩落→大平奈良本分岐点に戻る→奈良本手前トレイル崩落→栃屋坂沢林道交差点に戻る→栃屋坂沢林道底沢へ→JR相模湖駅
天気:曇り
歩行距離:25.92km
歩行時間:7時間51分,休止時間:1時間.全時間:8時間51分
痛くなったところ:右脚筋肉痛.


6号路まだ復旧せず

6号路まだ復旧せず

台風15号で6号路の倒木はまだ復旧せずこの日も通行止めになっていた.

ならば前回同様稲荷山コースを歩こう.


稲荷山コースは大繁盛

稲荷山コースは大繁盛

この日はあちこちに貼られたポスターを見ると,労山タイムトライアル大会なる催しが開催されているようだ.同大会参加者に加え,6号路閉鎖で流れてきたハイカーも多いため稲荷山コースは大繁盛だ.


城山先の巻道は崩落で通行止め

城山先の巻道は崩落で通行止め

城山先の巻道は台風19号で崩落が起こり通行止めの表示が掛かり,ロープが張られていた.

そしてここから一旦林道を上りパラボラアンテナ方向に行く.


パラボラアンテナ近くの花

パラボラアンテナ近くの花

パラボラアンテナ近くにこのようなピンクの花がたくさん咲いていた.私は初めて出合う花ですが菊の仲間でしょうか?

この後小仏まではいつものように結構な数のハイカーが歩いていた.前述の労山タイムトライアル大会のポイントが有ったためのようだ.


陣馬山は疎ら

陣馬山は疎ら

いつもはベンチがいっぱいの陣馬山であるが,この日は疎らであった.途中のトレイルも少なめだった.天気は曇りであるが,雨の心配はないとの予報が出ているのに....理由は不明だ.


明王峠から相模湖に向けて下る

明王峠から相模湖に向けて下る

陣馬山からいつものように明王峠に戻り,相模湖に向けて下った.

このトレイルも台風15号で倒れた木はまだいくつも残されている.


大平小屋手前急斜面トレイルの崩落

大平小屋手前急斜面トレイルの崩落

明王峠から順調に下り,与瀬神社/奈良本分岐点を越え,大平小屋手前辺りに来た.そして急斜面をトラバースするトレイルの崩落地に至った.ここはとても渡れない.引き返そう.


大平小屋手前崩落地から与瀬神社/奈良本分岐点に戻る

大平小屋手前崩落地から与瀬神社/奈良本分岐点に戻る

戻り,再び与瀬神社/奈良本分岐点に至った.そして奈良本に下った経験はないのだが,3.5kmと,与瀬神社ルートより若干長い程度なのでここを下ることにした.


奈良本トレールも崩落

奈良本トレールも崩落

初めての奈良本トレールは踏み跡の少ないトラバース路の下りから始まった.途中沢のあるところで小さながけ崩れがあったが,大したことない(と思った)

ところがさらに下ると写真のような大崩落にまたまた遭遇する.とても進めない.とにかく戻ることにしよう.


栃谷坂沢林道の通行止め案内

栃谷坂沢林道の通行止め案内

奈良本トレール崩落地からどんどん戻り,アスファルト舗装の栃谷坂沢林道との交差点まで戻った.

交差点には,通行止め案内の案内が掛かり,栃谷方面はX印箇所が通行止めと記され,また道路にも通行止めの衝立が置かれている.

そして幸いなことに栃谷とは反対側,底沢方面に関してはX印も,通行止めの表記も見当たらない.ここは底沢方面に行くのが良かろう,と判断し歩き始めた.


栃谷坂沢林道の崩落地

栃谷坂沢林道の崩落地

交差点からしばらくはきれいな道をルンルンで下った.だが暫くすると脇の斜面が崩れ,木や土砂や石の覆う場面になった.

ただ林道は幅広く,覆っている土砂や石部分も凸凹ではあっても幅広く渡るのは問題なさそうだ.

しかしながら新たな落石も十分ありうるので極力谷側寄りを歩くように努めた.なおこうした崩落場所は2,3箇所あった.


路面が川となった部分

路面が川となった部分

林道の路面は一部川となって流れている.現在水量は少ないが,流されて運ばれた大きな石や木を見ると相当大量の流れがあったものと思われる.


通行止めの栃谷坂沢林道ゲートに至る

通行止めの栃谷坂沢林道ゲートに至る

そのうち土砂崩れ,通行止めのお知らせの掛かる栃谷坂沢林道ゲートに至った.もちろんこちら側から行くのであれば,入りはしなかったのだが....


底沢の集落辺り

底沢の集落辺り

ゲートを過ぎると底沢の集落辺りになった.ちょうど車で帰宅された男性が庭先に降り立ったので,駅までの時間や先の道路を訊いてみた.相模湖まで40分程度,道路は自衛隊の出動で今は問題なくなったということだ.

こちらのお宅の前の道(栃谷坂沢林道の続き,もしくはそこに連なる道)は大きな岩がゴロンゴロン流されて来て,後日自衛隊の皆さんが重機で取り除いて下さったということだ.こうした大雨量は滅多になく,昭和38年以来とのことだ.その年は道反対側の山が崩れ一人犠牲者もあったが,今回は人的被害は免れたようだ.


折返し運転の相模湖駅に着く

折返し運転の相模湖駅に着く

かなりくたびれて,5:21PM薄暗くなった相模湖駅に着いた.予め間引き運転中であることは知っていたが,5:20PMが今出たばかりで次は6:50PMだという.甲府ー相模湖,相模湖ー高尾間で折り返し運転で,相模湖ー高尾間は片側は運行できず単線で減速運転ということだ.どうやらラグビー南ア戦をテレビ観戦するのは間に合わないな~聴こえるところ(一般に京王はとてもノイズ大きい)ではラジオを聞こう.

南ア戦は残念ながら負けたが,それまでの4戦全勝は見事だった.


2019年10月5日(土)  【2019#11】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日ほぼ晴
歩行距離:(多分21kmくらい:ログ失敗)
全時間:7時間30分
痛くなったところ:ほぼOK


京王のグリーン車「高尾山」号

京王のグリーン車「高尾山」号

私は初めてだが京王のグリーン車「高尾山」号に出合った.数は少ないが,かなり以前から,つまり2015年から高尾山PRのため運行しているようだ.

なお京王線では普通の外観であるが,シーズン限定新宿から高尾山口へNonStop座席指定列車「京王ライナー」を運行しているそうである.


フジレイジンソウ(富士伶人草)

フジレイジンソウ(富士伶人草)

フジレイジンソウはキンポウゲ科トリカブト属の多年草だそうだ.フジレイジンソウはここのところ毎年見るとができるが,トリカブトは一度も見たことがない.ぜひ出合ってみたいものだ.

ところで和名伶人草の怜人とは音楽を奏する人.特に雅楽を奏する人,楽人(がくにん)の意だそうだ.私は麗人と文字違いで同じような意味かな~などと想像していたのでエライ間違いと分かった.


小仏峠

小仏峠

少し雲が増えてきたか.相模湖は静かで,中央高速の車の流れは順調だ.


ミツバフウロ(三つ葉風露)

ミツバフウロ(三つ葉風露)

小さな花ながら,白い花びらに青い雄しべが鮮やかだ.

和名は葉の3深裂する形状に由来するという.


キッコウハグマ(亀甲白熊)

キッコウハグマ(亀甲白熊)

亀甲形葉っぱが写っていないのが問題だが多分キッコウハグマであろう.また「白熊」ってシロクマのようで面白いですね.白熊でググるとハグマには全然ヒットしないですね.


陣馬山山頂

陣馬山山頂

陣馬山山頂に到着した.好天だがベンチは空いており,結構なことだ.

この後明王峠に戻り,相模湖に下ったが,このトレイルにも2,3倒木が残っていた.


2019年9月28日(土)  【2019#10】

京王高尾山口→病院横→2号路→3号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→病院横→2号路→3号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴のち曇り
歩行距離:21.99km
歩行時間:7時間27分,休止時間:51分,全時間:8時間18分
痛くなったところ:指先(爪).


台風15号倒木で6号路一部通行止め

台風15号倒木で6号路一部通行止め

台風15号は千葉県を中心に甚大な被害を与えた.高尾山でも倒木で6号路の一部が通行止めとなっていた.そして迂回路のマップが掲示されていた.

このマップは私にとってはとても分かり難い.妙音橋の手前でケーブルルカー横に在るらしい道に逸れると云うことかな?


2号路,3号路コースを上る

2号路,3号路コースを上る

マップはよく分からないし,他の人も行くし,私も病院脇(多分私有地ですみませんが)から2号路,3号路コースに行くことにした.久しぶりの高尾山だが例年の秋口と同じようであろうかと思う.


高尾山山頂

高尾山山頂

2号路,3号路から高尾山山頂に至った.晴れた山頂はハイカーや行楽客で賑わっている.

富士山はやや霞んでいるが結構見えている.ただ白くない富士山は些か凡庸に見える.


彼岸花は今が盛り

彼岸花は今が盛り

彼岸花は今が盛りだ.例年より遅いように思える.暑い夏が長く続いたためであろうか.


オケラの花

オケラの花

オケラが咲いていた.ツイッターでツイートしたものを転記すると,上から見るとちょっとコウヤボウキやその仲間などと見紛うが,横から眺めると太いバスケット状へたが特徴的だ.

漢字は朮だが,「術」の中国語簡体字によく似ている.なお虫のオケラは螻蛄と難しい字で,カナ漢変換なしでは書けない.


台風15号の倒木

台風15号の倒木

台風15号の倒木はあちこちで見られたが,これはそうした例の一つ.

この日通ったトレイルでは,元が多いだけに杉や檜が多く目立った.


2019年4月28日(土)  【2019#9】

京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴
歩行距離:20.79km
歩行時間:5時間50分,休止時間:1時間22分.全時間:7時間12分
痛くなったところ:概ねOK


天気回復でハイカー多し

天気回復でハイカー多し

前日は10連休初日であったが,あいにくの空模様で,多分高尾山系もイマイチであったであろう.だがこの日28日(土)は天気予報通り回復し,朝から快晴,ハイカーで賑わっている.

家を出るとき置き忘れたアクエリアスが,この茶屋で置いてあったので買うことができ助かった.


景信山の先

景信山の先

この辺りは適度に間伐されたためか,木漏れ日を浴びながら快適に歩ける.

ところで前日までの雨の泥濘は,意外なことに6号路から稲荷山コースに移った辺りがひどく,それ以降は割と少ない.春先だと陣馬手前辺りも多いのだが,ちょっと違うみたいだ.


快晴が続いた

快晴が続いた

この日は快晴が続いた.陣馬山山頂に至っても晴れたままで,この時期にしては珍しく,背後に霞が掛かりながらも富士山が結構全体が見えていた.

この後はいつも通り明王峠経由で相模湖駅に下った.


この日眺めた花

チゴユリ(稚児百合)ヒトリシズカ(一人静)ジュウニヒトエ(十二単)
↑チゴユリ
(稚児百合)
↑ヒトリシズカ
(一人静)
↑ジュウニヒトエ
(十二単)

2019年4月20日(土)  【2019#8】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴
歩行距離:21.22km
歩行時間:6時間57分,休止時間:49分.全時間:7時間46分
痛くなったところ:まずまずか


まだまだ桜は盛り

まだまだ桜は盛り

この日は稲荷山コースから入った.快晴で,気温はやや低め,気持ちのいい日だ.

桜は幾つかの種類があるのだろうが,まだまだ見頃なところが残っている.写真は一丁平天望デッキから向こうに下る辺りだ.青空,それに若草色と相まって見応えがある.


明王峠先の若葉と山ツツジ

明王峠先の若葉と山ツツジ

明王峠先南斜面は低木の若葉が芽を吹いてきた.そして所々に山ツツジが控え目に花開いている.いい光景だ.


信玄茶屋は鯉のぼり

信玄茶屋は鯉のぼり

信玄茶屋背後の広い庭には鯉のぼりが泳いていた.もうそんな時節になったのですね.

そう言えば,途中お子さん連れのハイカーには幾組も出会った.中にはおぶったり抱っこしたり,とタフな人たちも見える.


この日眺めた花

キジムシロ(雉筵)エイザンスミレ(叡山菫)ツクバネウツギ(衝羽根空木)
↑キジムシロ
(雉筵)
↑エイザンスミレ
(叡山菫)
↑ツクバネウツギ
(衝羽根空木)
クサボケ(草木瓜)ヒトリシズカ(一人静)ツルカノコソウ(蔓鹿子草)
↑クサボケ
(草木瓜)
↑ヒトリシズカ
(一人静)
↑ツルカノコソウ
(蔓鹿子草)

2019年4月13日(土)  【2019#7】

京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴
歩行距離:推定21kmくらい(アプリ設定失敗) 歩行時間:全部合わせて6時間45分
痛くなったところ:何とか大丈夫そう


一丁平の桜は見頃

一丁平の桜は見頃

高尾山,もみじ台,一丁平,城山辺りは特に桜が多いところだ.一丁平はそんな中で一段と桜が茂り,この時期は盛りであった.ほんと見ごたえがあります.


富士山の見通しも満点

小仏峠の富士山の見通しも満点

この日はなぜか空気は遠くまで澄み渡り,小仏峠から見渡すと富士山がくっきり望めた.最近新たに積もったであろう雪のラインが随分下まで下がっているように見える.

土曜日でこのように晴れているので出かける人は多かろうが,まだ中央高速下りラインは少なくともいまのところスムーズだ.むしろ高尾山トレイルが混んでいるかな.


明王峠先に残る雪

明王峠先に残る雪

既に4月も半ばに達しようとしているこの頃,関東でも僅かな積雪が見られ,明王峠先北側ではこのようにまだ雪が見られた.まあ,今年は冬の間殆ど降ることはなかったのだが,とは言っても気温は必ずしも高くはなく,春先の今にもその傾向を残していたようだ.


陣馬山頂でも快晴

陣馬山頂でも快晴

朝の快晴はここ陣馬山頂に至るまで継続されていた.富士山頂きの上部に雲があり,また逆光であるのでくっきり見えるわけではないが,輪郭は全部見えている.このシーズンにしては稀であろう.


与瀬神社例大祭

与瀬神社例大祭

この日は与瀬神社例大祭がある(あった)ようだ.私が神社脇に下ったときは,神社は寄付額を記した寄付者の名がたくさん張り出され,また一台の神輿が戻って来た様子であった.ただ神社には人が集まってなかったので,まだ他の神輿や山車が町を練り歩いている段階なのかもしれない.

その昔,宿場に流行した疫病から宿人達を守った鎮守の神として神体を崇敬し,疫病除けの与瀬の権現様の祭りとしての伝統があるそうだ.ぜひ続いてもらいたいものですね.


この日眺めた花

ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)シャガ(射干)ウグイスカグラ(鶯神楽)
↑ヨゴレネコノメ
(汚れ猫の目)
↑シャガ
(射干)
↑ウグイスカグラ
(鶯神楽)

2019年4月6日(土)  【2019#6】

京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴
歩行距離:21.64km
歩行時間:7時間0分,休止時間:49分.全時間:7時間49分
痛くなったところ:概ねOK


6号路を行く

6号路を行く

この日はよく晴れ渡っており,気分的に水のある6号路沢を歩きたくなる雰囲気を誘うのであろう,多くの人が上っていった.

こう言っては身も蓋もなかろうが,ハイカーの絶対数が多いのだから黙っていても歩く人は多いのだが,まあそれはそれとして.


もみじ台南路の倒れた桜咲く

もみじ台南路の倒れた桜咲く

もみじ台南路は日当たりが良いのでよく歩く.途中以前倒れた桜で,根本が僅かばかり土に残った桜があり,それが健気にも見事に咲いていた.他の木と直交する方向の枝でそれがよく判る.

植物も人を含めた動物同様,所謂生命力の為せるワザ,本能なのであろうか.


景信山の桜は来週くらいが見頃か

景信山の桜は来週くらいが見頃か

景信山は餅つきもあるし人出で賑やかだ.桜は種類に依存しようが,まだ多くなく来週くらいがが満開を迎えそうな感じだ.尤も,花は半開に観酒は微醺に....と先生に教わっており,今くらいがその半開に当たるのかな....


相模湖町は花盛り

相模湖町は花盛り

陣馬山,明王峠,与瀬神社と下って来て,中央高速の陸橋に至り,相模湖方面を望んだ.湖こそ普段と大きな違いはなかろうが,手前の桜はぱ~っと開いてそれはそれは見事だ.

この日は輪生する大きな3枚の葉っぱ中央に咲く小さな花を見つけた.帰って調べるとシロバナエンレイソウ(白花延齢草)と教えてもらった.いや~地味ではあるが変わった花もあるのですね~


この日眺めた花

ケマルバスミレ(毛丸葉菫)ミヤマキケマン(深山黄華鬘)ニリンソウ(二輪草)
↑ケマルバスミレ
(毛丸葉菫)
↑ミヤマキケマン
(深山黄華鬘)
↑ニリンソウ
(二輪草)
カタクリ(片栗)レンギョウ(連翹)ミツバツツジ(三葉躑躅)
↑カタクリ
(片栗)
↑レンギョウ
(連翹)
↑ミツバツツジ
(三葉躑躅)
シュンラン(春蘭)シロバナエンレイソウ(白花延齢草)イカリソウ(碇草)
↑シュンラン
(春蘭)
↑☆シロバナエンレイソウ
(白花延齢草)
↑イカリソウ
(碇草)

☆シロバナエンレイソウ(白花延齢草)は初めて

2019年3月24日(土)  【2019#5】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴,気温は低め
歩行距離:ログアプリ不調で取れず(多分21kmくらい)
歩行時間:全時間が7時間30分
痛くなったところ:まずまずか


高尾山口駅脇の桜は見頃

高尾山口駅脇の桜は見頃

高尾山口駅で降り,道脇の桜を見ながら稲荷山コース入口に向かう.桜は五分咲きくらいであろうか,なかなか見事だ.


城山花壇の水仙と富士山

城山花壇の水仙と富士山

この日は素晴らしい天気で,少し気温は低めで遠くまで澄んで見える.城山茶屋の花壇はいま水仙やルピナスが満開だ.そしてその先に富士山がくっきり見える.

富士山は以前より下まで白くなったように思う.きっと昨夜の寒波で新たに雪が降り積もったのであろう.


城山先の霜柱

城山先の霜柱

たまに結構長い霜柱も見かける.やはり今朝方は冷え込んだのであろう.でも冬季と違って霜のあるところは少なく,従ってクチャグチャもまた少なく快適だ.


景信山先は少し雪の跡

景信山先は少し雪の跡

景信山先は所々雪の跡が少し見える.前夜降ったのであろう.トレイル脇の笹や草の上だけが白く残っている.


与瀬神社トレイルの大きな倒木跡

与瀬神社トレイルの大きな倒木跡

トレイルのあちこちにはまだ以前の台風による倒木が数々見える.陣馬山まで行き,また明王峠に戻り,与瀬神社トレイルを下った.そしてここにも大きな倒木が残されている.こんな大きな木が....と思うほどの大木であるがやはり台風の威力は大きい.今年の夏,秋は大丈夫かな~


この日眺めた花

キブシ(木五倍子)アブラチャン雄花(油瀝青)クサイチゴ(草苺)
↑キブシ
(木五倍子)
↑アブラチャン雄花
(油瀝青)
↑クサイチゴ
(草苺)

カナのキブシは3文字,漢字の木五倍子は4文字,一体どう読めばいいのだ?

2019年3月9日(土)  【2019#4】

京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴,春一番
歩行距離:21.17km
歩行時間:6時間56分,休止時間:44分.全時間:7時間40分
痛くなったところ:まずまずか


6号路を行く

6号路を行く

この日は6号路から入った.前日の天気予報では花粉が最大級との予報が出ており,6号路は大木を含め 杉の多いトレイルだが,にも拘わらず大層繁盛していた.

途中いろいろ小さな花が見られるのも楽しみだ.ユリワサビのようなものも見えたが上手く撮れてなかった.


6号路終点広場

6号路終点広場

6号路の沢を上り,長い階段を上り切ると広場がある.この階段はなかなか大変なので,多くの人がベンチで小休止を入れている.天気が良くて,まだこの時間帯は殆ど風が出ておらず快適だ.

この終点広場から舗装路を巻いて高尾山に出ると,こちらもまた大層な人出だ.展望デッキでは大勢の人がスマホを富士山に向けて入れるが,あいにく富士山の頂部にはかなり雲が架かっていた.


明王峠先の尾根筋では風が強くなる

明王峠先の尾根筋では風が強くなる

さて明王峠を過ぎ,先の尾根筋に入った.ここは地形のせいであろう,いつも風は強めだ.この日は普段よりも強く感じられた.ただ気温は高くなく,むしろ低めに感じられた.でも後でニュースを見ると,関東では春一番が吹いたと報じていたので,まあこのとき以降に風は強まったのであろう,多分.


陣馬山から西方面の眺め

陣馬山から西方面の眺め

陣馬山に到着した.意外なことにここは空いていた.富士山は相変わらず上部が雲で覆われているが,西方面近隣の山々はクリアだ.

この後はいつもと同じように明王峠経由で相模湖駅に下った.


この日眺めた花

ハナネコノメ(花猫の目)ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)シュンラン(春蘭)
↑ハナネコノメ
(花猫の目)
↑ヨゴレネコノメ
(汚れ猫の目)
↑シュンラン
(春蘭)

2019年3月2日(土)  【2019#3】

京王/JR高尾駅→日影→小下沢林道→関場峠→堂所山→明王峠→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王/JR高尾駅→日影→小下沢林道→関場峠→堂所山→明王峠→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日晴れたが遠くの山はカスミ深し
歩行距離:21.89km
歩行時間:6時間16分,休止時間:56分.全時間:7時間12分
痛くなったところ:大丈夫そう


ミツマタ(三椏または三叉)

ミツマタ(三椏)

この日は日影のハナネコノメ(花猫の目)はそろそろ咲いてるかな~と思い,久しぶりに高尾駅から同所に向かい歩いた.

この街道は梅街道で,いたるところに梅が咲き誇っている.また写真のミツマタ(三椏または三叉)の鮮やかな花も見られる.赤いのも見える.見事だ.


日影のウッドデッキはつるつる

日影のウッドデッキはつるつる

さて日影に着いた.ハナネコノメ畑へのウッドデッキはつるつるで,おっかない.

バスで到着した少年グループはこのデッキ方向には関心がないようで,それとは逆の日影沢を遡るトレイルに一気に入っていった.


ハナネコノメ(花猫の目)は咲いていた

ハナネコノメ(花猫の目)は咲いていた

デッキから降り,沢の脇に来た.以前たくさん生えていた場所には全く存在せず,その上流,下流に僅か生えており,可憐な花を付けていた.

ここで一緒になった男性が,一昨年の台風でハナネコノメが密生していた斜面が崩れ落ち,それでほぼ全滅したということだ.残念なことだ.


福寿草と節分草

件の男性はこの辺の地理や自然に大変詳しい方で,これまでも庭に入れてもらったことがあるという近くのお宅に一緒にお邪魔させてもらった.ベルを鳴らし,出て来られた奥様に庭見物の許可を得て庭眺めると福寿草,節分草といった私には大変珍しい花が楽しめた.

福寿草節分草
↑福寿草↑節分草

木下沢梅林の梅も七分咲き

木下沢梅林の梅も七分咲き

日陰からは北に入り,撮り鉄の皆さんの望遠レンズが並ぶコーナーを過ぎると木下沢梅林になった.花は七分咲きといったところであろうか.来週は梅まつりがあるということで,多分その頃は満開になろう.


小下沢林道の落石

小下沢林道の落石

小下沢林道に入り緩やかな道を進んだ.景信山分岐点を越え,暫し行くと,『ガッガッガ.....』と云う不気味な音を発し,10mほど先方に落石が起こった.石の大きさは15cmくらいあり,10個あまり落下したであろうか.一部の石はトレイルをバウンドして越えて左の沢に落ちた.恐ろしい.

私は一応落石が治まったのを確かめて,トレイルの沢側を小走りで駆け抜けた.


小下沢林道の岩

小下沢林道の岩

小下沢林道は概ね小下沢側面をトラバースするように作られている.その側面の崖(トレールの右側)の岩は縦横にクラックが入り,何らかの外力,若しくは自重でいつ崩れ落ちてもおかしくないように見える.

現に先程の落石場所から,注意しながら進むと,あちこちに転げ落ちたような石が見られた.極力沢側を歩こう.


関場峠に上り,堂所山を越える

関場峠に上り,堂所山を越える

小下沢林道終点に至り,右手のジグザグ坂を上り,関場峠に出た.そして峠からは堂所山を目掛けなかなかの急坂を東に進む.

堂所山では何人かの人たちが休憩していた.私も適当な木の切り株を探し,腰掛けておにぎりを頬張った.


堂所山先の三叉路を陣馬山方面へ

堂所山先の三叉路を陣馬山方面へ

堂所山を過ぎるとあっという間に三叉路になる.ここは陣馬山方面への道に折れる.

前日の天気予報では花粉予報が真っ赤っ赤であった.しかしながらこの日は幸い気温が低目でまた殆ど無風であったためか,少なくとも黄ばんだ大気のようなものは一切感ぜずに済んだ.単に老眼で見えなかっただけかな....


明王峠の桜は満開

明王峠の桜は満開

一旦陣馬山に行き,そして明王峠に戻った.峠前庭の桜は満開のようだ.明王峠茶屋はこの日お休みであったが,日頃から前庭やハイカー用ベンチの手入れなど怠りなくありがたい.

明王峠からはいつものようにJR相模湖駅に下った.この日は普段の高尾山口駅ではなく,高尾駅から歩いたので幾らか距離があったかな~とスマホアプリのログデータを見たが,偶然か前回と同じ21.89km.


2019年2月17日(日)  【2019#2】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:晴
歩行距離:21.89km
歩行時間:7時間1分,休止時間:1時間19分.全時間:8時間20分
痛くなったところ:まずまずだが歩く速度がばかに遅くなった


稲荷山コースを行く

稲荷山コースを行く

この日は遅いスタートで,前回同様稲荷山コースから入った.多分遅い時間帯のためであろう,歩く人の姿は比較的少ないようだ.最初いくらか雲が多く,また富士山はほぼ全面的に雲が掛かっていた.

暫くすると晴れてきた.この時節落葉樹は葉を落ちているので所々強い日差しを浴びる.ただし富士山の雲はこの先陣馬山までも取れることはなかった.


すすきは背骨を丸めている

すすきは背骨を丸めている

すすきは白い穂をしゃんとさせている茎もあるが,多くはきれいな円弧を描き,穂先を地面に寝せている.今年はあまり多く雪が降らなかったようで積雪は全く見られない.これから降るかもしれないが....


隈笹も刈り込まれ春に備える

隈笹も刈り込まれ春に備える

ここは明王峠の手前辺り.隈笹も刈り込まれ春に備えているようだ.春先の新しい笹の葉は隈がなく,全面グリーンで多分私には隈笹と知ることができないだろうな~


陣馬山から八王子方面を望む

陣馬山から八王子方面を望む

陣馬山に着いた.晴れて陽射しは十分あるのだが気温は低めのようだ.

八王子方面を眺めると微妙なトーンの山や樹木のパースペクティブが美しいのだが.....う~んうまく写真では表現できてないな~

この後明王峠に戻り相模湖駅に下ったのだが,遅い時間になった.脚がかなり衰えたようだ.


2019年1月5日(土)  【2019#1】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅のルート地図

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→小仏峠→景信山→陣馬山→明王峠→与瀬神社→JR相模湖駅
天気:終日快晴
歩行距離:21.46km
歩行時間:6時間30分,休止時間:52分.全時間:7時間23分
痛くなったところ:まずまずか


稲荷山コースを行く

稲荷山コースを行く

この日は実に良く晴れ渡っていた.稲荷神社のある稲荷山コースにも木漏れ日がたっぷりあり,冬の朝歩くにはもってこいだ.

稲荷山コース先方に行くと富士山を望むのだが,この日は快晴にも拘わらず,富士山だけはなぜか見事に雲が覆っていた,特に南と上方.

それとこの日は多分明け方の冷え込みも緩んだのであろう,陣馬山までの間霜の花は一切見られず,このように完全皆無というのもこの時期にしては稀なように思えた.


景信山先の隈笹

景信山先の隈笹

景信山先の開けた尾根には隈笹が茂っている.これにいくらか雪が載っていればさらにいいと思うが,まあこのように強い陽射しの下の緑と白い隈のコントラストもまたきれいだ.


陣馬山もそれなりの人出

陣馬山もそれなりの人出

さて陣馬山に来た.下から見上げるとベンチには人影が満たされ,それなりの人出のようだ.ラジオで3月並みの陽気と報じているし,正月休みも終盤なのでいい機会なのであろう.

上に出ると,白馬像の前で10人余のパーティがXX山岳会のようなバナーを掲げて撮影していた.れっきとした山岳会の皆さんも来るんだ~とちょっと驚いた.


朝から変わらず富士山は雲の中

朝から変わらず富士山は雲の中

富士山を覆う南から上方の雲の様子は,朝から一向に変わる様子を見せず,陣馬山から見てもこうして居座り続けていた.


与瀬神社の赤い実

与瀬神社の赤い実

明王峠に戻り,与瀬神社に下った.大きな神社だが,既にお正月の参拝関連行事は終えたと見えて,しめ縄の架かる戸口は閉じられ,神職関係者も信徒の姿もなく,いつもの静かな姿になっていた.

その与瀬神社境内には名は知らぬが,鮮やかな赤い実を付けた木があった.なかなか見事だ.