今年の高尾山ハイキングメモ.
高尾山2010年(前)スライド版 もどうぞ.
コース:京王高尾山口→2号路→4号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:終日快晴.とても気温高くなった.
歩行距離:21.4km
歩行時間:6時間8分,休止時間:1時間26分.
痛くなったところ:左脚.
朝京王高尾山口にはとても多くの行楽客が降り立った.6号路は上り一方の通行制限のある旨標識を掲げた人が案内していた.ということで,稲荷山と6号路はやめて,空いている2号路→4号路のコースを上った.
新緑が鮮やかなこのコースは最初急坂を一気に上ると,後は平坦な道となる.花は今のところ少なめなように思う.
コケリンドウ(苔竜胆)が硬い道の真ん中で咲いていたのは不思議だった.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:風は冷たいが終日晴
歩行距離:20.6km
歩行時間:5時間39分,休止時間:1時間17分.
痛くなったところ:左脚付け根など.
落葉樹の淡い新緑に控え目なヤマツツジの花が調和していい雰囲気だ.気温の高くない今の季節こうした道を歩くのはとても気持ちがいい.
この辺りではまだ桜も盛んだ.持っていったコンパクトカメラにはオートブラケティング機能が付いていなかったので順次マニュアルで露出を変えて3カット撮影した.茶屋なのでほんとは人の居る方がいいのだが,被写体ぶれになるのでやはりマニュアルでは難しい.HDR合成結果は,ヒノキの樹皮もそれなりに再現できたのでまあいいとしよう.
今年は3月4月の気温が低めだったのが幸いし,桜が長持ちしているし,いい年だと思う.
コース:京王高尾山口→6号路→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:風は冷たいが終日晴
歩行距離:21.3km
歩行時間:5時間23分,休止時間:47分.
痛くなったところ:左脚付け根など.
紅葉台辺りに来ると富士山には変わった雲,つまり輪郭のくっきりした小型雲が複数現れ,横切っていった.手前の山々は新芽で淡い色のモザイク模様に染まり,今の季節ならではの眺めだ.
一丁平辺りでは比較的遅咲きの桜が満開で,青空に映える.
景信山手前のヒノキは完全に伐採が済み,中央高速方面がバカに見通しが良くなった.ここも淡い新緑モザイクが清々しい.
明王峠の桜も今が満開だ.峠の小屋も珍しく今日は営業していたようだ.
明王峠先の落葉樹林も新しい芽が吹き始め,あっさりした山桜といい調和を見せていた.
陣馬山に来ると,滅多なことでは開いていない信玄茶屋が営業しており,庭には鯉のぼりが泳いでいた.
コース:京王高尾山口→6号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:晴のち曇り
歩行距離:21.0km
歩行時間:5時間54分,休止時間:58分.
痛くなったところ:左脚付け根など.
前回まで通行止めになっていた6号路が上まで通しで通行可能になっていた.早速歩いてみると,沢には前日降った雪が少し残っていた.
これ程遅い時期の降雪は東京ではタイ記録だそうで,確かに珍しいと思う,一丁平あたりでは桜とつつじと雪が同時に眺めることができ,なかなかすばらしい.気温も低目が続いたので,桜も長持ちしていた.
ただトレイルは雪と泥とで凄いぬかるみが至るところにできていた.それにもめげず縦走路のハイカーやランナーは多く,ここ数年で最も多いように感じられた.
陣馬山からは一ノ尾尾根を下ったが,陣馬山直下を除き,ぬかるみは少なくなかなか快適に歩けた.
通行再開された6号路を歩いていると,日陰にこの小さな花が咲いていた.1~2年前にも見たことがあるが,名前が判らなかった.今回また見かけたのであちこちのサイトを覗かせてもらったら,少なくとも葉っぱの形(3本指状)や花全体の形はハナネコノメ(花猫の目)に似ていると思うに至った.ただ良く見かけるハナネコノメの写真では雄しべの先が赤く,それが大きな特徴だと思う.ところがこの花の雄しべ先端は若干色があるものの目立たず,いたって地味である.
高尾山のハナネコノメの最盛期は3月上旬のようなので,赤い部分が落ちてしまった.....のではなかろうか?来年はぜひ盛りの頃訪れなくては.......
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:晴
歩行距離:20.9km
歩行時間:5時間52分,休止時間:1時間15分.
痛くなったところ:左脚付け根など.
今年の桜は気温が低めで平地でも長く咲いている.高尾山も桜の種類はいろいろあるようで,順繰りに咲いていくようだ.
ところでこの桜の種類は何だ?色合いや咲く時期からしてソメイヨシノの系統か.....?
景信山手前の北側斜面ではヒノキの伐採作業が進められている.2,3年前城山北斜面の林全てが伐採され,八王子の方が見渡せるようになったが,ここもどうやら全伐採で高速道路の方角がクリアになりつつある.
間伐でなく,全部伐採するのはどうしてかな....?
いろいろなグラデーションの新芽を背景に桜や連翹の花が映える.
落合は以前藤野町であったが,今は相模原市だ.最近同市在住友人の知らせによれば,区制になったようで,あちこち住所若しくは住居表示が変わったようである.ここ落合も変わったであろう,多分.
コース:京王高尾山口→梅ノ木平→三沢峠→大洞山→大垂水→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
(→梅ノ木平→城山と登るのは初めて)
天気:ほぼ晴
歩行距離:26.3km
歩行時間:7時間4分,休止時間:2時間.
痛くなったところ:左脚付け根など.
良く晴れた朝,初めて南高尾山稜から登ってみることにした.このルートは「関東ふれあいの道」の一部で,案内板が豊かな筈なのだが,高速道路工事現場の先でちょっと曲がる場所を見失ってしまった.情けない.
さて今年はこのところ寒く,所どころ厚い霜柱が立っているが,快晴でとても爽やかだ.三沢峠を過ぎ,相模湖を左手に眺め進むと,背後には富士山がくっきり頭を覗かせていた.
大垂水からは急な登りになった.これまで下りだけだったので気付かなかったが,こうして登って見ると予想外にきつい傾斜と思われた.やがて城山に着くと,その先はこれまでと一緒である.他より若干標高が高いためか,陣馬山手前辺りには前日降ったとみられる僅かばかりの雪が残っていた.
カタクリ(片栗)の花は藤野で見たもの.もっと小さいものと想像していたが意外な大きさに驚いた.この写真では斑の葉っぱで区別できるが,ちょっと見でイカリソウ(碇草)と大差ないようになってしまった.失敗しっぱい.カタクリはユリ科でユリ根のような球根ができ,片栗粉はそれから作られるそうだ.ただ俗に「片栗粉」と称されているものはジャガイモから精製したデンプン,つまりまがい物が殆どという.ジャガイモから作るのは遠い昔小学校の実験で,真っ白な粉ができて感激したことを思い出す.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→日影沢→日影→JR/京王高尾駅
(城山→日影沢→日影コースを歩くのは初めて)
天気:概ね快晴,ただ夕刻には雲
歩行距離:30.4km
歩行時間:8時間43分,休止時間:1時間47分.
痛くなったところ:あちこち少し
この日の良い天気に誘われ,3月になって初めて高尾山を訪れた.ところで前日は関東一帯,まるで台風のような暴風が吹き荒れていた.そのせいでこの日トレイルは叩き落されたスギやヒノキの小枝でいっぱいだ.
帰路は初めて城山から舗装道路の日影沢林道に下ってみた.まだ一度もお目にかかったことのないハナネコノメがまだ咲いていればいいな~期待したが,残念ながら既に終わった後のようで見つけることはできなかった.ただこれまあ見た経験のなかったヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)などに出合うことができよかった.それにしてもヨゴレネコとはまた気の毒な名前だ.特段汚れた印象は受けないが.....
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:概ね快晴
歩行距離:20.9km
歩行時間:6時間6分,休止時間:1時間25分.
痛くなったところ:あちこち,特に左脚付け根.
昨日で立春を迎えたが,ここのところ気温が低めで数日前積もった雪が残っている.殆ど快晴で,真っ白な道を歩くにいい日和だった.
コース:高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→稲荷山コース→高尾山口
天気:少し北風あるも快晴
歩行距離:27.6km
歩行時間:8時間43分,休止時間:1時間30分.
痛くなったところ:あちこちかなり疲労した.
久しぶりに早い時間から歩き始めた.所々硬く凍った稲荷山コースを行くと,やがて朝日が差込みトレイルを赤く染めた.寒気と相まって凛とした気分を味わう.ところで稲荷山コースの「稲荷山」はどこに存在するのか?いつも疑問に思いながらもそのままにしている.
この日は全く霜の花を見かけなかった.今年は終わったのであろう.城山では以前から咲いている椿が依然として咲いている.一気に咲かないで順々に咲いていくのがこの花の持ち味のようだ.
陣馬山に来てからも南アルプスや富士山に雲がなくよく見渡せた.ただ雪山は少なく,僅か赤石岳と悪沢岳が白く輝いていた.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:歩いている間はほぼ快晴
歩行距離:20.8km
歩行時間:5時間30分,休止時間:1時間2分.
痛くなったところ:左足あちこち.
朝の気温はさほど低くないが,トレイルは幸いまだガチガチ凍っていることろが多く助かった.もちろん日当たりの良いところはグチャグチャになっている場所も少なからずある.
殆ど終わりであろうが,それでもまだごく小さいながら霜の花(シモバシラ)が見られた.写真にするとサイズが判り難い.
歩き始めて暫くは富士山がよく見えていた.後,明王峠辺りからはかなり雲が覆い,陣馬山では完全に見えなくなる,と云うよくあるパターンで推移した.但し,上空は終日ほぼ快晴という格好のハイキング日和で,歩いている人も多かった.
陣馬山からは一ノ尾尾根へと下った.途中トレイルが厚く落ち葉で覆われたところを歩くが,秋からず~っと吹き飛ばされずに留まっているのをいつも不思議に思う.
コース:高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→稲荷山コース→高尾山口
天気:晴時々曇り
歩行距離:27.6km
歩行時間:8時間6分,休止時間:1時間56分.
痛くなったところ:左足あちこち.
とても寒い朝だった.都心で氷点下を記録するのは2年ぶりとラジオで報じていた.稲荷山コースから歩き始めたが顔や耳がぴりぴりする.いつもより多くパーカーなど着込んで歩いたがあまり汗も出ず,ちょうどいいくらいだった.
この日は概ね晴れていたが,どうやらここ数日間で降ったのであろう所々に雪が残っていた.でも今年の高尾山は今のところ雪の少ない年ではなかろうか.
この日は前回よりむしろシモバシラは大きく,また数もあった.
コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→和田峠→連行山→茅丸→生藤山→三国山→佐野川峠→鎌沢→JR中央線藤野(佐野川峠→鎌沢は初めてのコース)
天気:ほぼ快晴
歩行距離:29.7km
歩行時間:8時間12分,休止時間:1時間50分.
痛くなったところ:右足首が少し痛い.
この日は正月休みも終わった平日,まあまあの人出.奥高尾から城山にかけての北側斜面あちこちではまた霜の花が見られた.ただ以前と比べて押しなべて小粒である.これまで寒い日が続いたので幾度となく水分を吸い上げ,花を咲かせたシモバシラの茎が大方壊れてしまったのであろう,多分.
城山の辺りで咲いていた.普通この時期には咲かないと思われるが.....,実際は咲いていた.この近くでは過去にも季節外れ的に咲いていたことがあったのを思い出す.ページをめくると2008年10月5日のことだったようである.
2つ見比べると,色の濃さが少し異なるものの良く似ているように思える.高尾山で最もよく見られるというタチツボスミレ(立坪菫)であろうか?
陣馬山の先,「富士見の道」を名付けられたルートを三国山まで歩くことにした.和田峠から暫くはヒノキや杉の林が続く(左の写真).この辺りで逆方向に向かう二人連れとすれ違う.
連行山辺りに向かって登ると,やがて落葉樹林帯に至り,晴れたこの午後,燦々と陽の光を浴びる(中の写真)
このトレイルの最高点,茅丸1,019mに至る(中の写真)藤野町十五名山の標識に対峙して東京都の標識も立っている.つまり頂上は東京/神奈川の境になっているわけだ.なお合併で藤野町は現在相模原市だ.
この後,生藤山を経て三国山に至った.朝方全く無かった雲も,ここでは右側の稜線を少し残し富士山を覆っていた.三国山からは佐野川峠に下った.佐野川峠は,上の原駅へと続く上岩と,藤野駅へ出る鎌沢への分岐点となっている.地図で見ると双方の駅までの距離に大差なさそうである.鎌沢を経て藤野駅に出る道は歩いたことがなく,ここを試してみることにした.
佐野川峠から鎌沢への道は広くとても良い道だった.鎌沢に着くと,他の藤野地域と同じように斜面の茶畑が目立った.この時期はまだ新芽が無いので黒ずんだ印象だ.鎌沢に入ると舗装された通りになるがとても急坂だ.後は沢井,落合を通り,藤野駅へと歩いた.