高尾山2009年(後)

2009年後半はどんなかな~?まあ,さほど変わりなく,下に載せたように少し新しい花なども見つけながら歩いた.

slide高尾山2009年(後)スライド版 もどうぞ.

2009年12月27日(日)  【2009#26】

京王高尾山口→高尾山→城山→景信山→陣馬山→陣馬高原下のルートマップ

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→陣馬高原下→バスで京王高尾駅
天気:晴れ
歩行距離:18.1km
歩行時間:5時間38分,休止時間:1時間56分.
痛くなったところ:今日も何とか大丈夫そう.

稲荷山コースを登るとき,裸足で歩いている人と暫し並んで歩いた.ネパールでは時々見かけるが日本では初めてお目にかかり,驚いた.歳の頃は筆者より少し上のようで,「昔から私がやっている鍛錬です.気持ちいいですよ~」と言っておられた.いや~すごいです!

景信山への上り道

景信山への上り道

この日はよく晴れた日曜,また冬休みに入った人も少なくないからか,随分大勢歩いていた.写真は景信山の最後の上り坂を上のベンチから眺めたものだが,上る人,下る人でこんなに賑わっている.ただ,春や秋のハイシーズンと違って大きなグループはあまり見かけず,1~3人くらい単位が多いように思える.

こうして歩いていると,昼頃に陣馬山頂に着いた.山頂では清水茶屋さんだけが営業し,いつものように酒盛りで盛り上がっているグループがあった.私たちはここでうどんを食べた.毎回具が少しづつ異なるのだが,いつも美味しい.ご馳走さん,と暇を告げると,ご主人がお手製の沢庵一本をお土産に持たせてくれた.ごっつあんです!

普段一人で行くことが殆どであるが,この日は連れ合いと出かけた.で,比較的短いルートが良かろうということで陣馬高原下に下った.ここに出たのは2004年以来,実に久しぶりだ.当時は陣馬高原下からの西東京バス行き先は八王子駅であったが,この日は高尾駅に変更されていた.筆者には便利になった.時刻表を見ると1時簡に1本と,結構な頻度で走っているようだ.またSuicaのカードが使えるようになっていて,こちらも便利になった.

2009年12月22日(火)  【2009#25】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:曇り
歩行距離:(22kmくらいか)
歩行時間+休止時間:7時間30分くらい.
痛くなったところ:何とか大丈夫そう.

小仏峠の富士山

小仏峠の富士山

3ヶ月ぶりに歩いた高尾山は,ちょうど冬至であるそうだが実にいい天気だった.早朝の高尾山はもちろん,この小仏峠からも,その先もず~っと陣馬山まで富士山がきれいに見えた.あ~冬になったのだな~と改めて実感する.歩きながら冬至に関するラジオの講釈を聴いていたら,夜の時間が一番短いのはもちろん常識に違わぬが,日の出時刻が一番遅くなるのは既に過ぎていて,この日はその一番遅かった日から数分早くなっているそうである.な~るほど!

この日眺めた霜の花(シモバシラ)

天気がよく,明け方冷え込んだのであろう,この日は幸運にも霜の花(シモバシラ)が見事に咲いていた.いや~なかなか見事だった.

霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)
霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)
霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)霜の花(シモバシラ)

ダイヤモンド富士の時期だったのだが.....

ちょうど冬至の頃は高尾山からのダイヤモンド富士の時期だ.何しろ3ヶ月ぶりのことでもあり,出かけるときには眼中になく,京王線車内吊り広告で初めて思い出した.なので持っていたカメラも広角短焦点,陣馬山に着いたときは十分疲れており,「高尾山まで戻るにはちょと....」となっていた.霜の花同様毎年同じことだが,それはそれで楽しいものだ.やはり衰えたかな.....

高尾山の花名さがし

帰路,高尾駅でJRから京王線に乗り換えた.構内の啓文堂書店前を通ると,高尾山の花名さがしサイト主宰者遠藤さん/佐藤さんの著作で,サイトと同名『高尾山の花名さがし』の新刊書が並んでいた.早速買い求め,車内で広げてみると,とても軽く,サイト同様月毎の色別に分類され,加えて見分け方のポイントが一行付され,携行して調べるに甚だ秀逸だ.終わりまで一通り眺めると,巻末の「草の実,木の実」のページで半角文字,「花と蝶のイラスト」のページでは手書き文字となっていた.読者の利便性に鑑み,締め切り間際の土壇場で大急ぎで追加されたのであろう.ご苦労さまでした.

2009年9月27日(日)  【2009#24】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→3号路→4号路→高尾山→城山→景信山→陣馬山→一ノ尾尾根→落合→JR藤野駅
天気:曇り
歩行距離:22.4km
歩行時間:5時間46分,休止時間:1時間30分.
痛くなったところ:右足首痛かったのでJR藤野駅に下る.

『高尾山森林走遊学大会』の看板

高尾山森林走遊学大会

ここは城山の少し手前.『高尾山森林走遊学大会』の看板が所々に掲げられていた.『森林走遊学』はどうやらトレイルランニングのことのようであるが....学が付いているのでトレイルランニング学かな?

今年で第13回目となるそうであるから盛況だ.時間がかち合わなかったのかゼッケンを付けたランナーに出会うことはあまりなかった.筆者は歩くのに精いっぱいであるが,駆ける皆さんは大したもんだと思う.

2009年9月23日(水/秋分の日)  【2009#23】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→一丁平→日影沢林道→日影→高尾のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→4号路→2号路→蛇滝→蛇滝口→高尾
天気:曇り
歩行距離:30.5km
歩行時間:8時間22分,休止時間:2時間3分.
痛くなったところ:右足首痛かった.

蛇滝の水行道場

蛇滝の水行道場

初めて蛇滝トレイルを下ってみた.蛇瀧は琵琶瀧と共に高尾山薬王院の一部門,水行道場であって一般信徒に開放されているそうだ.古くは修験者(山伏)が本格的な修行の前に心身を清める前行として密かに行われたそうであるが,近年では老若男女を問わず,全国各地より多くの一般修行者が来て,滝行を行うそうである.

蛇滝の水行道場まで行くとその下から先は舗装道路となっていた.だが人と会うことはあまりなく,6号路,2号路,稲荷山路など他の道と比べてとても空いていると思った.


この日眺めた花や実

コシオガマ(小塩竈)クサギ(臭木)ヤブマメ(藪豆)
↑コシオガマ
(小塩竈)
↑クサギ
(臭木)
↑ヤブマメ
(藪豆)
キダチコンギク(木立紺菊)ツリバナの実(吊花)フジレイジンソウ(富士伶人草)
↑キダチコンギク
(木立紺菊)
↑ツリバナの実
(吊花)
↑フジレイジンソウ
(富士伶人草)
花名不明で金色の蕾ヤマハッカ(山薄荷)ミゾソバ(溝蕎麦)
↑?↑ヤマハッカ
(山薄荷)

ミゾソバ(溝蕎麦)

下段左端は花名不明であるが金色の蕾が極めて特徴的に見える.さて何だろう?

2009年9月20日(日)  【2009#22】

高尾山口→高尾山→城山→景信山→陣馬山往復のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→6号路→高尾山口
天気:終日快晴
歩行距離:27.6km
歩行時間:7時間14分,休止時間:2時間7分.
痛くなったところ:右足首痛かった.

彼岸花の葉はどこ?

この日は彼岸の入り,ぱらぱらではあるが所々で彼岸花(曼珠沙華)が見られた.彼岸花は地面からいきなり花の茎が出て,葉っぱがどこにも見当たらないのがいつも不思議に思っていた.ネットで見たら,彼岸花の別名の1つに「ハミズハナミズ」(葉見ず花見ず)というのがあるそうで,花のときは葉がなく,葉のときは花がないことに因むそうである.つまり花が済むとまもなく葉っぱが出て,冬を越し翌年の3月末頃には枯れ,秋になると地中の球根から花茎がのびてきて,花が咲くということだ.でもカナジーは花がなくなると途端に関心を失うので,葉っぱは一度も見たことがない,となる訳だ.


この日眺めた花や実

カシワバハグマ(柏葉白熊)ミツバフウロ(三つ葉風露)ヒキオコシ(引起こし)
↑カシワバハグマ
(柏葉白熊)
↑ミツバフウロ
(三つ葉風露)
↑ヒキオコシ
(引起こし)
カメバヒキオコシ(亀葉引起)メマツヨイグサ(雌待宵草)クサボタン(草牡丹)
↑カメバヒキオコシ
(亀葉引起)
↑メマツヨイグサ
(雌待宵草)
↑クサボタン
(草牡丹)

2009年9月6日(日)  【2009#21】

京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→一丁平→日影沢林道→日影→高尾のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→一丁平→日影沢林道→日影→高尾
天気:曇り
歩行距離:31.2km
歩行時間:8時間4分,休止時間:2時間23分.
痛くなったところ:やはり右足首痛かった.

日影沢林道

城山から一丁平に戻る途中で日影沢林道に下るコースを初めて通ってみた.他所の賑わいに比すれば人影は殆ど無く,まあ静かなのがいいかも知れない.今はあまり花がないが,多分春先はいろいろあるのではなかろうか.

日影沢林道は城山から始まっているようなので,そのうち城山から下るのも試みてみたい.


この日眺めた花

ユーバトリウム(青色藤袴)マルバハギ(丸葉萩)クズ(葛)
↑ユーバトリウム
(青色藤袴)
↑マルバハギ
(丸葉萩)
↑クズ
(葛)
イヌショウマ(犬升麻)ヒメキンミズヒキ(姫金水引)ノダケ(野竹)
↑イヌショウマ
(犬升麻)
↑ヒメキンミズヒキ
(姫金水引)
↑ノダケ
(野竹)
ツルニンジン(蔓人参)キバナアキギリ(黄花秋桐)シュウカイドウ(秋海棠)
↑ツルニンジン
(蔓人参)
↑キバナアキギリ
(黄花秋桐)
↑シュウカイドウ
(秋海棠)
ヒメジソ(姫紫蘇)ツリフネソウ(釣船草)イタドリ(虎杖)
↑ヒメジソ
(姫紫蘇)
↑ツリフネソウ
(釣船草)
↑イタドリ
(虎杖)
チヂミザサ(縮み笹)ヤマホトトギス(山杜鵑草)ワレモコウ(吾亦紅)
↑チヂミザサ
(縮み笹)
↑ヤマホトトギス
(山杜鵑草)
↑ワレモコウ
(吾亦紅)

下段中央のヤマホトトギス(山杜鵑草)は普通見られる白地に斑点のものと違って,ピンクで殆ど斑点なしであるがヤマホトトギスとは別種であろうか?

2009年8月12日(水)  【2009#20】

高尾山口→高尾山→城山→景信山→陣馬山往復のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→6号路→高尾山口
天気:曇り時々晴れ
歩行距離:29.7km
歩行時間:8時間6分,休止時間:2時間2分.
痛くなったところ:右足首痛かった.

足も痛いし,暑いし,いつもと同じ距離なのにえらく時間が掛かった.

陣馬山山頂

陣馬山山頂

ちょっとあやしい雲行きだが降ることはなかった.お盆休みのところが多いと思われるが天気がイマイチのせいか,或いは暑いためか意外と歩いている人は少なかった.

暑くなって植物は皆ひっそりしているかというとそうではなく,今になって咲く花も結構あるところが面白い.


この日眺めた花や実

ノブキ(野蕗)花名不明の黄色の花ダケゼリ(岳芹)
↑ノブキ
(野蕗)
↑花名不明↑ダケゼリ
(岳芹)
マツカゼソウ(松風草)アキノタムラソウ(秋田村草)シモバシラ(霜柱)
↑マツカゼソウ
(松風草)
↑アキノタムラソウ
(秋田村草)
↑シモバシラ
(霜柱)
ヤブタバコ(藪煙草)オニドコロ(鬼野老)花名不明の緑の花
↑ヤブタバコ
(藪煙草)
↑オニドコロ
(鬼野老)
↑花名不明
ヌスビトハギ(盗人萩)ムラサキニガナ(紫苦菜)ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
↑ヌスビトハギ
(盗人萩)
↑ムラサキニガナ
(紫苦菜)
↑ヨウシュヤマゴボウ
(洋種山牛蒡)
ボタンヅル(牡丹蔓)ヤマノイモ(山の芋)ダイコンソウ(大根草)
↑ボタンヅル
(牡丹蔓)
↑ヤマノイモ
(山の芋)
↑ダイコンソウ
(大根草)

2009年8月5日(水)  【2009#19】

高尾山口→高尾山→城山→景信山→陣馬山往復のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→4号路→2号路→高尾山口
天気:曇り
歩行距離:28.3km
歩行時間:7時間50分,休止時間:2時間42分.
痛くなったところ:まあまあか.

天気のせいか比較的歩いり走ったりしている人が少なかった.まあ花も少ないことだし,暑いし....それでも,平地より幾らかは気温が低いのでそれなりに少し得した気分も味わえる.

タカトウダイ(高灯台)

タカトウダイ(高灯台)

タカトウダイはマクロで見ると葉っぱの上に花が付いているようで,とても変わった印象,見分けるのも容易だ.

それを細かに眺めてみるとまた面白い.名は高いトウダイグサ(灯台草)に由来するそうであり,さらに,なぜ灯台かというと,花の形がローソクを用いた照明に似ているからなのだそうである.

そこで改めて花をじっくり眺めてみる.花びらそのものは黄色4枚の花びらから成り.特段変わった印象はないのだが,そこから花びらと同じくらい大サイズの団子(おしべ?)が伸びているのがとってもユニークだ.


この日眺めた花や実

ヌスビトハギ(盗人萩)ヤマノイモ(山芋)トチバニンジン(栃葉人参)
↑ヌスビトハギ
(盗人萩)
↑ヤマノイモ
(山芋)
↑トチバニンジン
(栃葉人参)
オニドコロ(鬼野老)イヌゴマ(犬胡麻)ヤブラン(藪蘭)
↑オニドコロ
(鬼野老)
↑イヌゴマ
(犬胡麻)
↑ヤブラン
(藪蘭)
ジャノヒゲ(蛇の髭)ソバナ(岨菜)タマアジサイ(玉紫陽花)
↑ジャノヒゲ
(蛇の髭)
↑ソバナ
(岨菜)
↑タマアジサイ
(玉紫陽花)

下段中央のソバナ(岨菜)はこれを撮影していた方に教えてもらった.高尾山では珍しい花のようで,たまたま詳しい人に出会えて幸運だった.

2009年8月1日(土)  【2009#18】

高尾山口→高尾山→城山→景信山→陣馬山往復のルートマップ/map

今日のコース

コース:京王高尾山口→稲荷山コース→高尾山→城山→景信山→陣馬山→景信山→城山→高尾山→6号路→高尾山口
天気:曇り/霧
歩行距離:28.4km
歩行時間:7時間29分,休止時間:1時間50分.
痛くなったところ:右足首痛いが前回よりましか.

城山手前辺りの霧

ここは城山手前辺りであるがモノトーンに近い光景だ.この日は昼近くまで霧が濃かった.お陰でシーズンにしては気温が低めで助かった.

今にも降り出しそうな陽気ではあったが,結構人出は多い.このところ雨模様が続くので,雨の確率が低めの予報の土曜で,待ち構えていたのであろう.


この日眺めた花

キンミズヒキ(金水引)シシウド(猪独活)フジカンゾウ(藤甘草)
↑キンミズヒキ
(金水引)
↑シシウド
(猪独活)
↑フジカンゾウ
(藤甘草)
オオマツヨイグサ(大待宵草)ツリガネニンジン(釣り鐘人参)ヘクソカズラ(屁屎葛)
↑オオマツヨイグサ
(大待宵草)
↑ツリガネニンジン
(釣り鐘人参)
↑ヘクソカズラ
(屁屎葛)


Cannergy'sホームへ