世界遺産(6)

このページでは既存ページから転載し,紀伊山地の霊場と参詣道,明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業古都(日本),京都の文化財(同),コンソの文化的景観(エチオピア),ラリベラの岩窟教会群(同),アクスム(同),ゴンダール地域のファジル・ゲビ(同),シミエン国立公園(同),パハルプール(バングラデシュ),バゲルハット(同),シュンドルボン(同),サンティアゴデコンポステーラの巡礼路(スペイン),ブルゴス大聖堂(同),ウニアンガ湖群(チャド),エネディ山地(同)の写真を載せました.

紀伊山地の霊場と参詣道(日本)

紀伊山地の霊場と参詣道(Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range)

紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)

熊野古道(熊野参詣道)は熊野三山への参詣道で,京から紀伊半島西岸を進む紀伊路は今回歩いた山中を進む「中辺路」と海岸沿いの「大辺路」に分岐するそうだ.さらに熊野三山と高野山の両霊場を最短距離で結ぶ「小辺路」,伊勢神宮から熊野に向かう「伊勢路」の3ルートから成るそうだ.
紀伊山地の霊場と参詣道は2004年文化遺産登録されたそうだ.

以上西へ熊野古道2020/那智山めぐりハイクのページから.

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業(日本)

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業(Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining)

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業(Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining)

山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在する.写真は鹿児島集成館事業の反射炉の図に筆者が書き加えた想像図.日本/2015年文化遺産.

以上西へ東へ2020/鹿児島めぐりのページから.

古都京都の文化財(日本)

古都京都の文化財(Historic Monuments of Ancient Kyoto)

古都京都の文化財(Historic Monuments of Ancient Kyoto)

京都市,宇治市,大津市に点在する17か所の寺社と城郭(賀茂別雷神社,賀茂御祖神社,教王護国寺(東寺),清水寺,延暦寺,醍醐寺,仁和寺,平等院,宇治上神社,高山寺,西芳寺,天龍寺,鹿苑寺,慈照寺,龍安寺,西本願寺,二条城)で構成される.写真は天龍寺大方丈と曹源池.日本/1994年文化遺産.

以上西へ東へ2020/京都めぐりのページから.

コンソの文化的景観(エチオピア)

コンソの文化的景観(Konso Cultural Landscape)

コンソの文化的景観(Konso Cultural Landscape)

コンソ族ガモレ村を訪ねた.ヨーロッパではよく城壁都市を見かけるが,ガモレ村はこれをぐっと小型にした城壁集落である.つまり凹凸ある地形に在る各戸は石垣のある小路で繋がり,外敵の侵入を妨ぐ構造になっている.地形が複雑で,小路もややこしいが,大まかには3重の石垣になっているそうだ.

ガモレ村では男の子は6歳になると,写真正面の大きな円筒集会所でグループ共同生活に入る掟があるそうだ.普通それは18年間続き,村に10組あるグループは持ち回りで村のために奉仕活動(例えば道路や石垣工事とか,水汲みなどか)を行うそうである.エチオピア/2011年文化遺産.

以上エチオピア紀行2020/コンソのページから.

ラリベラの岩窟教会群(エチオピア)

ラリベラの岩窟教会群(Rock-Hewn Churches, Lalibela)

ラリベラの岩窟教会群(Rock-Hewn Churches, Lalibela)

ラリベラの聖堂や教会群は900年~1270年ころ栄えたザグエ王朝ラリベラ帝やその家系の建立で,非常に多くの建築から成っている.ほぼ全ては岩山を横若しくは建て方向に堀り抜いた構造で,最も有名な写真の聖ジョージ教会は.ラリベラ帝の建立指示で始まったが,これが最後で後継者時代に完工したようだ.縦堀りで十字の外側を掘り出して,十字形外形を形成し,次に側面から内部に削り進んで部屋を作ったことになる.岩は火山凝灰岩ということだ.エチオピア/1978年文化遺産.

以上エチオピア紀行2020/ラリベラのページから.

アクスム(エチオピア)

アクスム(Aksum)

アクスム(Aksum)

現在アクスムの人口は48,000人で,その3/4はエチオピア正教徒,残りはイスラム(スンニ派)や非正教系クリスチャンという.かつてイエス誕生以前に興きて,徐々に栄えたアクスム王国の中心地だったそうである.同王国は東ローマ帝国の半同盟国として海上貿易(当時は海に面した領土在り)で栄え,既に当時からキリスト教に改宗したというから驚く.なおエザナ王の洗礼名アブレハは,前日見てきた岩窟教会の名に冠していた.だがイスラムの勃興でアレクサンドリアやコンスタンティノポリスといった主要市場との貿易が絶たれ,かなり衰えたのでは....という説があるようだ.

複数のオベリスクが並んで立っているオベリスクフィールドがある.後ろには小型タイプも立てられている.一部は近年他から移設されたそうである.こうしたオベリスクは,表面にドアや窓などのレリーフ模様が施され,主に墓標を意図したのではないかとされているようだ.全て一本の硬い花崗岩製で,写真中央は全高26m,170トンのエザナ王のオベリスク(King Ezana's Stele)という.左端に倒れた(立てるのに失敗)大オベリスクがある.全長33m,重さ250トンという巨大さだ.エチオピア/1980年文化遺産.

以上エチオピア紀行2020/アクスムのページから.

ゴンダール地域のファジル・ゲビ(エチオピア)

ゴンダール地域のファジル・ゲビ(Fasil Ghebbi, Gondar Region)

ゴンダール地域のファジル・ゲビ(Fasil Ghebbi, Gondar Region)

ゴンダールのファジル・ゲビ(小高い丘)に,17世紀~18世紀ここを首都としていたゴンダール期の歴代皇帝の城城や宴会場,聖堂が残されている.エチオピア/1979年文化遺産.

以上エチオピア紀行2020/ゴンダールのページから.

シミエン国立公園(エチオピア)

シミエン国立公園(Simien National Park)のゲラダヒヒ

シミエン国立公園(Simien National Park)のゲラダヒヒ

シミエン国立公園には各種動植物があるそうだが,ゲラダヒヒを間近に観ることができる.昼間は1頭のオスに3〜6頭のメスや子からなる群れ(家族),が複数でクラスターを作り,見ていると少しづつ移動しながら草の根をほじくり出して食べているようだ.夕方になり,陽の陰が長くなってきた.そして崖っぷちに移動して行った.少し暗くなる頃,崖を垂直に下り,小さな棚部に座って一夜を明かすのだそうだ.ザイルもなく,岩に手を掛け,身体をスイングさせながら下るようだ,すごい.私たちが姿を見ることはないが,ハイエナ,オオカミといった天敵に夜間襲われることを避けるためだそうだ.エチオピア/1978年自然遺産.

以上エチオピア紀行2020/シミエン国立公園のページから.

パハルプールの仏教寺院遺跡群(バングラデシュ)

パハルプールの仏教寺院遺跡群(Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur)

パハルプールの仏教寺院遺跡群(Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur)

ても大きな遺跡だ.パハルプールは8世紀後半,仏教のパーラ王朝第二代ダルマパーラ王が創建し,12世紀まで仏教が栄えていたようだ.中央のレンガ外壁塔にはかつて十字型の巨大な詞堂が立っていて,その詞堂を取り囲むように仏舎利塔があったという.その外側にあるレンガ積みは1,000人もの僧を収容する177の僧坊の基礎跡で,ドローンのカメラで見るとあたかも300m四方の立体曼荼羅のように見えるそうだ.バングラデシュ/1985年文化遺産.

以上バングラデシュ紀行2019/パハルプールのページから.

バゲルハットのモスク都市(バングラデシュ)

バゲルハットのモスク都市(Historic Mosque City of Bagerhat)

バゲルハットのモスク都市(Historic Mosque City of Bagerhat)のシャイトゴンブスモスク

バゲルハットの代表的建築が写真のシャイトゴンブスモスク.これは60のドーム意だそうだが,実際は77ドームあるそうだ.モスクはベンガルの スルタン:ナシルディンマフムードシャー(Nasiruddin Mahmud Shah/在位:1435-1459年)時代,屯田兵を引き連れて赴任したカーンジャハンアリ将軍によって1459年建立されたという.現在も金曜礼拝はじめ日常的に使用されている.バングラデシュ/1985年文化遺産.

以上バングラデシュ紀行2019/バゲルハットのページから.

シュンドルボン(バングラデシュ)

シュンドルボン(The Sundarbans)のマングローブウオーク

シュンドルボン(The Sundarbans)のマングローブウオーク

シュンドルボンは世界最大のマングローブ天然林で,マングローブの木は,塩分の多いところ,内陸で淡水に近いところ,砂地,泥地....それぞれ適合する多種類があるそうだ.バングラデシュ/1997年文化遺産.

以上バングラデシュ紀行2019/シュンドルボン国立公園のページから.

サンティアゴデコンポステーラの巡礼路(スペイン)

サンティアゴデコンポステーラの巡礼路(Route of Santiago de Compostela)

サンティアゴデコンポステーラの巡礼路(Route of Santiago de Compostela)

サンティアゴデコンポステーラの巡礼路はスペイン語でCaminos de Santiago de Compostelaで,巡礼路を簡潔にカミーノ(Camino:道)と称すことも多い.カミーノは複数ルートあるが,私が最初に歩いたのは最もポピュラーなおよそ800kmの「フランス人のカミーノ」で,写真は巡礼3日目パンプローナ辺りの光景.スペイン/1993年文化遺産.

以上フランス人のカミーノ紀行2019/巡礼3日目:パンプローナへのページから.

ブルゴス大聖堂(スペイン)

ブルゴス大聖堂(Burgos Cathedral)

ブルゴス大聖堂(Burgos Cathedral)

ブルゴス大聖堂,正式にはサンタマリアデブルゴス大聖堂(Catedral de Santa Maria de Burgos)は幾つもの建物が集合しているような,見るアングルで異なった様相を示す.セビリア大聖堂,トレド大聖堂と並びスペインゴシック様式の三大カテドラルの一つ.大聖堂は祭壇だけでも数十あり,他に絵画や彫像,レリーフ,石棺....など多数,いや無数あり.スペイン/1980年文化遺産.

以上フランス人のカミーノ紀行2019/巡礼12日目:ブルゴスへのページから.

ウニアンガ湖群(チャド)

ウニアンガ湖群(Lakes of Ounianga)

ウニアンガ湖群(Lakes of Ounianga)

ウニャンガはウニャス族(Ounias)の住むエリア,村,町ということで,それに相当しようか. そしてケビールは大きな湖の意で,大ウニャンガ群はヨア湖 (Yoa),カタム湖(Katam),ユマ湖 (Ouma),ミオジ湖 (Midji),ベベル湖(Bever),フォロドヌ湖 (Forodom) の6つから成るそうだ.また,小さい湖の意でウニアンガセリル群(Ounianga Serir)もあり,テリ湖(Teli),ブク湖 (Boukou),ブドラン湖 (Bedrin)....など計14の湖があり,ウニャンガケビールの45km~60km南東に位置するそうだ.なおこれらの多くは塩湖である.写真はテントを張った,たしか二番目に大きいというヨア湖 (Yoa)だったか.....チャド/2012年自然遺産.

以上チャド探訪2019/ウニャンガケビールのページから.

エネディ山地(チャド)

エネディ山地(Ennedi Massif: Natural and Cultural Landscape)

エネディ山地(Ennedi Massif: Natural and Cultural Landscape)

エネディー山地の山は全て堆積岩の一種砂岩でできているそうだ.このときは乾季なので完全に干上がっているが,雨季にはエネディー山地から流れ出る多数の川(枯川ワディ)があるそうだ.ワディ周辺では,っそれが地下水脈として残っており,灌木やそれなりに大きい木を育てるという.

エネディー山地の岩壁には最古では紀元前9,000年前もの昔の岩絵が残されており,写真は既に家畜化された馬に跨り槍を持つ戦士の絵で,1,200BC頃の作品ということだ.チャド/2012年複合遺産.

以上チャド探訪2019/テルケイのページから.


Cannergy'sホームへ