この戻りラマラ編では,2014/10/27(月)午後マカルーBC(Makalu base camp:4,820m)を発ち,バルン氷河沿いを下り,シェルションを経て,今度はロアーバルン氷河モレーン沿いを歩き,ラマラ(ランマレカルカ:4,335m)に着くまでの写真を載せました.
マカルーBC(11)からラマラ(10)に戻る.ルートは来るときと全く同じ予定だ.
10/27午後,マカルーBCで昼食を頂いた後,ここを出発した.BC先にバルン湖から流れ出る小川があり,この橋を渡った.
橋を渡ると程なく雪の残るトラバース路に入っていった.雪は消えた分と,この2日間で少しだけ降った分で相殺され,来たときと同じくらいであろうか.ただ今回は陽が当たっているので快適だ.そして日焼け防止にハンカチを顔に巻いた.
途中まで来て,これでマカルーは見納め,と皆で立ち止まり,後ろを振り返った.既に雲が湧き,相当覆われていた.午前中の雲なしがいかにラッキーだったかと思う.
また改めて見ると,バルン氷河の作ったU字谷は随分広い.現在の白いバルン氷河が随分幅広なので,その繋がりで考えれば理解できそうだ.
今回Tシェルパさんは,重いカメラ機材の多いYさんのパーソナルポーターとして参加していた.皆でマカルーを振り返っているとき,可愛い雪だるまを作った.Tさんは大変心優しく,身体能力に長けている.例えば,飛び石で流れを越える場面では,さーっと斜面を走るが如く先回りし,手を差し伸べてくれる.しかも自分の担当外のトレッカー,例えば私にまでサポートの気遣いをしてくれる.実に立派なガイドだと思う.ありがとうさん.
雪の残るトラバース路はまだ続いた.これが雪が多ければ大変だが,幸い少ないので助かる.カウマで話した女性が,ふくらはぎまで,あったと話してくれたことを思い出したが,苦労したことであろう.
やがてトレイルは平原に近いくらい緩やかなカーブの底を走るようになった.シェルション(Shershon 4,726m)は近いようだ.前方には巨大なピーク6(Peak 6:6,739m)が立ちはだかっている.
ピーク6の頂(6,739m)には雲がなく,きれいに見えていた.その下の厚く積もった雪は手前の崖で切れ落ちているが,さてその深さ(厚み)は如何ほどあろうか?相当深いであろう.
シェルションを過ぎて少し行くとロアーバルン氷河(Lower Barun Glacier)のアブレーションバレーに入っていった.バレーの縁にはこうした石ゴロゴロの場所もあった.
アブレーションバレーを過ぎ,メラを越え,少し行くとラマラ(Ramara 4,335m別名ランマレカルカ)のバッティが見えてきた.まだ午後4時を少し回ったくらいだが,濃い霧が立ち込め薄暗くなっていた.
既にスタッフの皆さんは荷物と共に先回りし,テントを張っていてくれた.午前中,快晴のBCで久しぶりにマットと寝袋を日干ししたので,きっと今日は乾いている筈だ.
夕食はバッティ2階のダイニングルームで頂いた.メニューは何だったかな....?