戻りセドアへgo back to Sedua

この戻りセドアへ編では,月も変わった2014/11/1(土),タシガオンで朝を迎えた.この日は全行程下りで,速いため,ロペサ,チャクサダーラ,マニガオンを一気に通過し,宿泊地セドアに到着,それら行程各所の写真を載せました.


セドア付近のGoogleマップ

タシガオン(6)を出発し,ひたすら南に下り,セドア(5)に至る.既に2014/10/19(日)全く同じ区間を逆向きの上ったことのあるルートだ.

タシガオンの朝in the morning at Tashigaon 2,050m

タシガオンの朝,後片付けのキッチンスタッフ

後片付けのキッチンスタッフ

朝のテントでは+10℃/781hPpと圧倒的な暖かさを示していた.おまけに天気もいいようだ.のこのこテントを出ると,まだ陽の赤みが残るバッティ壁際で,キッチンスタッフの皆さんが私たちの朝食を準備してくれている.毎日朝早くからありがとうございます.


朝8時にタシガオンを出発

朝8時にタシガオンを出発

天気がいいので,テントは早々に畳まれ,また私たちが食べ終えるのを待って,食器等が後片付けされた.そしてこれらをドコに入れ,出発だ.私たちもいつものように8時になると歩き始めた.


カンナ用の野菜に囲まれたタシガオンの農家

カンナ様の野菜に囲まれたタシガオンの農家

タシガオンの村はとても大きく,斜面の畑の中に住宅が点在する.ここのお宅は例の根野菜が採れるというカンナ様の野菜がたくさん栽培されていた.いったいどんな形の球根,芋なのか?ぜひ見てみたい,可能なら食してもみたいものだ....と思っていたのだが,ついぞその機会が得られなかった.これは残念だ.


タシガオンの坂道

タシガオンの坂道

タシガオンの村の殆どには坂の道が走っている.道脇には農家や小さな雑貨屋が建っている.ここは多くがシェルパ族のようなので,夏にはヤクや羊と共に上のカルカに移動しているのではなかろうか.

現在11月は既に冬の初めであろうが,降りて来たであろうヤクの姿は....この辺りで見えないが....まだ下っていないのであろうか?


タシガオンの通行人ウオッチ

通行人ウオッチ

家の前では子供たちが私たち道行く人を眺めている.私たちも子供たちを眺めることができて,ちょうどいい.


タシガオンの若奥さんもおじいさんも

若奥さんもおじいさんも

子供たちだけでなく,この家の若奥さんもおじいさんも,つまり殆ど一家総出でタシガオンを下る私たちを見物,いや見送ってくれていた.いや~かたじけないです.


ロペサへgo to Ropesa

タシガオンの下

タシガオンの下

大きなタシガオンの村を過ぎると,眼下にはまた斜面の雑木林と畑,それと点在する住宅が見える.そしてその先は流れは見えないもののアルン川(アルンコーラ)の谷となっており,そのまた先は山々がどこまでも続いているように見える.


どんどん下り

どんどん下り

往きで上ったであろうところは,当然今日は下りだ.一般に下りが楽だが,足場が悪く結構大変なところもある.


小さな村のゴンパとチョルテン

小さな村のゴンパとチョルテン

タシガオン下の小さな村を通った.通りに石のチョルテンが立ち,脇にタルチョーはためく白壁のゴンパがあった.財政難でメンテナンスがままならないのか,チョルテンもゴンパの屋根も草が生えている.ただ,あまりきらびやかなものより,しっとりしていていいかも知れない.


アワの刈り入れ

アワの刈り入れ

ここの家族は子供も手伝い,アワの刈り入れに勤しんでいた.やはり穂先だけ鎌で切り取るやりかたで,往きで別の家族がやっていた方法と同じだった.


味のあるマニ塚の仏画

味のあるマニ塚の仏画

マニ塚側面は大抵中央に仏画,両側にマニ石が配されている.ゴンパから下った先にあったこの仏画は,帽子の形からして,ラマを描いたもののように思われる.見開く目や大きな口元(いや髭か?)などなかなか独創的で,面白く,また親しみ易い.


ロペサに着いた

ロペサに着いた

往きでランチとなったロペサまで下った.そのバッティ前,この家の4人のお子さんの中で上から2番め,長女である髪の長い子がまた大岩に載り,遊んでいた.ここはお隣さんが遠く,また少ないので,遊び仲間と集まるのは困難で,こうして一人遊びをせざるを得ないのであろう.岩から落ちないように気を付けてね!


下は,ロペサに下る道中の写真

ロペサに下る道中の写真
ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真
ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真 ロペサに下る道中の写真

チャクサダーラへgo to Chyaksa Danda 1,900m

森の中へ

森の中へ

ロペサから下り,森に入っていった.なかなか変化があっていい.大して深いわけでもなく,天気がいいので陽も十分に射してくる.


きれいなスパイラル

きれいなスパイラル

森には随分きれいなスパイラルの草が生えていた.食べられるぜんまいであろうか?3巻きあるが,概ね幾何学的に正確な形状であるような....


チャクサダーラに着いた

チャクサダーラに着いた

白いタルチョーがはためく峠のチャクサダーラ(Chyaksa Danda 1,900m)に到着した.大きなマニ塚の周りはちょうどいい遊び場で,子供たちや若者が集っている.ただ土曜日が休日であるヒンドゥーが国教のネパールなので,峠の小学校はこの日11/1(土)はお休みでひっそりしている.多分明日日曜日は授業があるであろう....いや,週休2日制で,休みかな....?



下は,チャクサダーラへ下るときの写真

チャクサダーラへ下るときの写真
チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真 チャクサダーラへ下るときの写真

マニガオンへgo to Manigaon

マニガオンへの途中,ロバも休憩中

ロバも休憩中

チャクサダーラからマニガオンへと向かった.この辺りは道が比較的緩やかであったかも知れない.今日は土曜日なのでロバもお休みで,リラックスしている(うそ)

ただ,ほんとにロバなのか,或いは馬なのか,或いはその2者のハイブリッドのラバ(騾馬)なのかよく判らない.これまで長いたてが馬,短かければロバと思っていたが,Tさんに依れば,馬の長いたてがみは短く切ることもあるのだそうだ.え~っ,そっそんな~ 今後見分け方を研究しなくては....


マニガオンの小さなシェルパ族のショップ

マニガオンの小さなシェルパ族のショップ

少ししてマニガオンの村に入り,往きで私たちにキャンディを分けて下さったシェルパ族おばさんのショップ前に着いた.ただ今回は外出しているようで,姿が見えなかった.

こうして改めてよく眺めると,大きな建物だ.2階部分はバッティ客室になっているようだ.



下は,マニガオンへ下るときの写真

マニガオンへ下るときの写真
マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真 マニガオンへ下るときの写真

セドアに到着get to Sedua 1,625m

ロバは働いていた

ロバは働いていた

マニガオンを越えてなおも下った.そして途中,ロバ(カッチャル)のキャラバンとすれ違った.やはりロバに土曜の休暇はないのだ.ロバはどこの国でも働き者,いや働かされている.たとえ輪廻を信じてなくともロバに生まれなくて良かった~次の世も避けたい,と思うのだ.これだけ働かせておいていささか身勝手かな...


想い出のセドアキャンプサイトが見えてきた

想い出のセドアキャンプサイトが見えてきた

往きでも宿泊したセドアキャンプサイトが見えてきた.既にテントを張ってくれている.このサイトは平らで,石もなく,朝まで同じ姿勢のままぐっすり休める.まだ正午を少し回ったくらいであるが,やはり下りは楽で,速い.


セドアのサイトでは一斉に寝袋を広げる

一斉に寝袋を広げる

今回の旅で厄介だったのは,寝袋やマット,衣類がいつも湿っぽくて,なかなか乾かす機会がなかったことだ.ここではまだ陽があるようだし,気温も高めなので,皆一斉にテントの上に寝袋を広げた.


セドアに到着

サイト近くのショップ

今日は(も)ビールが美味しそうだ.私はつまみの持ち合わせがなく,いつも皆さんから頂戴していた.ありがとうございます.

そして,何か口にできるものがないかな~とサイト下のショップ2,3軒を覗いてみた.しかしどこのショップの商品棚は写真のようなもので,未加工の食材や駄菓子があるが,つまみになりそうなものは見当たらない.がっかり....仕方なくバナナを買って戻ったが,やはりビールには使えない.


セドアのショップのおばあさん

セドアのショップのおばあさん

ショップの前で,ここの引退したおばあさんであろう,ひよこを引き連れた鶏に餌をやっていた.ひよこは6匹もいて,まあ親鳥も頑張ったものだ.おばあさんは鼻にアクセサリー(所謂鼻ピアスか)を下げている.多分グルン族であろう.今朝出掛けてきたタシガオンは殆どシェルパ族と聞いていたが,ここは標高が下がっているので部族構成が異なるのであろう.


プルタブ蓋の大びんビール

プルタブ蓋の大びんビール

山奥なのに缶ではなく瓶ビールが普通にあるは不思議だが,それはそれとして.

この辺りで多いツボルグの大瓶は,写真のようにプルタブ式の蓋だ.これで栓抜きが不要で,タブを引っ張れば簡単に開く.便利だ.日本を含め,まだ他国で見たことがないのだが....なお,タブと蓋は一体で,込み入った絞り加工が施されたアルミ製単一部品で,ステイオンタブである.

まあ何れにしてもビールは美味しい.


下は,セドア到着までとセドアでの写真

セドア到着までとセドアでの写真
セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真
セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真 セドア到着までとセドアでの写真

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