アリAli

ツァンダからはアリに向かった.

アリへ向かうgo to Ali

アリへ向かうオランダのサイクリスト

オランダから

朝早くツァンダを発ち,トリンの谷を通る.谷はかなり広く,道路が形成されているところもある.そんな場所で単独で自転車を漕ぐ人に出会った.オランダからだそうだ.自転車にくくり付けた荷物はかなりの重量がありそうだ.


横転したトラック

横転したトラック

さらに進み高度を上げる.5,000mを超えるジグザグ路で腹を上に向けたトラックがあった.すれ違いで,傾斜のある路肩に乗り上げ過ぎたためと思われる.谷底まで転げ落ちることなく,ここに留まったのは,大変気の毒ではあるがまだしも幸いだったと思う.運転手は傍らで,さてどうしようか,と思案していたが.....翌日くらいまでに起こせればいいが....


遊牧民のテント

遊牧民のテント

やがて峠を過ぎ,河原に来た.毎度同じようにサラダとハムとパンのランチとなる.平原には黒いテントが幾張りか見える.この黒いテントにはチベット族伝統のヤクの毛織布が使われている.ヤクの毛織はチクチクするので,着物にはあまり向かないのではないかと思うがテントには良かろう.

遊牧民は,昼間ヤクや羊を餌となる草のある所まで追い,テントは留守のようである.そこを守っているのがチベット犬の番犬で,不審者が近づくと噛み付くそうである.なので,テントを間近に眺めることは叶わなかった.


この日2度目の峠

この日2度目の峠

前述の横転トラックの後で最初の峠越え,ランチの後この峠を越えた.何れも5,200mくらいの高さがあるが,タルチョーの塚はあっても標識は一切無い.旅行者には不便であるが,まあこれがチベットの流儀なのだ.


下は,アリへ向かうときの写真.この日ナンダデビ峰は一層よく見えていた.

アリへ向かうときの写真
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アリ(ンガリ)Ali(Ngari)

中国化されたアリ

中国化されたアリ

アリ(漢名)のチベット名はンガリ(Ngari)で西チベットの中心都市.看板は殆ど漢字で,ちょっと寂しい.ときどき写真のように赤い紐を髪に織り込んだチベットファッションの男性も見かけるが多くはない.白いキャップの男性が集まるイスラム系住民の一画もある.この辺りでは家具の製造販売やトラクタ販売を営む店が多かった.


阿里郵政酒店の職員

阿里郵政酒店の職員

ロビーに居ると,ここ阿里郵政酒店(Ngari Post Hotel)のフロントの若い娘二人が,寄ってきて「写せ」と言ってくれた.笑顔が爽やかだ.

この宿はちゃんとしたバスタブにきれいな湯が出て,部屋も広い.テレビまで付いていて久しぶりにほっとできた.中国語のチャンネルのみで,言葉はよく判らないが.映像からどうやら自民党総裁選は福田康夫氏に決まったようであるが....後で中国語を解する同行者が,そうだと教えてくれた.


紅牛(Red Bull)

紅牛(Red Bull)

チベットで人気のドリンク.あちこちに空き缶が捨ててあるのが,その根拠.残念ながら,今のところ他の中国の地方同様,チベットでもゴミを捨ててはいけない,といった考え方はまだないようだ.少し前の日本と同じだ.味はまあ普通に清涼飲料の一つ,というところか.


下は,アリでの写真あれこれ.下段右端はチベットの代表的料理の一つ,ヤクのモモ(チベット餃子)を出してくれたレストラン.

アリでの写真
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アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真 アリ(ンガリ)での写真

明日はアリからドマルに向かう.再びテント泊の予定だ.



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