トレック4日目trekking Day 4

トレック4日目はタルチェンに戻る日だ.さてどんな景色が見えるやら.

ズトゥルプクゴンパvisiting Zutrul Phuk gompa

長~い影

長~い影

素晴らしい天気の朝だ.横からの陽が長い影を作る.こういった天気の野は実に気持ちよく歩ける.


ズトゥルプクゴンパ(Zutrul Phuk gompa)

ズトゥルプクゴンパ(Zutrul Phuk gompa)

少し丘に登るとズトゥルプクゴンパがあった.住職の方が中を見せ,説明してくれた.ここもカギュ派の寺で,現在二人の僧がいるという.ここにもお堂の壁面にはミラレパの洞窟があり,観音像やミラレパの像が並んでいた.また横の壁面には多数のチベット大蔵経が分冊され,納められ,これまた多くのタンカが掲げられている.お堂の天井には明かり取りのガラス窓が設けられており,これまで見せてもらったチェクゴンパやディラプクゴンパの形式とよく似ている.5元で小型のバターランプを灯してくれた.


下は,ズトゥルプクゴンパとその周辺の写真あれこれ.肥えた野兎やマーモットも顔を覗かせた.

ズトゥルプクゴンパ周辺の写真
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タルチェンへ戻るback to Darchen

川沿いの道を下る

川沿いの道を下る

ズトゥルプクゴンパから川に沿う巡礼路を下る.この川はゾンチュと呼ばれるようである.西側のラチュとは下流で交わり,やがてマナサロワール湖の西に位置するもう一つの聖湖ではない湖,ラカスタル湖に注ぐようである.


マニ石

マニ石

この区間はマニ石や仏跡が多い.仏跡についてはポーターのテンジンさんが詳しいようで,見つけると駆け寄って在りかを教えてくれる.マニ石はモノトーンのチベット文字が刻まれている場合が多いが,この写真のように彩色されたものも見られる.石工が新たにマニを刻んでいる場面に遭遇することもあった.


コルラ犬

コルラ犬

巡礼者に付いて廻る犬が結構いる.概してこれらの犬は穏やかで,あまり危険性を感じない.ランチの残りものなどを処理してくれる.面白いことに,これらの犬にも縄張りがあるようで,所定の範囲を越えると黙ってトレッカーの列を離れるようである.


巡礼者が追い抜いて行く

巡礼者が追い抜いて行く

チベット人巡礼者がスゴイ速さで我々の脇を駆け抜けて行く.巡礼路は一周52kmあり,私たちが今回4日間も費やすところを,普通一日で廻ると言われる.また2週間ほどで13回廻る巡礼者も数多いそうである.昨日,ドルマラ付近で,我々のトラックドライバであるサムデンさんが駆けるが如く我々を抜いて行く場面を見せ付けられた.彼もきっと一日で廻ったに違いない.


16頭のヤク

16頭のヤク

トレックがほぼ終盤のタルチェン手前の丘で食事をとっていると,荷役の16頭のヤクがヤク引きに伴われて追いついてきた.どうもご苦労さん,ここから荷物は4WDにバトンタッチされ,我々はゆっくりタルチェンまで歩くことになった.タルチェンの宿,民宗賓館に到着すると,南東の方向は雨が上がったのかきれいに虹が架かった.若干もの足りない気もしたがなかなかいいトレッキングだった.


下は,タルチェンへ戻るまでの写真いろいろ.下段右から2つ目は石工が新たなマニを刻んでいる場面.

タルチェンへ戻るときの写真
タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真
タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真 タルチェンへ戻るときの写真

こうしてトレッキングは無事終了した.タルチェンの宿にシャワーはないのでたらいを下げて近くのシャワー屋に出かけた.あまり清潔ではないが,まあ場所柄これはやむを得まい.今夜はタルチェンで明かし,明日はトリン,ツァンダ方面に行く.



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