さて次はドマルだ.
アリからドマルへ向けて出発した.暫く真新しい舗装道路で,車の故障もなく快調に進む.3号車のエイロブサンさんは時々お経を唱えながら運転する.途中,ジャンと呼ばれる鹿の群れに行き合ったりする.
かなり大きな湖で,1/4はインド領になるそうだ.と言ってもカシミール地方なので,パキスタンとも微妙な関係にあるエリアだ.ここで湖面とカラコルムの山々を眺めながら白菜炒めにパンの昼食となった.
ドマルに近づくと湿地帯があった.偶然鶴が数羽そこにいた.同行者に鳥類に詳しい方が居られ,おぼろ鶴という鳥だそうだ.かなり大きい.なおこの辺りは野鳥の保護区になっているそうである.
下は,ドマルへ至るまでの写真いろいろ.集合写真は我々のサポートスタッフ一同.
赤茶けた大地に簡易招待所や小さなお店が並んでいる.これらは漢人の経営が多いようであるが,遊牧民の冬の定住地にもなっているように見える.山の捻じ曲げられた地層が少しばかり岡本太郎の作品のようだ.
周りは遊牧民のテントがあり,ヤク,羊がいっぱいだ.夜になると犬がギャンギャンうるさかった.
我々のサポートトラック.どこかで仕入れたマトンをミラーに吊るしてある.乾燥しているので何日かすればちょうど食べ頃になるのであろう.
下は,ドマルでの光景あれこれ
翌日はさらに西北に行くが,予定通り進まずアクサイチンまでとなる.