バルヤンParyang

さて8日目はサガを発ちバルヤンに向かう.

サガラ(サガ峠)Saga la

晴天の朝サガを出発

サガを出発

この日,晴天の朝サガを出発した.写真は町の中心方向で,反対側には軍の宿舎のようなものが並んでいた.ホテルの部屋には撮影しないよう注意書きが貼ってあった.


サガラ(Saga la)

サガから少し西に進むとサガラ(サガ峠)に至った.正面には6,000m級の雪峰が見えている.

サガラ(サガ峠)サガラ(サガ峠)

サガラを越える

ここに始まったことではないが,殆ど茶色の大地に丈の小さい僅かばかりの草.これを食む羊の群れには感心する.この後暫くは川に沿って進む.川の流れはきれいだ.

サガラ(サガ峠)の先サガラ(サガ峠)の先

丘のゴンパA hillside Gompa

タジリゴンパ

やがて丘の中腹に建つゴンパの脇を通る.タジリゴンパの名称であったと思うが確信はない.周りは荒地で修行以外ないような環境だ.

丘の中腹に建つゴンパの脇丘の中腹に建つゴンパの脇丘の中腹に建つゴンパの脇

家畜

さらに進むと羊やヤクがいて,また小さな集落もちゃんと現れてくる.とても疎らではあるが,これが西チベット,ンガリ地方の特徴であろう.

羊の群れヤク丘の中腹に建つゴンパ先の集落

河原Riverside

トギュラ(トギュ峠)

トギュラ(トギュ峠)

やがて夥しい数のケルンが積まれたトギュラ(トギュ峠)に至る.この辺りからはネパール側ヒマラヤがよく見えるようになる.位置関係からするとアンナプルナ山系やダウラギリ山系の北側辺りであるようだ.


河原でランチ

河原でランチ

後片付けできるようにランチはいつも河原と決まっている.そしてまたメニューも下右端写真のように,パンにサラダ,缶詰のツナ,ハム,それとお茶/コーヒーと概ね同じものが続く.


下は,河原辺りの写真あれこれ.ナキウサギの穴がたくさんあって,所々で顔を覗かせる.またこんな高地でも草むらに蛙が生息している.花は場所によって違う種類が群生している.ここではちょっとエーデルワイス風の白い綿毛で覆われた花など咲いていた.

河原辺りの写真
トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真
トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真 トギュラ先の河原辺りの写真

サキャ派のゴンパSakya Gompa

サキャ派のゴンパ内部

寺の内部

トンパの集落に達すると丘の上にゴンパが見えた.壁に引かれた白と赤のストライプが特徴のサキャ派のゴンパで,トンパゴンパと称するようだ.住職が出張中で不在であったが,担当の僧が内部を見せてくれた.他の寺同様,壁や柱はカラフルに彩色され,色々な仏やラマの像が並んでいた.

サキャ派はクンチョクギェルポ(dKon mchog rgyalpo/1034-1102)が在家の密教道場として創建したサキャ寺を本拠とする宗派だそうである.妻帯して後継者を設けるのが目立った特徴の一つであるようだ.


下は,サキャ派ゴンパの写真.

トンパのサキャ派ゴンパ写真
トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真 トンパのサキャ派ゴンパ写真

ヒマラヤの雪峰Himalaya

Himalaya

ヒマラヤの雪峰

トンパを過ぎた辺り,ネパールは目と鼻の先くらいの近さに位置する.一段と高く尖っているのが8,167mで世界7番目の高峰ダウラギリかな....河口慧海師は,著作「チベット旅行記」で,ダウラギリ近くを越えて来たと記していることから,ダウラギリを越えちょうどこの辺りに渡ったものと思われた.でもダウラギリはもっと距離がありそうなので,見えているのはネパール国境近くのヒマラヤの一つの雪峰であろう.


ソギョロラ(ソギョロ峠)

やがてソギョロラと称される峠に至る.ここでも他の峠同様,たくさんのタルチョーが風に舞い,また乾いた大地に健気にもアザミが多く咲いていた.

ソギョロラ(ソギョロ峠)ソギョロラ(ソギョロ峠)の花

バルヤンParyang

バラマプラホテル

バラマプラホテル

バルヤンに到着し,バラマプラホテルという名の招待所に宿泊することになった.一部屋二人の割り当てであった.敷地内にも外にも大きなチベット犬がうようよしていてトイレに行くときなどちょっと怖い.


バルヤンのゴンパ

バルヤンのゴンパ

バルヤンの狭い集落を歩いてみるとゴンパがあった.ゴンパの周りにはマニ車が設置され,廻しながら歩く人と寺の前でたむろする人でそれなりに賑わっている.集落の規模からすると相当の人数だと感じた.


下は,バルヤンで眺めた光景.最初の一枚は,高い土塀に囲まれたここの住宅のご主人とお子さん.

バルヤンで眺めた光景
バルヤンで眺めた光景 バルヤンで眺めた光景 バルヤンで眺めた光景 バルヤンで眺めた光景 バルヤンで眺めた光景 バルヤンで眺めた光景

さて今日はバルヤンで一泊し,明日はマナサロワール湖へと向かう.



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