ハナムルへtrek to Hanamur

2012/7/16の行程マップ

2012/7/16の行程マップ(拡大可)→

この日はジンチェンタクポから急坂を歩き始め,プルフィラに到着した.そしてこのパスを越え,ザンスカール川左岸に沿うトレイルをどんどん下り,ハナムルの広いキャンプサイトに到着し,ここで宿泊.ハナムルは実に広々し,眺めも良い.でもたった4軒だけだそうで,その中の1家族とほんの僅かだが挨拶を交わすことができた.


ジグザグの登りからスタート

ジグザグの登りからスタート

ジンチェンタクポの朝は好天で明けた.テントを畳み,朝食を済ませ,サイト背後の斜面を登り始めた.ジグザグ路は徐々に高度を上げ,それに連れ谷が深まっていく.なかなかいい眺めだ.


バラの谷

バラの谷

ジグザグ路を登り切ると緑に覆われて緩い傾斜の谷に入った.野生のバラが華やかな彩りを添えている.また来た道を振り返ると,陰影のはっきりした山肌が迫力を持って立ちはだかっている.


プルフィラ(Parfi La/4,720m)に到着

プルフィラ(Parfi La/4,720m)に到着

8:45AM,プルフィラ(Parfi La/4,720m)に到着した.あまり高くはないのだが空がクリアなため,パスの南北,共にくっきり望めて素晴らしい.

ここでは,これまでほぼ同じコースを辿ってきて,到着したスイス女性と英男性ペアの後者の男性にシャッターを押してもらった.まだ朝のうちなので陰が長い.


下は,ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真

ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真
ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真
ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真 ジンチェンタクポからプルフィラ(Parfi La)までの写真

プルフィラ(Parfi La/4,720m)から下る

プルフィラから下る

プルフィラ(Parfi La/4,720m)からは,写真中央ザンスカール川(Zanskar River)左岸に沿うトレイルを下る.つまり川を遡る方向だ.川は殆ど泥色で,急峻な流れが大地を削り深い谷を形成している.


対岸に自動車道路を建設中

対岸に自動車道路を建設中

ザンスカール川の対岸側ではパドゥムからの自動車道路の建設工事中だ.冬季の通行も可能とする道路だそうで,反対のラマユル側からシンギラ方向で工事が進んでいる道路と,数年のうちに繋がり,通行可能となる見込みだという.経済的にはとても見合うようには思えないが,ここジャンムーカシミールエリアの軍事的実効支配を強化するのが狙いであろうか.

現在,出来上がった区間は道路工事用車両の通行のみ可能だが,あと少しで一般車両も通る.だが車が通る脇を歩くのはあまり楽しいものではない,と云うことで,旅行社のこのコースもその頃には催行中止,と添乗Yさんも話している.うん,歩くなら今のうちだと思う.


途中流れ込む川を渡る

途中流れ込む川を渡る

途中ザンスカールに流れ込む川があった.昨年は渡渉を余儀なくされたそうだが,今回は橋(写真右上)が架り,難なく越えることができた.この川はきれいな水で,ザンスカール川の濁流とは全く対照的だ.渡った川の畔では一休みしたが,岩陰の風が爽やかだった.


下は,プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真

プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真
プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真
プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真 プルフィラ(Parfi La)から下るときの写真

広々ハナムル(Hanamur:3,380m)に着く

広々ハナムル(Hanamur:3,380m)に着く

ハナムル(Hanamur:3,380m)に到着した.キャンプサイトは実に広々している.元々家畜の放牧に利用していたのであろうか?


大きな木もある

大きな木もある

高度が3,380mと大きく下がったためであろう,大きな木が生えている.高さはあまりないが,とても太い.盆栽を大型にしたような形態だが,さて何という木かな?

脇には細い小川が流れている.上流のハナムル集落から流れて来るようで,あまりきれいな水とは言えない.キッチンスタッフの皆さんはこの水で調理や片付けをしている.深く考えると躊躇うが,天気もいいことだし....とここでシャンプーし,シャツやズボンを洗濯した.洗ったものは大きな木の枝に架けたが,風が強く,厚いウールのソックスも含めて夕方までには乾いてくれた.

ビール組のみなさんは飲んだ後,木陰で昼寝でスヤスヤ,実に気持ちよさそうだった.


一応ホテルもあり

一応ホテルもあり

壁にHOTELと書いてある.一人二人であれば宿泊できそうだ.このすぐ傍では新築工事現場があった.かなり大きなホテルのようであるが,客が見込めるのかな....?自動車道路開通後を見込んだ先行投資かな....

なお,ホテル以外に茶屋も一軒開業しており,ビールも調達可能だ.


畑仕事中の母子

畑仕事中の母子

全部で4戸と云うハナムルの集落はテント場の上流にあった.集落入口には立派なマニ車が設けてあった.そして,その近くで野良仕事中の母子に『ジュレ―』と声を掛けると,快く写真モデルになってくれた.あまり言葉が上手く伝わらなかったが,『私の畑....私の息子,それにヤギ....』程度を話してくれた.ジュレ―!


下は,ハナムル(Hanamur:3,380m)での写真

ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め
ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め ハナムル(Hanamur:3,380m)での眺め

快適な一日が過ぎた.さて明日は前半トレック最終日だ.どんな日になるかな~



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