D5:バラタンへgo to Bharatang

このD5:バラタンへ編では11月10日,ダナキューを出て,テマング,タンチョク,コト,ツァーメを経て,バラタンに至るまでの写真と記事を掲載した.

ダナキューを出発leave Danagyu (2,300m)

石の切り出し場

石の切り出し

いつものように7:30AMにダナキューを出発した.村外れで男たちが石の切り出しを行っていた.かなり大きな岩から切り出すのを見ると,かなり技が要りそうだ.この辺りの住宅は殆ど石で作られているし,道にも石が使われる場合も多いので,石の需要は多かろう.


ダナキューを出て急坂もあり

急坂もあり

ダナキューを出ると一旦小さな谷川に下り,また上る.一部急な坂もある.谷間は周囲が山で,木も茂り,この時間帯は陽が射さない.ここを出たらどんな景色が.....と思いながら難儀な道を歩く.


下は,ダナキュー辺りの写真

ダナキュー辺りの眺め
ダナキュー辺りの眺め ダナキュー辺りの眺め ダナキュー辺りの眺め ダナキュー辺りの眺め ダナキュー辺りの眺め

テマングTimang (2,270m)

マナスル見えてくる

マナスル見えてくる

谷間から出ると背後にマナスルが見えていた.マナスルの右にチラリと見えるのはピーク29であろう.この時間は背後から陽が当たり,コントラストが低い.もう少し時間が経てば良くなりそうだ.


テマングに着く

テマングに着く

少ししてテマング(Timang)に到着した.この先時々一緒になるポーランド青年と一緒に茶屋の前で腰を下ろし,いい眺めだね~と互いに感想を漏らす.


下は,テマングまでの写真

テマングまで辺りの眺め
テマングまで辺りの眺め テマングまで辺りの眺め テマングまで辺りの眺め テマングまで辺りの眺め テマングまで辺りの眺め

タンチョクThanchok (2,615m)

タンチョクに出ると広い草地に出る

タンチョクに出る

テマングからまた少し歩くと広い草地に出る.タンチョク(Thanchok)の村だ.ここには数軒のロッジを含めて多くの家々が立ち並んでいる.一軒の茶屋のタルチョーはためく屋上に上り,ミルクティーを啜る.天気も完璧だし実に快適だ.

なおタンチョクの範囲はどうやらとても広いようで,この先林を抜けてさらにその先の集落でもタンチョクの標識が掲げられていた.


マナスル

マナスル

マナスル(Manaslu:8,163m)は世界8位の高峰で,1956年槙有恒ら12人の日本山岳会隊が初登頂したことで,特に日本人にはなじみ深い.筆者も子供の頃のニュースの記憶がかすかに残っている.

上部こちら側西面は急峻なためか雪が着かず岩がむき出しになっており,尾根は切り立っているように見える.最も一般的な登頂ルートはどこだろうか?


左からマナスル,ピーク29,ヒマルチュリのマナスル三山

マナスル三山

タンチョクからはマナスル三山がきれいに並んで望める.左からマナスル,中央がピーク29,右がヒマルチュリだ.

前にも記したが,マナスル三山はいずれも日本隊が初登頂したそうで,登山家もそれだけ思い入れが強いのであろう.


下は,タンチョク辺りの写真

タンチョク辺りの眺め
タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め
タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め タンチョク辺りの眺め

コトKoto (2,600m)

先方にアンナプルナⅡ峰

先方にアンナプルナⅡ峰

広いタンチョクを過ぎ,林を抜けると再びアンナプルナⅡ峰(Annapurna II 7,939m)が前方に見えてきた.光線の方向が良く,距離も近いので鮮明だ.これからもしばしば見える筈だ.


古都のコト

古都のコト(?)

コト(Koto)に着いた.街並みが古い旅籠のようで,コトは古都の駄洒落でもおかしくないような.....

コトにもまたツーリストチェックポストがあり,台帳にサインを記した.


玉子廻し

玉子廻し

道端のおじさんが1ダースケースに入った玉子を廻す芸を見せてくれた.おじさんも暇だったし,外国からのトレッカーを喜ばせようと玉子が割れるリスクを冒してまで披露してくれたことに感謝したい.


下は,コト辺りの眺め

コト辺りの眺め
コト辺りの眺め コト辺りの眺め コト辺りの眺め コト辺りの眺め コト辺りの眺め コト辺りの眺め

ツァーメChame (2,670m)

ツァーメの町

トレッキング用品店もあるツァーメ

コトを抜け暫く進むとツァーメ(Chame)に到着した.ちょうど正午であった.ここは多くのロッジや写真のようなトレッキング用品店まであって結構大きな村だ.

一軒の茶屋でオニオンスープとツナのモモを食べていると,羊の大群が下って行った.こんなに羊がたくさんいるのになかなかマトンやラムにありつくことができない.そろそろ肉類に飢えてきたようで,羊が美味しそうに見えてきている.自分でも,アブナイなあ~と思う.


ツァーメのカンニ(仏塔門)天井

カンニ(仏塔門)の天井

ツァーメ出口のカンニ天井を見上げると,こんな絵が見える.多くの仏様と最上部には曼荼羅が極彩色で描かれている.

なおこのカンニの屋根には白い仏塔が一つだけ載せられていて,これまで多く見かけた黒白赤の三つある形式とは異なっていた.


下は,ツァーメの写真

ツァーメ辺りの眺め
ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め
ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め ツァーメ辺りの眺め

バラタンに着くget to Bharatang (2,850m)

バラタンに到着

3時過ぎバラタンに到着

昼食後再び南西に歩いた.1時間ほど山間の道を行くと,早々と陽が陰り始めてくる.それからさらに1時間程行くとバラタン(Bharatang)に到着した.

バラタンは小さな村でロッジは多くない.ここではマヤホテル(Maya Hotel)と云うロッジに泊まることになった.村に電気が来ておらず,ソーラー設備もなかったので電灯は点っていなかった.

夕食でダイニングルームに行くと,薪ストーブがあった.2,850mと標高を上げたので夜はかなり冷える.ストーブはありがたい.客はあまり居なかったが,朝,テマングで出会ったポーランド青年が同じ宿になり,いろいろ話してくれた.

それによれば,彼はワルシャワの仏系小売店の経理部で働いており,3週間の休暇でモスクワ周り格安航空券で来ており,一日たりとも遅れられないぎりぎりの日程で歩いているようだ.FIXの格安航空券であることはカナジーとて同じことだし,若い分だけマシであろうが.

また「ポーランドにやってくる日本人観光客はどうしてあれほどショパン,ショパンと言うのか不思議だ,他にもいい作曲家がいろいろ居るのにどうして?」とも.どうしてと訊かれても,音楽に疎いし.....まあ,この寂れたロッジで互いに話し相手がいて,良かったよかった.


下は,バラタンの写真あれこれ

バラタン辺りの眺め
バラタン辺りの眺め バラタン辺りの眺め バラタン辺りの眺め バラタン辺りの眺め バラタン辺りの眺め


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