D9:レダーへgo to Letdar

このD9:レダーへ編では,11月14日シェリカルカを出て,見晴らしいい丘,ジャーサン川,ヤクカルカを経て,レダーに至るまでの写真と記事を掲載した.

シェリカルカを離れるleave Sheree Kharka (3,970m)

シェリカルカを出発

シェリカルカを出発

今日もよく晴れている.朝のティリチョピークやガンガプルナを十分眺めてから,東のタレゴンパ方向に戻り始めた.程なくカンサールへ行く道と,カンサール上のカルカ,さらに先の丘を目指す道の分岐点に差し掛かり,後者へと進む.間もなくティリチョピークのグレートバリアともお別れで,記念写真を撮った.


下は,シェリカルカを出て,カンサール上のカルカまで写真

カンサール上のカルカ辺りの眺め
カンサール上のカルカ辺りの眺め カンサール上のカルカ辺りの眺め カンサール上のカルカ辺りの眺め カンサール上のカルカ辺りの眺め カンサール上のカルカ辺りの眺め カンサール上のカルカ辺りの眺め

Hill

ヒマラヤンタール

ヒマラヤンタール

歩いていると先方にヒマラヤンタールと思われる野生動物が駆けていった.餌の乏しくなる冬を前によく肥えているように見える.


丘に着く

丘に着く

丘の名前は不明であるが,ほぼ全周見晴らしの効く丘だ.高い所にはお約束のタルチョーが風になびいている.一度風に舞いば,一度お経を読んだに相当する功徳があるという.

写真はマルシャンディの上流であるジャーサン川の上流を望む方向で,左の山はクタンカン(Khatung Kang:6,484m),右はヤカワカン(Yakawa Kang:6,482m)のようである.

ヤカワカンの右(南),ジャーサン川対岸のメイントレイルの上にはチュル(Chulu:6,558m),さらに南にピサンピーク(6,092m),ピーク29(7,871m),ヒマルチュリ(7,893m)を望む.またその元にはマルシャンディが流れ,マナンの町も広がっている.

西側に目を転じると,アンナプルナⅡ(7,937m),アンナプルナⅢ(7,555m),アガンガプルナ氷河ガンガプルナ(7,455m)を眺めることができる.


下は,丘から眺めた風景

丘から眺めた風景
カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景
カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景 カンサール近くの丘から眺めた風景

ジャーサン川Jharsang Khola

丘からジャーサン川に下る

丘からジャーサン川に下る

丘からはジャーサン川に向けて一気に下る.結構急な道だ.下りきり,少し上流に遡った所にある木の橋を渡り,対岸の石がごろごろした川原を暫く遡る.かなり歩いたところでメイントレイルに登る.既に11時頃であったがまだ凍り付いている坂もあって,少し注意して登った.

丘から川を越えてメイントレイルに入るこの行程は,これまでで一番くたびれたところかも知れない.


下は,丘からジャーサン川に下り,メイントレイルに上がるまでの写真

ジャーサン川辺りの眺め
ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め ジャーサン川辺りの眺め

ヤクカルカYak Kharka (4,018m)

川原からメイントレイルに上がる

メイントレイルに出る

川原からメイントレイルに上がると,さすが大勢のトレッカーに出会う.トレイルはとても広くて,街道のようだ.こうしたいい道は殆どトロンパスまで続いているそうだから,雪が降らない限り楽であろう.


ヤクカルカに到着

ヤクカルカに到着

4,000mを超える土地柄,昔は文字通りカルカだけであったのであろう.現在はトレッカーや登山客の茶屋やロッジがたくさん並んでいる.

ちょうど昼時になった.はて,どんなものものが出てくるか,期待と不安とも交えてスパゲティを注文してみた.それが”当たり”で,結構美味しかった.陽射しが強いので外で食べていても結構暖かいのであるが,気温が低く,食べ物が直ぐ冷えてしまうのはちょっと惜しい.

話は若干逸れるが,カナジーはこのスパゲティのような鉄のお皿で出てくる料理は一般に好きになれない.日本で,ステーキでこのようなスタイルで出されることがある(過去形?今はないかな?)とがっかりする.レアで頼んでも間もなくウェルダンになってしまうからね.でもこの場合,外気が6℃と低いから保温効果があるのかしら?


アッパーヤクカルカ

アッパーヤクカルカ

ヤクカルカの先にはアッパーヤクカルカと呼ばれる分村(いや,こちらが本村か?)があった.ここでも茶屋が少しと,名に違わずヤクの放牧地があって,枯れ草を食んでいた.雪が降るとその枯れ草も覆われるので,あと少しで低地まで移動するのであろう.


下は,ヤクカルカの写真

ヤクカルカ辺りの眺め
ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め ヤクカルカ辺りの眺め

レダーに着くget to Letdar (4,200m)

チュルを眺めながら進む

チュルを眺めながら進む

アッパーヤクカルカからは前方にチュルを眺めながら行く.チュルは幾つかの峰があるが,Gさんによればこれは西峰のようだ.


レダーに到着

レダーに到着

ジャーサン川に注ぐ小さな川の吊り橋を渡るとそこはレダーだった.ロッジは3軒しかないそうでこぢんまりした集落だ.尤もロッジだけのためにできた集落であろう.ここではホテルチュルレダー(Hotel Churi Lattar....綴りが一般と異なるが,ネパールで各種あるのは普通)に泊まることになった.

北の方角にはヤカワカンが見えており,庭にはテント泊トレッカーの姿も見えた.

ダイニングルームのストーブ燃料が,昨日の宿までは薪,ここでは乾燥ヤク糞となり,高度を上げたことを改めて認識させた.


赤く染まったヤカワカン

赤く染まったヤカワカン

夕方5時過ぎ,ヤカワカンが赤く染まった.チュルは光路が早く遮られるためか少し色づいた程度に留まった.

ここも色々な人が泊まっていた.お隣さんはイスラエルからの若い女性二人連れで,ダイニングルームから部屋に戻るが,中に入れない,と騒いでいる.「ライト貸してくださ~い」と言われ,出動する.宿から渡された錠ではなく,自分たちで持参したナンバー合わせ式錠で掛けていたが,暗くなり数字が読めなかったのだ.持参した錠だと,鍵の管理が簡単でいいが,こんなこともあるんだ.

イランからの6人組(当然男のみ)は乾燥ヤク糞ストーブが不調のとき活躍していた.排気ダクトの開閉弁が「閉」になっていたため,うまく火が続かないことを発見したのは彼らだ.本当のところ,お店の人,並びに他の客も薄々感ずいていたのだが,てんやわんやの騒ぎの中で,ビッグマウスのイラングループの前では発言が躊躇われた,と云うのが真相かも知れないが.まあ,いずれにしてもこれでストーブはよく燃えて,暖かくなった.

このイランの方々とは後日再会することになり,それで特別印象深いのだ.


下は,レダーの写真

レダー辺りの眺め
レダー辺りの眺め レダー辺りの眺め レダー辺りの眺め レダー辺りの眺め レダー辺りの眺め


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