このページは1991年8月シンガポール滞在中の一日路線バスでマレーシアのジョホールバルに行ってみたときの写真を載せました.
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朝シンガポールインド人街近くのバスターミナルに行った.パスポートコントロールを過ぎバス乗り場に至ると,ヒャーッすごい数のバスが並んでいる.どれか自力で見つけるには非力だ,直ぐ近くにいる人に訊きながら何とか乗り込む.マレーシアからのデイ出稼ぎ人が,逆方向マレーシアに向かう人より圧倒的に多いのだそうだ.でもバスに乗るのはどの道容易ではない.
まあそんな訳で何とか乗り込むとバスは北に向け走った.途中ジョホール海峡を抜ける.相互往来があるが’朝のうちはやはりシンガポールに向かう車が多く渋滞している.
そしてジョホールバルに到着した.でこちらのバスターミナルも広いな~帰りに乗る場所...覚えられない.その時になったら訊こう.
ジョホールバル1991年当時の人口は60万人,2023年は86万人で首都クアラルンプールに次ぐマレーシア第2の都市だそうだ.
ところでこの辺りで同じ会社で同じ職場のKさんに出会い互いにびっくりした.パッケージツアーで回っているという.同じ夏休みのタイミングなのでこんなこともあるんですね.
マレーシアで最も美しいと称されるというアブ・バカール・モスク(Sultan Abu Bakar Mosque)を見た.白い壁に青い屋根,比較的シンプルデザインが美しい.
スルタン・アブ・バカールは1866年ジョホール国王(スルタン)に即位し「近代ジョホールの父」とよばれるそうだ.その名を冠した本モスクは建築に8年を費やし,マレーシアのモスクで指折りの美しさという.シンメトリーデザイン,アーチ形回廊,黒いドーム,六角形のミナレットなどが特徴とされるそうだ.
連続アーチのある建物がウッドランズ・トレイン・チェックポイント(Woodlands Train Checkpoint)はウシンガポールとマレーシアとの国境検問所であり,シンガポール側との出入国管理施設があるので,トレインでなくバスで到着したとき/出るときもここで審査を受けたようだった.
マレーシアはイスラム国なので完全に黒い服装(アバヤにニカブ)の女性も見えますね.尤もこれはシンガポールでもOKだ.ただニカブに関してはよく解らない.完全に覆うブルカはだめらしいが....
ジョホールバルのバスターミナルではまたも大いに迷いながらシンガポール行きのバスを探し,何とか教えてもらい乗った.やれやれ.そして夕暮れ前の道を南に向け走った.多くの人はシンガポールでの仕事を終えてジョホールバルに引き上げて来るであろう.
さてこうして簡便なジョホールバルへのデイトリップを終えた.ちょっとした体験だったがそれなりに面白かった.路線バスの大変さが身にしみた.(なお東急バスや小田急バスでも簡単ではないが)
(2023/12/02記す)