このページでは1991年8月お盆休みにシンガポールに行ったときの写真を載せました.6日間の予定がフライトのオーバーブッキングで7日間になったが,フライトと並みホテルと少しの観光付きで,殆ど自由行動のツアーだった.
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夕方成田南ウイングからユナイテッド航空機に搭乗した.ボーディングブリッジが不足していたのか階段だった.
お盆休みで混む時期だ.そして満席であったと思う.それどころか,帰りのフライトはオーバーブッキングで延びてしまうのだった.
シンガポールには定刻深夜に到着した.そしてバスでゴールデンランドマークホテルに入り,就寝.
そして翌日バスで市内観光に出た.先ずはがっかり名物として有名なマーライオン(Merlion)を見物した.マーライオンは上半身ライオン,下半身は魚の像で口からは水を吐いているそうだ.ということは人魚姫ならぬ魚ライオンということか.
伝説によると、マレーシアの王子が11世紀頃,現シンガポール島を再発見した際見たライオンを頭とし,古代都市である海の町に因み体を魚にしたそうだ.ライオンがこの辺りまで棲息したというのは驚きだ.
なおサンスクリット語でライオン=シンガで,シンガポールはサンスクリット語「シンガプラ(ライオンの町の意)」に由来するという.またシンハービール(Singha Beer)もよく見ますね.
シビック ディストリクトには主要な政府庁舎,ミュージアム,重要な歴史的建造物,保護公園などが集まっているそうだ.
広場の芝生は濃い緑で目が休まる.
写真ドームを載せた白い建物はシンガポール国立博物館で,130 年くらい前に設立されたそうだ.館内にはと歴史ギャラリーがあります。ーは、ファッション,映画,食べ物,写真,そして京劇のリビングギャラリーと,シンガポール過去を物語る芸術品が展示された歴史セクションから成るようだ.
周りを見ると多くのビルが林立している.オフィスか集合住宅か,或いはその両者かな.
1991年が既にこんなであるから21世紀も四半世紀経た今はきっとこうした超高層ビルばかりになっていることでしょうね.
シンガポール国立蘭園(National Orchid Garden)に行ってみた.元々ランの育ちやすい気候,シンガポールの国花でもあるそうで,園内に入ると着生ランなどが密に育っていた.
園は1995年総面積約3haで開かれ,1000以上の原種ランと,2000以上の交配種合わせて6万本のラン植物が育てられているという.
ラン植物園から近くだったか,セントーサ島とそこに至るロープウエイ(Singapore Cable Car)を望む丘に立った.
これに乗れば簡単に島に行けそうだ.後で行ってみよう.
ハウパーヴィラ (Haw Par Villa) はタイガーバームガーデン(Tiger Balm Garden)と呼ばれることもあるそうだ.軟膏薬タイガーバーム の売り上げで巨財を成した胡文虎 と胡文豹の兄弟により建設されたそうで,タイガーバームガーデンの方が端的で解りやすい.タイガーバームって香港土産とかでよくもらった経験がある.
ここは中国の儒教,道教,仏教,様々な伝説,説話等をモチーフとした多数の奇妙な像やジオラマを展示している.実際入ってみると中国テイスト100%,いやそれ以上で,中国人でもゾッとするのでは....といった感じになる.
巨大な彩色ドラゴンだ.皇帝の(架空)動物を遊園地仕立てにしたようだ.当初有料の遊園地「ドラゴンワールド」としたが,上手くいかず無料にした.それでも経営が難しく,2001年遊具は撤去されたようだ.
脇に漢字で何か書かれているが読めない.中国伝説の人々と勝手に名付けてみた.やはりイマイチしっくり来ないですね.
全般に例えてみればB級グルメで最下位の評価を得たような.....
ホテルからであったか,シンガポールの街を眺めてみる.林の向こうは新市街,手前は旧市街のようだ.一番手前は大きなモスクのようだ.
宗教は,仏教(約 43%),イス ラム(約 15%),キリスト教(約 15%),道教(約 9%),ヒンドゥー(約 4%)などだそうだ.人口構成が中華系76.7%,マレー系14%,インド系が7.9%,その他が1.4%ということなので,やはり仏教(と道教)が多いですね.
上述のように中華系が3/4余りを占めるのでほぼ全域中華街なのであろうが,こうして漢字看板のお店が並ぶとやはり中華街の趣だ.味わいがある.
泊まったホテル.ゴールデンランドマークホテル(Golden Landmark Hotel),漢字では黄金飯店と書かれている.ランドマークはどの漢字から来たのだろう.並級だがとても便利な場所だった.
路線バスはタンデムですね.シンガポールは多分狭いエリアに人口密度高く暮らしているので交通量が多く,輸送密度を上げる必要があるのでしょう.香港と同様ですね.以上想像です.
ロープウエイ(ケーブルカー)でセントーサ島に着いた.ここでも早速ドラゴンですね.でもここのは上の彩色と違ってモノクロームなのでまだ品位が保たれているかな.
透明な円筒チューブを半分に割って床に伏せた造り,つまり座標平面で第一象限と第二象限が見える構造なのだ.なのでたくさんの魚の泳ぐ様子がよく見える.
美味しそうな魚とあまり食指が動かなそうな魚色々だ.エイのような大きなのも居る.私は魚が好きなのでブリのような体型の魚が無難でいいかな.
ここのビーチは砂浜で,波も穏やかで泳ぐにはちょうどいい.ウインドサーフィンには少し風が足りない日だったかも知れない.
浜辺にヤシの木があり,花が咲くのがやはり南国だ.また空いており,活気に満ちた湘南海岸と違うところだ.
水の反射で見にくいが,左上大きな亀,ウミガメだと思う.ただ周りの魚は金魚や赤い鯉のような淡水魚に見えるのでちょっと自信がない.
でもこんなでかい陸の亀いないと思うので.....
道端に据えられた三国時代の武将のような像.左右同じ長さの剣を抱えているのが珍しい.
最近は刀は用いないながら大谷翔平のお陰で二刀流という言葉が多用されているが,ここでは語源通りの二刀流だ.
ホテルのプールも楽しい.プールが多いためかここも空いているのがいい.
道路を挟み左上は新市街,右は旧市街のようだ.旧市街は建物は隙間なくくっついて建てられている.これは35年前の光景だが,きっと再開発されて無くなっていることだろう.
シンガポールはファイン(fine)カントリーとして知られるが,都市計画執行の立ち退き命令に従わないなどのケースでは大きなfine(罰金)が課されると聞くので.
ユナイテッドエアラインのオーバーブッキングで滞在が延びたが,そのあおりで滞在中のゴールデンランドマークホテルの一日宿泊延長ができず,メリディアンホテルで延長となった.
まあ私には問題ない.
メリディアンホテルで飼われているオウムの仲間だ.外に逃げては行かないし,人がタッチしても大丈夫だ.一般にこうした大きなオウム系の鳥は人になつき易いが不思議ですね.
少数派のインド人はインド人街を作っている.一番驚いたのはカレーの材料であろうターメリックを8畳間くらいのお店いっぱい床に満たして,乾燥か,他の調味料を混ぜる作業を素足で踏みつけて行っていたことだ.とうもろこしとか豆類ならそうした光景に出合うことがあるが,あの黄色いカレー(の材料)は初めてで,衝撃的だった.
手前のコックリコックリしている人はヒンドゥーの神様の絵を売っているようですね.これも特徴的だ.
ジョホールバルのバスデイトリップから戻った.そしてゆっくり食事した.とにかく路線バスでの往復はエラく大変だった.
ジョホールバルだけでなくシンガポールでの観光も済んだことにし,後はホテルのプールで楽しもう.
ということで,予定より遅くなったユナイテッドエアラインで成田に戻った.以上色々楽しかった.おしまい.
(2023/12/02記す)