昔の旅:台湾1996

1996年8月,会社の夏休みに合わせて台湾をぐるり回ったときの写真を載せた.

台湾のマップ

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6日間で成田→台北①→台中②→日月潭③→台南④→高尾⑤→ガランピ岬⑥→知本温泉⑦→台東⑧→タロコ峡谷⑨→花蓮⑩→台北①→成田 と忙しく回った.


最初の休憩所

最初の休憩所

成田からのフライトが台北に着くと現地旅行社のバスが待ってくれており直ぐに乗り込み,南に向けて出発した.

途中休憩で幾つか止まるが,ここは最初のところ.飲み物など買う.大体日本のものと同じようであるが,緑茶は砂糖入りが多いのでちょっと注意要.


台中の弥勒菩薩像(布袋様)

台中の弥勒菩薩像(布袋様)

やがて最初の宿泊地台中に到着した.雨の夕刻でぼや~と霞んでいるが台中名物巨大な弥勒菩薩像に出会い手を合わす.

日本で布袋様は七福神の一人,中国唐末の禅僧で,肥えた身体(特にお腹)で,日用品をすべて入れた袋をになって町中を歩き,吉凶や天候を占ったと言い.弥勒菩薩の関連についてはあまり聞かない.一方台湾(や中国)では布袋様は弥勒菩薩の化身扱いのようで,お寺(ここでは宝覚寺という禅寺)に祀られている.


台中の朝

台中の朝

ホテルで朝食後バスに乗り出かけた.朝の台中はさほど混んでおらず落ち着いている.通りによってはバイクがある程度あるが,ベトナムとかと比べ少ない.

写真のセブンイレブンや他の日系コンビニはかなり多い.


丘から眺めた台中の街

丘から眺めた台中の街

標高748mの日月潭に向かうので徐々に高度を上げる.途中振り返り台中の街を望むと高い建物がかなり目立つ.日本同様地震が多い国なので耐震設計には気を使うであろう.


日月潭を背にした文武廟入り口門

日月潭を背にした文武廟入り口門

日月潭に到着した.本湖は台湾3大観光地の1つで標高749mに位置し面積7.7km2 水深23.5m,深緑色の湖は美しい.

横浜中華街の門を大きくしたような門が立っている.後ろには立派な文武廟があり,前殿は学問の神様昌帝君と云う方,中殿は関羽将軍を祀った武廟,後殿は文廟(孔子廟)になっていた.私は昌帝君はあまり聞かないが,関羽将軍と孔子はよく知られてますね.


文武廟への階段

文武廟への階段

階段に立つと下方に上写真のように日月潭と文武廟入り口門が望める.上方には廟の細かで込み入った天井の装飾,レリーフの施された梁や柱が望める.


日月潭周囲はビンロウや黒檀,バナナなどの森が広がる

ビンロウや黒檀,バナナなどの森が広がる

日月潭の周囲は深い緑に包まれている.ビンロウや黒檀,バナナなど多いと聞いた.少なくとも台湾でビンロウは合法で,口を赤くしながら噛んでいる人がいる.ドライバさんが眠気防止で噛む人が多いという.

バナナは私も大好きだ.ただ輸出は他国との競争がかなり厳しいようだ.

硬くて美しい黒檀彫刻は日月潭周辺の特産だそうだ.ただ密なだけ成長は遅く,国内での伐採は保護されており,近年は輸入材が多いそうだ.山全体ではやはり雑木が多いのであろうか.


木の葉と区別付かない蝶

木の葉と区別付かない蝶

少し標高の高いところで棲息するようだが,木の葉と全く区別付かない.擬態と言うのでしょうか,見事なものですね.


鄭成功(てい せいこう)の銅像

鄭成功(てい せいこう)の銅像

日月潭から下り,台南に入ってきた.

そして民族英雄 鄭成功と記された銅像が立っていた.同氏は中国明代の軍人にして政治家.九州平戸島で誕生,日本名は田川福松と称し,清にやられている明を助け,そして台湾に渡り鄭氏政権の祖となったという.

ただ次に述べるようにオランダ軍を撃退した鄭成功であるが,残念ながら38歳という若さで1662年に死去したそうだ.明王朝の再興に尽力したものの叶わなかったが,ここ台湾で漢人政権の礎を築き神として崇められ,ここ延平郡王祠に祀られたということだ.


赤崁樓(せきかんろう)

赤崁樓(せきかんろう)

赤嵌楼は1653年オランダ人が焼きレンガで建てたそうだ.1600年代初頭中国の支配権を巡り欧諸国を交えて争っていたオランダは1624年に明朝と講和条約を結び,代替地として台湾を植民地支配し,その拠点としてここ台南に商館や砲台を設け,赤崁樓を築城したということだ.いや~随分と勝手なものですね.

なお当時台湾南部は既にスペインに抑えられていたので,オランダ軍は先ずはこれを追っ払ったということだ.ただ台湾にとってどの国であろうが他国支配を受けるのは面白くない.

そこで登場したのが明の軍人鄭成功で,赤崁樓を攻撃し倒したということだ.ただ残念なことに明王朝自体が清国にやられつつあり,そして滅ぼされた.


台南の街

台南の街

当たり前だが漢字の看板が多く台湾の街らしい.道路への張り出しは制限があるのか控え目ですね.

しかも漢字が簡体字ではなく繁体字なのがいい.


さてこれで次の高雄行きだ.

圓山大飯店

圓山大飯店

今日の宿泊は赤い外観の圓山大飯店だ.赤い塗料は漆であろうか?とてもきれいだ.澄清湖畔に建っている.


圓山大飯店は古くなった面もある

圓山大飯店は古くなった面もある

長い伝統ある圓山大飯店だけに内装が古くなったり,設備も最新でない面もあるようだ.


高雄の夜市

高雄の夜市

高雄といえばやはり夜市であろう.一般に南の国こそ自宅で調理することが少なくなるそうだ.高雄は(マレーシアとかと比べて)さほど南と云う訳ではないが,やはり外で食べるのがかなり一般的で好まれるようだ.


高雄の中興塔

高雄の中興塔

澄清湖の湖畔にある七重の塔.八角形で43mの高さという.内部に階段があるそうだが大変そうなので登らなかった.


澄清湖畔で養蜂

澄清湖畔で養蜂

澄清湖畔で養蜂を営んでいる業者さんがいる.巣箱からハニカムネットを取り出すと蜂がうじゃうじゃ出てくる.怖くないですか?


<h3>天后宮(てんごうぐう)</h3>

天后宮(てんごうぐう)

天后宮はアジア各地にある天上聖母媽祖が主神として祀られている寺院だ.日本でも媽祖を祀る寺院は幾つかあると聞く.

屋根上の複雑な三次元動物,レリーフの入った柱など,とても込み入ってますね.


墾丁公園ガランピ岬辺り

墾丁公園ガランピ岬辺り

ここは台湾最南端墾丁公園ガランピ岬辺り...かなと思うが違うかな.見えてる池は養殖池のようにも見えるし....


この後知本温泉へ行き一泊.翌朝台東を経て北上したのだが写真全くなかった.


北回帰線通過

北回帰線通過

北回帰線に至った.これを越えれば温帯気候のエリアかと何となく思ってきたものだが,近年の日本はまさに熱帯で固定観念は打ち破られた.


バナナ畑

バナナ畑

バナナ畑に立ち寄った.最近スーパーで台湾バナナはあまり見かけなくなったが,やはり高くなったからか.

バナナはよく食べる果物1位になったことが多いそうだ.バナナはビタミンやミネラル,食物繊維がバランスよく含まれており,貧血予防,熱中症予防,便秘予防などさまざまな効果が期待できるらしい.また色々な種糖を含み血糖値の上昇が緩やかになり脂肪溜め込みを防ぐとか.

私はリーズナブルプライス,食べるのが簡単,美味しい,だけでも十分だと思っているが.


タロコ峡谷燕子口

タロコ峡谷燕子口

燕子口(えんしこう)にやって来た.断崖をトラバースする掘削された道の上だ.ここで対岸を眺めていると直ぐそこに在る感じで,実際両側の間隔が約16mと,峡谷の幅が最も狭い地点になるという.

そしてここで対岸を望むと大理石の岩肌には水の浸食によってできたという無数の穴が開いており,イワツバメが毎年巣作り飛来するそうだ.垂直岩肌の穴なので外敵の侵入が避けられ安全なのであろう.


タロコ峡谷の大断崖

タロコ峡谷の大断崖

峡谷長さ20kmも続き,谷の深さが最大600mに達するという.600mという高さは八王子の高尾山と同じだが,それが勾配をもって落差があるというのではなく,ストンと垂直の壁で落ちているのだ.

峡谷両側は全て大理石で,大きな一枚岩となっているところもあるようだ.また谷の流れはエメラルドグリーンで美しい.

なおこの辺り一帯は大理石の大産地で,今夜泊まる花蓮は大理石製品の生産が盛んだ.


アミ族のダンス

アミ族のダンス

アミ(Amis)は台湾原住民のなかで一番多い(20万人以上)民族集団で, 居住地域は台湾の東部一帯,ここ花蓮県,バスで通ってきた台東県など広い範囲という.アミ族は米などの農業やブタなどの畜産,海岸部では漁業で生計を立てているそうだ.もちろん二次,三次産業の皆さんも居られよう.

アミ族には豊年祭,播種祭,捕魚祭,海祭といった祭りがあり,歌とダンスはアミ族の得意とするところだそうだ.そしてこうした芸を観光客に披露してくれているのだ.


花蓮の街

花蓮の街

花蓮では大理石工房など色々見たのだが写真が残ってなかった.そしてホテルに入り,夕食を頂く.部屋の丸窓を覗くと夕日に照らされた花蓮の街が見えた.右の塔は寺院であろうか.


台北に行く列車

台北に行く列車

花蓮からは列車で台北に行った.シートは普通に広く,途中東シナ海の眺めも楽しめた.

なお軌道は色々あったのだが,JR在来線と同じ1067mm,新幹線は1435mmを採用しているそうだ.


中正記念堂

中正記念堂

列車が台北に着くと色々回った.写真が残っていたのがこれ中正記念堂だ.975年4月5日に亡くなった中華民国(台湾)初代総統「蒋介石」の本名「蒋中正」に対する哀悼の意を込め建立されたという.高さ70mと巨大で,特徴的八角形の屋根は孫文が唱えた八徳「忠,孝,仁,愛,信.義.和、平」を表現しているそうだ.


中正記念堂の衛兵交代

中正記念堂の衛兵交代

記念堂内部には蒋介石の坐像が据えられ,かっこいい衛兵が微動だにせず,眉さえも動かさず守っている.だがそれは非常に大変で疲労する所作であり,一定時間ごとに交代する.

観光客にはこの交代劇が目当てとなり,多く集まってくる.


近くの天后宮

近くの天后宮

さて帰国日になった.ホテル近くを散歩していると装飾的な屋根を持つ寺院があった.これまでの経験からするとやはり媽祖を祀る天后宮ではなかろうか.

媽祖は航海や漁業の守護神なので海に囲まれた台湾の人々の信仰を集め易いのであろうか.


さてこうして台湾巡りの旅は慌ただしく終わった.楽しかった.


(2023/12/02記す)


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Rev.1.0:2023/12/02