トレッキングではともかく,街を廻る旅行でワインは大事で楽しみだ.以前旅小物(1)ナイフと題し,コルク抜き付きのビクトリノックス『ウェイター』が軽くて旅行に便利である旨記した.このナイフ付属のコルクスクリューは,よく家庭で用い重量のあるレバー式ではないので,かなり気合を入れないと抜けない.まあ,それでも力任せに引っ張り上げればなんとか抜ける場合が多い.ただ稀に私の腕力ではどうしてもコルクが抜けないときがある.
そんなとき,ワインを飲みたい一心で編み出したのが下図のように無理やりてこ式にして開ける方法だ.
『ウェイター』ナイフと木屋の『爪切り』でワインコルク栓を強引に開ける方法
つまりこの図のように,ワインボトルの口とナイフの間に,てこの枕を充てがい,ナイフ片端をてこ(レバー)の要領で持ち上げる.レバー比は4~5倍あるので,私の腕力でもかなり固いコルク栓が持ち上がり,開けることが可能だ.
さてここでてこの枕を何にするか?これまた以前旅小物(5)爪切りと題し書き留めた木屋の『爪切り黒(小サイズ)』が旅先で持ち歩いているので何とか使える.『爪切り黒(小サイズ)』はこの用途には若干小振りであるので,代わりに,も少し大きい金属片があればもっと使い易いかもしれない.ただプラスチック等では多分潰れてしまうので,金属片が無難と思われる.
再度くどく手順を示すと
----------- ついでに -----------
ワインはこれで何とかなった.話は変わり,ついでに『開かない』に関する不満をぶつけてみたい(誰に?).色々な袋類,例えばホテルのシャンプーや石鹸の小さな袋,バスバブルの袋,エアラインのピーナツ袋,ドレッシングなどの袋....これら日本の製品は指でぴり~っとわけもなく開く(破ける).だが外国のものはこの野郎!と踏ん張っても容易には開かないものがある.まあワインボトルと違って,イザとなればハサミでもナイフででも簡単に破けるので,目くじら立てることはないのかも知れない.でも,お風呂の途中などでは手は濡れているし,裸だし.....腹の立つことはしばしばだ(←修行が足りぬ).その点,日本製品は一般にしっかり切り込みがり,しかもその箇所が明示されていたり,手で破き易い材質の袋にしたり....と工夫しているのだな~と改めて感心する.
(2013/5/11記)
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