Minolta DiMAGE 7は2001年6月,当時のミノルタ(株)が売り出したデジカメだ.カメラの名門であったが,その2年後の2003年8月にコニカと経営統合し,コニカミノルタ(株)となり,そしてやがて2006年4月になるとカメラ事業をソニー(株)に売却し,同事業から撤退してしまった.そんな訳でクラシックカメラと呼ぶには全く格式に欠くが,まあ古いカメラではあろう.
このカメラの外観に独断的印象を書き加えると次のようになる.
Minolta DiMAGE 7の外観
このサイトの写真を振り返って見ると,2001年9月に出掛けたスカンジナビアの旅2001の旅行で使ったいるので,発売から直ぐに買ったようだった.確か十万円余りだったと思う.
下写真は,このスカンジナビア旅行で,ノルウェイの港街ベルゲン(Belgen)で撮った一枚.寒い土地だがさすが海洋国でクルーザーなど普通に接岸している.
DiMAGE 7で撮った写真(データ縮小済み)
オート撮影だがExifデータを見てみると
一応仕様的には
主に歩きながらオートISO,AF,自動露出(P),シングルショットです.
注目項目 | 内容 | 判定 | |
---|---|---|---|
ファインダーあり | EVF | ○ | |
起動が速い | 速い | ○ | |
手動ズーム | ズームリング | ○ | |
AFが速い | 一眼レフと比べ遅いが | ○ | |
オートISO | どのモードでも可だが上限400 | ○ | |
画像がきれい | 彩度が足りないか? | (○) | |
小型軽量 | 良好 | ○ | |
保持性,操作性 | ダイヤルでP,Tv,Av直接選べない | △ | |
バス旅行 | 広角撮影 | 可 | ○ |
高感度(室内や暗所撮影) | ノイズ多い | △ | |
ストロボ操作容易性 | 手動 | ○ | |
車窓から速度優先撮影容易 | 可 | ○ | |
トレック | 電池長持ち具合 | 不具合 | × |
互換電池あり | 単3 | ○ | |
防塵防滴,頑丈さ | 並 | △ | |
長時間露光(星空) | 難 | × | |
マクロ撮影 | ピント範囲が13~48cm限定だが | ○ |
RGB原色フィルタというが若干彩度が足りないような気がするが,解像度など色以外の画質は十分で,手動ズームレンズなど,操作性も最高だ.
ただやはり電源が不安定で,撮れるショット数が充電直後でも数十枚,場合によっては数枚のこともザラ.電源問題がいくらか改善かと期待し,1万円くらいでファームアップ(信じ難いが有料だった!!)したが変わらず,ガッカリ!
また私は各種単3(AA)Ni-MH充電池や,各社充電器を試し,出かけるときは,もち論複数セットの電池に,端子を磨く微細粒度のサンドペーパーやエタノールや綿棒を持ち歩いたものだ.それに時々Ni-MH充電池のメモリー効果をキャンセルするための強制放電作業とか,いや~疲れるし,いつ残り0になるか判らない不安に付きまとわれたものだ(実際肝腎な場面でのブラックアウトもあった).
ところでメインスイッチを入れるとき,”チャチャジャ~”のような音がするのは何でしょう?フォーカルプレーンシャッターのチャージとかではないだろうし....
(2014/2/19記)
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